コンタクトメールをクリックした先で見ていただくページは、一般的にはセールスページと呼ばれています。
ぼくたちは商品を販売するだけはなく、お客様と関係性がつながっていくという意味を込めてエンゲージページと呼んでいます。

1. エンゲージページを集める
今回のトレーニングでは、いろんな人のエンゲージページを集めます。
ただし、メールの時と同様、実際に自分が購入したものに限ります。
というのも、人は「いいな」と思うものと、実際に購入するものが違う場合があるからです。
エンゲージページの目的は、このページ自体で、全部完結することです。
このページを見ている人がすることは「購入ボタン・申し込みボタンを押す」だけで、それ以外のところには行かないようにするのが重要です。どこにもいかなくてもここで全部解決するように、必要な要素をすベて盛り込んでいきます。
エンゲージページを集めてから、次の質問に答えてください。
どんなエンゲージページが理想ですか?
前回(「目的以外のものは全部捨てる」くらいの心構えを持つ)お伝えしたコンタクトメールの構成と、今回お伝えするエンゲージページの構成についてマスターできたら、コピーライティングで売れる要素をほとんどマスターしたことになります。
★エンゲージページの構成
- ストーリー
- 問題提起
- 共感
- 解決方法
- ゴリヤクを伝える
- 商品説明
- 特典
- 最後のメッセージ
- 〔申し込みボタン〕
コンタクトメールの構成と重なる部分が多いことにお気づきかと思います。前回(「目的以外のものは全部捨てる」くらいの心構えを持つ)書いた文章をエンゲージページでも活用しましょう。
2. エンゲージページトレーニング

1.ストーリー
コンタクトメールでは「最近のできごと」でしたが、エンゲージページでは「なぜこの商品を売りたいか?」という自分自身のストーリーを書きます。
なぜこの商品を売りたいと思いましたか?
その答えを元にストーリーを書くと、書きやすくなります。
たとえば、ぼくがこの『ナチュラルコピーライティング講座』を売りたいと思った理由は、自分がコピーライティングをマスターしたら劇的に売り上げが向上したからです。(『ナチュラルコピーライティング講座』をオンライン講座として販売した時のエンゲージページには、そうしたことが書いてあります。)
2.問題提起
「世の中にはどんな問題がありますか?」という質問に答える前提条件は「あなたの商品で解決できること」です。
たとえば、ぼくが実際に耳にした「いいものを売っているのに伝え方が悪いために売れてない人が多い」「コピーライティングで悩んでいる人があまりにも多い」という問題がある、ということを書いていきます。
世の中にはどんな問題がありますか?
3.共感
「私もそうだったんだよね」というところを書くと、より安心して続きを読んでもらえます。
あなたの過去はどんな状態でしたか?
「私はこうなったよ」というゴリヤクも書くと、さらによくなります。
4.解決方法
「私もそうだったんだけど、解決できた」だからこそ、その商品を販売できているのですが、ここでは解決方法を詳しく説明する必要はありません。シンプルに書いてください。
たとえば、「8個の質問に答えるだけで」」「3ヶ月間あるトレーニングをするだけで」「こんなことを意識するだけで」というくらいの説明で構いません。
何をすれば解決できますか?
5.ゴリヤクを伝える
これを買うとどんなゴリヤクがあるか?できれば、5つ前後書いてみましょう。
たとえば、「これを買ってマスターすると集客が楽になります」「コピーを書くストレスがなくなります」「『 買ってください』と言わなくても、向こうから『売ってください』と言われるようになります」など、ゴリヤクを伝えていきいます。
買おうかどうか迷っている人が、「買った時にどんな状態になるか」が見えると購入しやすくなります。それをコピーでカバーする意味で、とても重要なパートです。
これを買うと、どんなゴリヤクがありますか?
6.商品説明
やってしまいがちなのが、ここで商品説明を(とても)詳しく書いてしまうことです。
ここまでの流れ(コンタクトメールからエンゲージページまで)は、ストーリーを追って感情で読んでいくので、左脳ではなく右脳を使っています。ここで左脳を使わせてしまうと、それまでの流れが一気にストップしてしまいます。商品の説明だけをずらっと書いてしまうと、感情(右脳)ではなく、考えて理解する左脳を使ってしまうことになり、購入まで至らなくなりがちです。
ですので、ここではシンプルに伝えていきましょう。たとえば「この商品では3つのものが手に入ります。1つ目はマインド、2つ目はトレーニング、3つ目はコミュニティです(1つ目はトレーニング、2つ目は◯◯◯で、3つ目はコミュニティです)」のように、自分の商品をシンプルに伝えられるようあらためて取り組んでみてください。
あなたの商品を一言で言うと何ですか?
7.特典
できれば、買ってもらう要素として付加価値・プラスα・特典をつけてあげるのがオススメです。
たとえば「後日、特典だけのレッスンをしますので、その時にマスターしてください」という感じです。
どんな特典をつけますか?
8.最後のメッセージ
「自分がなぜこれをやっているのか?」「なぜこれを売っているのか?」「なぜこれを提供したいのか?」を文章で書いていきます。あふれる想いを文章にするので、文脈がそれほど整っていなくても大丈夫です。大切なのは、そこに想いを乗せることです。
最後に伝えたいことは何ですか?
ここで重要なのは「買ってほしい」と言わないことです。「なぜ自分がこれをやっているのか?」ということだけ伝えます。
1から8までを書いた最後に、〔申し込みボタン〕を置いて、申し込みをしてもらいます。
エンゲージページから外に出られるのは、この〔申し込みボタン〕だけにしておきます。ほかのリンクなどは貼らないようにするのが大切です。
まずはこのナチュラルコピーライティングのベーシックな型通りに、エンゲージページを1つ書いてみてください。ただし、ここでは2つのものが足りていません。それについては、次回にお伝えします。
どんなエンゲージページが書けましたか?
このエンゲージページは1回では書けるようにならないので、何度も何度も書き直して、トレーニングしてください。何度も練習することで、確実に上達します。1度だけで諦めずに、何度もチャレンジしてください。このレッスンも、何度も読み返してトレーニングしてくださいね。
★ナチュラルコピーライティング
「第1章:マインドセット編」
- 力を抜いて覚悟を持つ「ナチュラル」なコピーライティング
- きれいごと以外の欲望を書き出す
- 自分で自分を満たすこと
- 与えることで循環する
- 『ラブレター』と『最悪なレター』
- 自分のこころの動き「何が不安なのか」を知る
- 相手のこころの不安を知る
- コピーライティングの基礎力をあげる3ヶ月レッスン
- コピーライティングの「マインドセット編」
「第2章:トレーニング編」
- 書く力を身につける「コピーライティングとは?」
- 目指したい人を見極める
- ライティングの「誰」という重要なキーワード
- 商品を「買いたい」と思ってもらうには?
- お客様が知っている「別のところ」を知る
- こころに響くキャッチコピーを作るには?
- 今までやらなかったことにチャレンジしてみる
- 「書く力」を確実に上げる方法
上記の魔法の質問に答えてみる