
1. 「動く」と収入が増える理由
「移動することで収入が増える」。
一見、不思議な法則に思えるかもしれませんが、これには明確な理由があります。移動とは単に場所を変えることではなく、新しい環境に身を置き、これまでになかった可能性を開く行為です。
たとえば、新しい場所で出会う人々や文化は、自分の価値観やスキルをアップデートするきっかけになります。その中で、自然と「この人と一緒に何かをやりたい」という思いが芽生えたり、「ここで新しいプロジェクトができそうだ」というアイデアが生まれたりするのです。
それが収入や機会の増加につながるのは、「動く」ことで流れが生まれるからに他なりません。
2. 拠点を増やすことで得られる自由
固定された一つの場所にとどまると、そこから生じる「安心感」と引き換えに「選択肢」が失われがちです。
新しい居場所をつくることで得られるのは、「選択肢の幅広さ」と「心の自由」。この2つが揃うと、人生の可能性が驚くほど広がります。
例えば、都会と自然に囲まれた地方の両方を拠点にすることで、どちらの良さも取り入れることができます。都会の効率性や刺激的な人脈と、地方のゆったりとした暮らしの中で得られるクリエイティビティ。そのどちらも体験できるのが、多拠点生活の魅力です。
3. 「移動」は、最強のリセットボタン

日常に疲れを感じたり、停滞感に陥ったりしたとき、場所を変えることは人生をリセットする最強の方法です。
移動すると、普段見えていなかったものが見え始めます。
たとえば、慣れ親しんだカフェでは何も浮かばなかったアイデアが、旅先の海辺のカフェで突然ひらめくことがあります。それは、場所が変わることで心も環境もフレッシュな状態になり、新しい発想をしやすくなるからです。
4. 「居場所」は一つである必要はない
「居場所は一つであるべき」という固定観念は、過去のものです。
現代では、テクノロジーや働き方の多様化により、どこにいても仕事ができ、どこにいても仲間とつながれる時代になっています。
私たちは、「自分が心地よい」と感じる場所をいくつも持つことができるのです。例えば、平日は都会で仕事をして、週末は自然豊かなセカンドハウスでリラックスする。あるいは、数カ月ごとに異なる国や都市を拠点に移動しながら生活する。
そんな自由なライフスタイルが、これからの生き方のスタンダードになりつつあります。
5. まずは、小さな移動から始めよう

多拠点生活と聞くと、ハードルが高いと感じるかもしれません。
しかし、最初から大きな変化を求める必要はありません。まずは、小さな移動を生活に取り入れてみることをおすすめします。
- 自宅以外の場所で数日間過ごしてみる。
- 月に一度、異なる都市を訪れてみる。
- 新しい場所でのコミュニティ活動に参加してみる。
こうした小さな一歩が、やがて大きな変化を生むきっかけになります。そしてその先に、「自分にとって本当に心地よい場所」を見つけることができるのです。
6. 動くことで見つかる人生の豊かさ

人生の質を変えたければ、まず「動いてみる」。
これが最もシンプルで効果的な方法です。新しい居場所をつくることは、人生を再発見し、より豊かに生きるための大切なステップ。あなたも、軽やかに動き始めてみませんか?
その一歩が、驚くような未来を連れてくるかもしれません。
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