「僕らは、最初からサステナビリティな活動を意識していたわけではありません。自分らしいビジネスや生き方を大切にした結果、環境を重視した持続可能な活動が生まれました」
そう話すのは、質問家のマツダミヒロさん。
年間300日ほどを海外で過ごし、コロナ禍になってからは沖縄を拠点に国内を周り年間300日ほど家に“いない”ライフスタイルを送り、仕事もプロジェクトベースでマーケティング・デザイン・カスタマーサポート担当などの役割をチームで分担しながら動かしています。
今回は、そんなマツダミヒロさんのサステナビリティ活動に取り組む背景や今後のビジョンなどをでご紹介します。
▼詳しくは「魔法の質問サステナビリティレポート」をどうぞ。
海外の影響で、意識が変化
「オーストラリアのバイロンベイのカフェでは竹で作られたバンブーカップが普通に使われていて、初めて見た時は『これ、本当に竹でできているの?』と思うと同時に、こういうのがあるんだと知り興味を持ちました」
また、海外に行くと街のネオンが少ないことに気づきます。日本はネオン看板がたくさんあり、無駄な電気代もかかります。ミヒロさんは、夜は部屋の電気を消してオリジナルで作ったアロマソイキャンドルに火を灯してヒュッゲタイムを取り入れています。電気代を節約するという意味で環境に優しいというのもありますが、体や心に優しいと思って続けていているそうです。本来、夜は明るくなくていいのです。
他にも、プラスチック製の食品ラップのナチュラルな代替え品として、再利用可能なHoneywrap (ハニーラップ)。知識ではあることを知っていても、実際に海外で使っているのを見たり経験したことで、これだったら既存のプラスチックラップは使わなくていいと思えたそうです。
サステナビリティを取り入れたものづくり
何か新しいものを作る時、まずは環境に配慮したものや環境に良い素材を取り入れられないかを検討してみて、納期・価格・デザイン性が満足いくかという兼ね合いもみながら進めていくことを意識するようになりました。
しかし、同時に課題も。
「僕たちがこれいいねと思っても、当時はそれを作ってくれる人がいなかったのです。今は環境意識が高く、技術もセンスも併せ持ったメンバーが加わったことで実現できるようになりました」
その第一弾が、エコボトル。これは、自分たちで持ち歩く用でもあるのですが、以前は講座の時に飲み物を紙コップで出していて、毎回大量のゴミを出していたことから「ゴミとして無駄になるし、もったいないよね」という声がスタッフからあがっていたことから取り入れました。
また、以前までは講座で使うテキストカバーは牛の革でしたが、それを革に近い見た目と風合いを出せる素材であるウォッシャブルペーパー(※4)に移行したり、同じく革で作っていたものを環境に配慮されて作られているタイベック(※5)という素材に切り替えたりと、少しずつ変化を取り入れていきました。
環境のことを少しでも意識する人を増やしたい
「僕たちが作るものも、いずれはゴミになると思います。でも、土に還らないものを選んだり、作ったりするのはゼロにしていきたい。循環できるような素材に全て変えていきたいという想いがあるからです。
この記事を読んでいる皆さんにとっても、普段の生活にサステナビリティな活動を取り入れるヒントになっていれば嬉しいです。始めるきっかけは何でも良くて、可愛いいから、かっこいいから、素敵だからでもいい。環境のことを意識する人が1人でも増えるといいですね」
▼詳しくは「魔法の質問サステナビリティレポート」をどうぞ。
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