• Skip to primary navigation
  • Skip to content
  • Skip to primary sidebar
  • Skip to footer
  • 自分探しトラベルとは
  • 今週の人気記事TOP10
  • ライフトラベラーとは
  • 魔法の質問とは
  • インタビュー
  • テーマ別に記事を探してみよう

自分探しトラベル

まだ見ぬ自分を知るための旅

  • ピックアップ記事
  • 自分探し
  • 恋愛
  • お金
  • 仕事
  • 子育て
  • ライフスタイル
  • スピリチュアル
  • 旅

ライフスタイル

パリで、思いがけない撮影。写真は「その人の中の世界」を映し出す

2026年7月9日

「取られました」
「何に取られたんですか?」
「カメラに撮られました」

そんなやりとりから始まった今回の話。

ぼくらのプロフィール写真をいつも撮ってくれている写真家のJo Moriyama(ジョー)さんが、わざわざパリまで来てくれて、思いがけず撮影の一日になった。

出典:ポッドキャスト「ライフトラベラーカフェ」
cafe.240 パリで撮影
▶ エピソード全文・音声はこちら → Listenで聴く

1. パリに、写真家がやってきた

もともと撮影する予定はなかった。
でも「2人は運命共同体なんだから、一緒に撮らなきゃダメ」と怒られて、ぼくとWAKANAは並んでカメラの前に立つことになった。

考えてみたら、プロフィール写真を撮ってから何年も経っている。

発信していることも、体現していることも、少しずつ変わってきているのに、写真だけが昔のまま。自分ではあんまり気づかないけれど、「そろそろ変えた方がいいよ」というタイミングだったのかもしれない。

魔法の質問
あなたの中で「そろそろ変えどき」を迎えているものは何?

2. 「人」ではなく、その人の中の世界を撮る

WAKANAは、写真に撮られるのが今も苦手。
緊張してしまったり、心がキュッと閉じてしまったりする。

今回も「カメラ目線で」と言われた瞬間は、やっぱり固くなった。

それでも、それ以外の時間は驚くほど自然体で、ただそこにいる感覚でいられたという。
「ジョーさんは、私を撮るというより、私の中の世界の一部を撮るみたいな感覚で撮ってくれてるから」
WAKANAはそう表現していた。

表面的な顔や横顔を切り取るんじゃなくて、その人の中にある世界を映し出す。
だから撮られる側も、構えなくていい。

写真の苦手なWAKANAが自然体でいられたのは、きっとそういうことなんだと思う。

魔法の質問
あなたが自然体でいられるのは、誰と一緒にいる時?

3. 自分の道だけでは、見えない景色がある

ぼくが面白かったのは、ジョーさんにしか見えない景色があるということ。
「え、こんなところで撮るの?」という、思いもしなかった場所を次々に見つけていく。

カメラを通すと、そこが一枚の世界になる。場所を見つける天才だ。

自分たちには普段見えていない世界が、ジョーさんには見えている。
その様子がかっこよくもあった。

普段は穏やかなのに、撮影が始まるとカッとエネルギーが上がって、集中力とパッションのままに体が動く。車がいっぱい来ている道路に何度も飛び出して、ひかれそうになりながらシャッターを切る。

自分で自分の道を極めても、見えるのは自分の道だけ。
違う道を極めた人と接すると、全然見えなかった通りや景色が見えてくる。

そうやって世界は広がっていく。今回の撮影は、まさに「違う世界を見せてもらう時間」だった。

魔法の質問
最近、自分とは違う道を歩く人から、どんな世界を見せてもらった?

4. 出会いが、人の仕事まで変えていく

ジョーさんはもともと、芸能人を撮ることが仕事だった。
パリに何年も住んで、ファッションモデルの撮影もしていた。

そんなジョーさんが「一般の人」を撮るようになったきっかけは、ぼくらとの出会いだったという。そこに面白さがあることに気づいて、今のスタイルになった。

突然の出会いから始まったご縁が、ずっと続いて、お互いの世界を変えている。
不思議で、ありがたいことだ。

ちなみにワールドカップの話から「サッカー選手で誰か撮ったことあるの?」と聞いたら、答えは内田選手。
ドイツでプレーしていた頃、ファッション雑誌の特集でドイツまで行って撮影したのだとか。

WAKANAが唯一好きだったサッカー選手が内田選手で、「同じ人に撮ってもらった」とうれしそうだった。

魔法の質問
あなたとの出会いが、誰かの転機になったことはある?

5. 撮られることは、知らない自分に出会うこと

写真を撮られるのが苦手な人は、きっとたくさんいる。
ハードルが高かったり、自分に自信がなかったり。「今は人生でいちばん体重がある時だから絶対撮らない」と言っていた友人もいた。その気持ちも、よくわかる。

でも、本当の今の自分を撮ってもらうと、表面的なものじゃないところ——その人の本質にある良さや、雰囲気や、世界観——が写真の中に表現されていく。

自分では知らなかった輝きに出会える。
知らない自分を知れて、自分の魅力を知れて、自分の世界観に気づける。撮られることは、そういう時間になる。

ジョーさんは、ベルギー生まれの写真家。
パリや東京を拠点に、国内外の俳優やアーティストをたくさん撮ってきた人で、表情の研究家でもある。その人を深く理解して、いちばんの魅力を引き出して撮る——この日ぼくらが体験したのは、まさにそれだった。
▶ Jo Moriyama オフィシャルサイト/Instagram(@jomoriyama)

そのジョーさん、11月のしつもんカンファレンスにも来てくれる。
今はパリで撮影会をやっていて、日本からわざわざ参加者が来ているほどのファンの多さ。

話を聞いてみたい人も、撮ってもらいたい人も、ぜひ会いに来てほしい。本当に素敵な人だから。

魔法の質問
写真に撮ってもらうとしたら、どんな「あなたの世界」を映してほしい?

Filed Under: ライフスタイル, 旅 Tagged With: 自然体, 世界観, パリ, 撮影, 写真, ご縁, ライフトラベラー

ソフトクリームで仕事はうまくいく。緩んだ自分が、いちばんいいものを渡せる

2026年7月2日

「ソフトクリーム食べると、お腹から声が出るんだよ」

沖縄から戻ってきたWAKANAと、ソフトクリームの話で盛り上がっていた。
WAKANAは仕事中、必ずどこかでソフトクリームを食べる。それも昔からのルーティンで、もはや「仕事の置き手」と呼べるレベル。

でもそのソフトクリームには、ただの甘いものを超えた意味があるらしい。

出典:ポッドキャスト「ライフトラベラーカフェ」
cafe.239 ソフトクリームで仕事はうまくいく
▶ エピソード全文・音声はこちら → Listenで聴く

1. 道の駅で育った「ソフトクリームキャリア」

WAKANAの好きな味は、迷いなくバニラ。
「セッション中に必ずソフトクリームを食べる」というのは、独立してすぐの頃から続いている習慣で、もう人生の置き手のひとつになっている。

「ちっちゃい頃ってどこで食べてたの?」と聞くと、答えは「道の駅」。
週末になると、両親とおじとおばと5人で、毎週ドライブに出かけていたらしい。道の駅を何件も回って食べ歩きをして、山の中を走って、風を浴びて、帰ってくる。それでだいたい元気になれる、そんな子ども時代。

一方ぼくは、子どもの頃ソフトクリームをほとんど食べたことがなかった。両親が寿司屋で土日は出かけられず、家の近所にもソフトクリームを売っている場所がなかった時代。
「ソフトクリーム、もう高級品じゃないけど、めったに食べられないものっていうイメージで大人になったから」。

同じ夫婦でも、ソフトクリームとの距離が全然違う。
「キャリアが違うね」とお互い大笑いしていた。

魔法の質問
子どもの頃から、あなたの生活にずっと一緒にあるものは何?

2. バニラのソフトクリームは、クリーニングのアイテム

WAKANAがバニラにこだわるのには、もうひとつ理由がある。20代か30代の頃、ホ・オ・ポノポノについて聞いた時に「バニラアイスクリームを食べるとクリーニングになる」と教わったのだそうだ。

それ以来、仕事中に「あ、食べたい」と思う瞬間がやってきたら、自分を整えるためのサインとして受け取るようになった。

普段の休みの日に欲しくなるわけではない。
仕事の最中、特に1日かけてセッションをしているような時に、ふっと「いま食べておきたい」と感覚が動く。だいたいその日の中盤くらい。
食べると、自分が元気になるのはもちろんだけれど、不思議なことに、その後の時間でお客さんたちまで、はーっと緩んでいくのだという。

「その後がもう、すごいね。みんなどんどん入ってくる」
仕事の質を上げるアイテムとしての、バニラのソフトクリーム。ふざけているようで、本人はいたって真面目だ。

魔法の質問
あなたを整えてくれる、いつもの「アイテム」は何?

3. 全員でソフトクリームを食べる、という仕事の時間

昨日は、全国各地に住んでいる仲間たちが集まって、10人ほどでひとつの場所で仕事をしていた。
ランチを食べたあと、「やっぱり休憩が必要だよね」「デザートが必要だね」と空気が流れて、WAKANAの中に「これはソフトクリームだ」というキャッチがやってきた。

近くにはブルーシールアイスもあったし、四つ葉のソフトクリームもあった。
でも「どっちがいい?」と聞いたら、全員1秒で「ソフトクリーム」。
ソフトクリームが、いかに人々に必要とされているか、という話で盛り上がっていた。

しかもそのタイミングで、ゲストとして来てくれていた方々の集合時間が重なった。
迎えに行ったメンバーが、出会いがしらにやった「最初の仕事」が、一緒にソフトクリームを食べること。

「これはとても素晴らしいことだね」と、大真面目に言った。

魔法の質問
あなたのチームが、全員でやってみたい「ささやかな時間」は何?

4. 緩んだ自分のほうが、いいものを渡せる

「なんで大事なの?」と聞くと、WAKANAの答えは即決だった。
「いい気分になるから」。

そして、いい気分になっていれば、自分の能力は自然と出る。
仕事というのは、自分が持っているものを、誰かに渡していくことだから。
渡すなら、いい気分のままで渡せるほうがいい。それが何より大事。

その日、いつもは少し声の小さい仲間が、ソフトクリームを食べたあたりから、お腹から声が出始めたという。
隣にいた人が「その声で録音した方がいいよ」と笑っていたほど。

ソフトクリームひとつで、人の声まで変わる。
普段わたしたちは、何かをしようとするとき、無意識にキュッと緊張している。緩むと、出るものが出てくる。

来てくださったゲストの方々も、最初はとても緊張した面持ちだったけれど、ソフトクリームをみんなと食べながらおしゃべりしているうちに、自然とほどけていったらしい。

「次のお仕事は少し遅れちゃったかもしれないけど、その仕事にとっても、相手にとっても、すごくよかった」
ソフトクリームのバイブスは、人を幸せにする。

魔法の質問
あなたが緊張をほどいて、本来の力を出すために、どんな時間を持つ?

5. 「自分が緩むアイテム」を、ひとつ見つけてみる

もちろん、それがソフトクリームじゃなくてもいい。
その人にとって、ちょっと自分に帰れるもの。緩めるもの。ほっとできるもの。少し幸せな気持ちになれるもの。

そういう「自分を解放するアイテム」を、暮らしのなかにひとつ持っていると、仕事も人間関係も、自然と回っていくのかもしれない。

幸せになって、緩む。
シンプルだけれど、案外わたしたちはそれを「サボり」みたいに扱って、後回しにしがちだ。
でも本当は、それこそが仕事の質を底上げしてくれる、ちゃんとした時間だったりする。

魔法の質問
今週、あなたが意識して「緩む時間」を持つとしたら、何を選ぶ?

今日のおすすめは、近所のコンビニでも、お気に入りのカフェでも、ソフトクリームを片手にちょっと外に出てみる時間。
緩んだ自分のほうが、きっと、いちばんいいものを誰かに渡せるから。

Filed Under: ライフスタイル, 旅 Tagged With: ライフトラベラー, チーム, ソフトクリーム, バニラ, 緩む, 解放, 仕事

気温プラス15度のパリへ戻る。気候変動の時代に、人間が合わせるという暮らし方

2026年6月25日

「人間が合わせていけばいい」

2ヶ月の日本滞在も、いよいよ終盤。
残り1週間、と数えるようになって、自然と思い出すのは、山菜料理人さんから聞いた山の話だった。

温暖化で山がどんどん変わってきていて、頂上まで行かないと山菜が採れない。だから夜中の3時に起きて、9時間かけて毎日山を登るのだという。

その話を、淡々と、当たり前のように話していた姿。
そして、そろそろ戻るパリは、平均気温が例年プラス15度。エアコンのない暮らしの常識が、もう揺らぎはじめている。

出典:ポッドキャスト「ライフトラベラーカフェ」
cafe.238 人間があわせる
▶ エピソード全文・音声はこちら → Listenで聴く

1. 怒涛の2ヶ月、それでも「味わいたい」と思える日々

東京から始まって、山形、軽井沢、箱根、伊豆、沖縄、そしてまた山形。
気がつけば、ノンストップの2ヶ月だった。

わたしが「休めますかね」とつぶやくと、ミヒロくんは「無理でしょうね」と返す。
それくらいの密度。

それでもWAKANAが大切にしたい、と言葉にしていたのは「ただこなすんじゃなくて、味わいたい」という感覚だった。

暮らしも、予定も、仕事も、会食も。今この瞬間を、ちゃんと味わえる自分でいたい。
忙しさの渦中にいるからこそ、その姿勢が、毎日の体験のひとつひとつに静かな色をつけていく。

魔法の質問
いまのあなたが、「ただこなす」のをやめて味わいたいことは何?

2. 山形の集い、遠くから聞こえる笑い声の幸せ

今回の日本滞在のなかでも、山形で過ごした時間は格別だった。
友人のシェフたち、その家族、子どもたち。みんなで集まって食卓を囲むと、もうシェフを超えて、ファミリーのような時間になっていく。

そのなかでWAKANAがにんまりしていた瞬間がある、と話してくれた。
「ちょっと席を離れたときにね、遠くからみんなの笑い声が聞こえてくるの。あれがすごく好き」

その場にいることもいちばん幸せ。でも、少し離れたところから、大切な人たちの笑い声を聞ける時間に、平和そのものを感じるのだという。

地球に住んでいる、と言いはじめて13年。家族のような仲間が、地球のあちこちにいる。
その響き合いが、自分のいまの暮らしを支えていることを、改めて思い出した日だった。

魔法の質問
あなたが「遠くから聞こえてきたら嬉しい」笑い声は、誰のもの?

3. 2秒の動画が、暮らしに色を灯す

最近、WAKANAが少しだけ始めたものがある。
2秒の動画を毎日撮る「セットログ」。家族で共有できる、小さな映像の積み重ね。

写真だと「撮らなきゃ」と身構えるけれど、2秒の動画は気軽に撮れて、ちょっと動いているだけで、その瞬間の生きている感じが残るのがいいらしい。

「空間に命が灯る、色が灯る感じがする」
その言葉が印象的だった。

毎日のなかで、なにかを「味わう」ということと、こんな小さな映像を残すことは、実はとてもよく似ている。
長く立派なものでなくていい。ほんの少しの動きを、いまここに、残しておく。
それだけで、過ぎていく時間の色が、ちょっと違って見えてくる。

魔法の質問
今日の2秒を切り取るとしたら、どの瞬間を残したい?

4. 気候変動の時代、人間が合わせていく

そしてもうすぐ戻るパリの夏は、ニュースを見るたびに息をのむ。
例年プラス15度、37度を超える日々。エアコンを設置できない家が多いパリでは、600ユーロほどのポータブルクーラーがどの家電屋でも品切れ寸前だという。
ヨーロッパ全域の平均気温が、もう静かに書き換わってしまっている。

そんな話をしていたら、出羽屋の山菜料理人さんの言葉が浮かんできた。
温暖化で天候が変わり、山菜や生き物が以前のように採れなくなってきている。だから、頂上まで行かないと採れない。夜中の3時に起きて、9時間かけて山に登る。そのために、いま膝を鍛えている。

淡々と「人間が合わせていけばいい」と話していた、その姿。
嘆くでもなく、敵にするでもなく、自分の足腰と仕事のあり方を、少しずつ作り直していく構え方。

気候は、もう「いつもの夏」を返してはくれないかもしれない。
そのとき、わたしたちにできることのひとつは、文句を言うことよりも、暮らしの形を少しずつ整えていくことなのかもしれない。

パリでの夏のすごし方も、家のなかの過ごし方も、出かける時間帯も、食べるものも。
「人間が合わせていく」という言葉を、今年の夏のお守りにしたい。

魔法の質問
変えられない環境の変化に、あなたが合わせていけることは何?

まとめ

怒涛の2ヶ月のなかで残った景色は、山形で聞こえてきた家族のような笑い声と、2秒の動画に灯る暮らしの色と、淡々と「人間が合わせる」と話していた山菜料理人の姿だった。

世界はどんどん変わっていく。気候も、街も、自分の体力も。
そのなかで、何を恨むか、何を諦めるかではなく、どう合わせていくか。
その問いを持って暮らすこと自体が、これからの旅人としての一歩なのかもしれない。

味わいたい今を、味わいながら。
暮らしの形を、少しずつ整えながら。

今年の夏、あなたはどんな自分で過ごしてみたいだろう。

Filed Under: ライフスタイル, 旅 Tagged With: ライフトラベラー, 暮らし, 山形, パリ, 気候変動, 体験を味わう

沖縄のハンバーガーが、いま面白い。重くないのに満たされる「日本人にしか作れない味」

2026年6月18日

「沖縄って、こんなにハンバーガー屋さんあったっけ?」
8ヶ月ぶりに帰ってきた沖縄で、ふたりして驚いたことのひとつが、これだった。

それも、昔ながらのファストフードじゃない。
1個2000円ほどの、素材にも発想にもこだわった、新しいスタイルのハンバーガー。

実際に食べてみたら、値段よりも驚いたのは「食べたあとの軽やかさ」だった。
ハンバーガーひとつから、日本の食文化と、体の声の話になった。

出典:ポッドキャスト「ライフトラベラーカフェ」
cafe.237 沖縄で流行っているもの
▶ エピソード全文・音声はこちら → Listenで聴く

1. 生まれて初めて、爽やかな気持ちで食べたハンバーガー

この日わたしが食べたのは、レモンバジルチーズハンバーガー。
レモン風味のソースじゃない。皮ごと漬けたレモンが薄切りでたっぷり挟まっていて、ひと口ごとに鮮烈なレモンの香りが広がる。

ハンバーガーをこんなに爽やかな気持ちで食べたのは、生まれて初めてだった。

一緒に行った友達が選んだのは、アボカドバーガー。ただのアボカドにはせず、たくわんと、味噌とゴマのソースが合わせてある。今の季節にしか出会えない、シーズナルメニュー。そんな独創的なお店が、いま沖縄のあちこちに生まれている。

魔法の質問
最近、「生まれて初めて」の感覚に出会ったのはいつ?

2. 「安い食べ物」が「料理」に変わった瞬間

そういえば、と思い出話になった。
子どもの頃のハンバーガーは、「安くて、楽しみなもの」だった。

ミヒロくんの中でそれが「ちゃんとした料理」に変わったのは、初めてロサンゼルスに行ったとき。
オレンジカウンティのホテルのレストランで出てきたハンバーガーは、紛れもなく「お食事」で、その衝撃はいまも忘れられないらしい。

同じ食べ物でも、出会い方が変わると、まったく別のものになる。長年あたりまえだと思っていたイメージが、旅のひと皿でガラッと塗り替えられる。

そして今度は、日本のハンバーガーが、わたしたちのイメージを塗り替えようとしている。

魔法の質問
あなたの中で、イメージがガラッと変わった体験は何?

3. 重くないのに、満たされる。日本人にしか作れない味

海外で働く料理人さんから、こんな話を聞いたことがある。
「日本人は、世界でいちばん胃腸が弱い」
日本食が優しい味わいで、ほんのり甘みがあるのも、そう聞くと納得がいく。

海外のハンバーガーは、美味しいけれどソースが濃くて、お肉もがっつり。どうしてもヘビーになる。
でも、いま日本で生まれているハンバーガーは違う。

ボリュームも、ときめきもちゃんとあるのに、驚くほど軽い。
名古屋で食べた、アジフライにチェダーチーズと大葉を合わせたハンバーガーもそうだった。

アジフライのハンバーガーなんて、海外ではまず出会えない。
胃腸が弱いという「弱さ」があるからこそ生まれる、繊細さと調和。これは日本人にしか作れない味だと、ふたりで顔を見合わせた。

魔法の質問
あなたの「弱さ」から生まれた工夫は、何?

4. 苦いゴーヤが欲しくなるのは、体からのサイン

爽やかなハンバーガーの話をしていたら、もうひとつ、今回の沖縄で心に残っている味を思い出した。
ゴーヤチャンプルー。それも、しっかり苦いゴーヤの。

この季節は、苦いものが不思議と美味しい。

忙しい日が続くと、気が上がりやすくなって、エネルギーもたくさん使う。
そんなとき、苦みのある緑の野菜を食べると、すっと落ち着く。

「苦いものが食べたい」は、気候のせいだけじゃなくて、体が自分を整えようとしているサインなのかもしれない。
連日ノンストップで動いていても、体はちゃんと、いま必要なものを教えてくれている。

魔法の質問
いま、あなたの体は何を求めている?

まとめ

ハンバーガーひとつにも、独創的なアイデアと、日本人ならではの繊細な調和が詰まっている。
沖縄のカフェで流行りはじめた竹炭のブラックラテも、どの街でも出会う丁寧なラテアートも、きっと同じ。

「日本ってすごいな」と感じる景色は、日常のすぐそばにある。

そして、何を食べたいかは、体が教えてくれる。
爽やかなものにときめく日も、苦いものが沁みる日も、それはいまの自分を映す鏡。

今日のあなたは、何を食べたい気分だろう。
その答えの中に、いまのあなたに必要なものが隠れているかもしれない。

Filed Under: ライフスタイル, 旅 Tagged With: ライフトラベラー, 沖縄, 暮らし, 体の声, 食文化, ハンバーガー

インスピレーションは、どこから来るのか。住む場所まで「ポンと」決まる感覚の正体

2026年6月11日

「WAKANAさんは、住む場所をインスピレーションで決めているんですよね。そのインスピレーションって、どうやって生まれてくるんですか?」

講演会のあとの食事会で、必ずと言っていいほど聞かれる質問がある。
いつもは短くしか答えられないこの問いを、8ヶ月ぶりに帰ってきた沖縄で、ミヒロくんとゆっくり辿ってみた。

考えてみたら、この沖縄こそ、わたしが「ポンと」決めた場所だった。

出典:ポッドキャスト「ライフトラベラーカフェ」
cafe.236 インスピレーションはどこから来るか
▶ エピソード全文・音声はこちら → Listenで聴く

1. 「帰ってきた」が、こんなに早い場所

8ヶ月も離れていたのに、空港から家までの帰り道で、もう「繋がった」と感じた。
行く先々で「お帰りなさい」と迎えてもらえて、みんなの元気な顔が見られる毎日。気づけば、過去5年でいちばん長く過ごした場所が、沖縄になっていた。

家に着くと、庭の木が見違えるほど大きくなっていた。
土の下がすぐ岩盤だから「育たないかもしれない」と心配していた小さなガジュマルが、いまではまるで森のよう。

植えた頃の可愛らしい面影もないほど、たくましい。
離れていた間も、ちゃんと育っている。この土地の生命力に、帰ってくるたび力をもらう。

こんなに早く「帰ってきた」と感じられる場所を、わたしは理屈で選んだわけじゃなかった。

魔法の質問
あなたが「帰ってきた」と、すぐに馴染める場所はどこ?

2. 新しい場所より、仲間とのルーティンが好き

沖縄での楽しみは、新しい何かをすることじゃない。海が綺麗に見える場所へ行って、仲間たちと抹茶パフェを食べる。

昨日も8人で行ってきた、住んでいた頃から続く恒例の時間。

パフェそのものも好きだけれど、本当に好きなのは、みんながホクホクと頬張りながらおしゃべりしている、あの光景のほう。新しい場所を開拓するより、心がほどける「いつもの」を、大切な人と重ねていく。

わたしの「住みたい場所」は、いつも、こういう時間の延長線上にある。

魔法の質問
大切な人と繰り返したい「いつもの時間」は、何?

3. インスピレーションは「ポンと」湧き上がってくる

それで、冒頭の質問。
「インスピレーションって、どうやって生まれてくるんですか?」

意識って、わたしたち全体のほんの数パーセントしかない。
ほとんどの部分は、無意識という見えない領域で動いている。

だから意識の上では、本当に「ポンと」なの。
空から降ってくるんじゃなくて、体の中で静かに育ったものが、氷山の一角みたいに意識へ浮かび上がってくる。

言葉やイメージになって、内側から湧き上がってくる感覚。それが、わたしのインスピレーション。

魔法の質問
あなたの中から「ポンと」湧き上がってくるものに、最近気づいた?

4. 「ポンと」の前に、ずっとしていること

じゃあ、何もしていないのに突然やってくるのかというと、そうじゃない。

どんな自分で生きたいか。何を大切にしたいか。誰と、どんな繋がりの中にいたいか。
「いまの自分にとって何が最善なのか」を、日々ずっと感じ続けている。

感じたことを大切にして、磨いて、少し熟成させる。
そうしていると、時が満ちたとき、それがインスピレーションになってポンと出てくる。

突然のひらめきに見えるものの手前には、感じ続ける長い時間がある。
沖縄も、きっとそうやって「ポンと」現れた場所だった。

魔法の質問
いま、あなたが「感じたまま」大切に温めていることは何?

5. 数パーセント以外の場所で、生きてみる

以前、ミヒワカプライベートサロンのメンバーにこんな質問をしたことがある。
「なんで、いまの場所に住んでいるの?——『前から住んでいたから』は無しで」

この問いをきっかけに、実際に引っ越しをした人が何人もいた。

「私はなんで、いまここに住んでいるんだろう」
その答えが出てこないとき、はじめて、本当に身を置きたい場所が見えてくる。

意識というほんの数パーセントの外側が少しでも動き出すと、必死に現実を変えようと頑張らなくても、人生は自然と大きく動いていく。
インスピレーションで生きるって、自分の中の見えない大きな部分を信頼する、ということなのだと思う。

魔法の質問
「前からそうだから」を外したら、あなたは今どこで、どう生きたい?

まとめ

インスピレーションは、どこか遠くから降ってくる特別な才能じゃない。
いまの自分にとっての最善を感じ続けて、磨いて、熟成させた先に、誰の中からでもポンと湧き上がってくるもの。

「帰ってきた」とすぐに感じられるこの沖縄も、その積み重ねが連れてきてくれた場所。

住む場所も、出会いも、次の一歩も。
頑張って変えようとするより、内側の声を信頼して、少しだけ委ねてみる。

すると、人生のほうが自然に動き出す。
あなたなら、「前からそうだから」を手放したとき、どこに住みたいと感じるだろう。

Filed Under: ライフスタイル, 旅 Tagged With: 沖縄, インスピレーション, 住む場所, 自分軸, 無意識, ライフトラベラー, 直感

「好きなところは、全部」即答できる関係は、どうやって育つのか

2026年6月4日

福岡で開かれた出版講演会のあと、ささやかな食事会があった。
その席で、ある方がミヒロくんにこう尋ねたらしい。

「奥さんの、好きなところはどこですか?」

あらためて言葉にしようとすると、するりと逃げていく。
でも、その質問への答えは、ミヒロくんの中ではもう決まっていた。

箱根の夜、その「答え合わせ」をする、という夫婦の会話。

出典:ポッドキャスト「ライフトラベラーカフェ」
cafe.235 お互いのどこが好き?
▶ エピソード全文・音声はこちら → Listenで聴く

1. 「特に、聞きたいことはない」という安心

そもそも、この回のテーマは「お互いに質問してみたいことを聞いてみる」だった。
でも、わたしの答えはこうだった。

「特にない」

冷たく聞こえるかもしれないけれど、そうじゃない。
普段から、聞きたいことはそのとき聞いている。
気になることを溜めずに、その場で渡し合っているから、あらためて「質問」として残っているものがない。

聞きたいことがない、というのは、ちゃんと聞けている、ということでもあるんだよね。

魔法の質問
あなたが大切な人に、いま「聞けていないこと」はある?

2. 「好きなところは?」——全部です

食事会で、わたしも同じことを聞かれていた。
「ミヒロさんの、好きなところはどこですか?」
わたしの答えは、いつもひとつ。
「全部です」

そう言うと、みんな決まって「えーっ」とびっくりする。
「それ、本気で言ってるの?」「全部ってことはないでしょう」って。

でも、簡単だから言っているわけじゃない。
本当に、全部なんだよね。どこか一か所を選ぶ、という感覚のほうが、わたしにはむずかしい。

魔法の質問
あなたが「全部好き」と言える人や物事は、何?

3. 「嫌いなところは?」——ありません

続けて、こうも聞かれた。
「では、嫌いなところは?」
わたしの答えは「ありません」。
そう答えると、相手の方はまた、すっかり立ち往生してしまっていた。

「嫌い」という言葉が、わたしにはあまりピンとこない。
嫌なところ、心配なところ、ならまだ考えられるかもしれない。

でも「嫌い」は、直感的に、ない。
無理して「ない」と言っているのではなくて、探しても出てこないという感覚に近い。

魔法の質問
あなたにとって「嫌い」と「嫌」は、どう違う?

4. 答え合わせをしたら、ふたりとも同じだった

食事会では、こんな質問もあった。
「奥さんが思う、ご主人の嫌いなところはどこだと思いますか?」

その答えも、箱根で確かめてみた。

ミヒロくんに「わたしの嫌いなところは?」と聞いてみると、やっぱり「ない」。
嫌いって何だろう、と一緒に考えても、ふたりとも同じところに行き着く。
「嫌いはないんじゃない?」
だから、わたしが食事会で答えた「ミヒロくんにも嫌いはないと思う」は、ちゃんと正解だった。

それ以上、いろいろ言葉を足すと、かえって正解じゃなくなってしまう気もして。

魔法の質問
言葉を足さずに、そのまま受け取りたい関係は、どれ?

5. AIの提案より、自分たちの体験がしっくりくる

じつはこの回、AIに「お互いに質問してみたいこと」を相談してみた。
10項目くらい、いろんなテーマを提案してくれた。

視点としては、すごくありがたい。
でも、わたしたちはどれもしっくりこなくて、結局ぜんぶ却下してしまった。

面白いかどうかは、結局のところ主観的なもの。
そして、いちばん自然に話せるのは、自分たちが実際に体験したことなんだよね。

福岡で聞かれた、あの素朴な質問。
あれを箱根で答え合わせするほうが、どんなテーマよりもずっと、ふたりらしい会話になった。

魔法の質問
あなたが「いちばんしっくりくる」のは、誰かの正解?それとも自分の体験?

まとめ

「好きなところは、全部」
「嫌いなところは、ありません」
即答できるこの関係は、特別な努力で作ったものではなくて、聞きたいことをその場で渡し合ってきた、日々の積み重ねの先にある気がする。

溜めない。
ジャッジしない。
足しすぎない。
そうしていると、「嫌い」を探すこと自体が、だんだん必要なくなっていく。

あの方は、本当は何を知りたかったんだろう。
もしかしたら、ただ聞いてみたかっただけかもしれない。
でも、その素朴な問いのおかげで、わたしたちは「好きなところは全部」を、もう一度ちゃんと確かめることができた。

あなたなら、大切な人の「好きなところ」を、なんて答えるだろう。

Filed Under: ライフスタイル, 旅 Tagged With: 自然体, 夫婦の会話, 好きなところ, 全部, パートナーシップ, ライフトラベラー, 直感

予定を入れない、を予定する。余白とは『ユニバーサル・アポイントメント』が起こる状態のこと

2026年5月21日

「余白あるよね、WAKA」
軽井沢のカフェで、ミヒロくんがまた、わたしに確認するように言った。

横にいた友人が、すこし笑いながらつぶやく。
「余白ある人って、余白あるって言わないよね」

その一言が、なんだか妙に心に残った。
そもそも、余白ってなんだろう。
口にした瞬間に、するりと逃げていくこの感覚を、ちゃんと言葉にしてみたくなった。

出典:ポッドキャスト「ライフトラベラーカフェ」
cafe.234 余白とは?
▶ エピソード全文・音声はこちら → Listenで聴く

1. 余白とは「ユニバーサル・アポイントメント」が起こり得る状態

わたしが思う余白は、ユニバーサル・アポイントメントが、自然に起こり得る状態にしておくこと。

「やらなければいけない」予定を入れないのはもちろんだけれど、それだけじゃない。
たとえ自分の好きなことや、快適になることだったとしても、「やること」が前日からひとつでも決まっていると、もう予定が入っている状態なんだよね。

「これを何時にやろうかな」と頭が動き始めた瞬間に、すでに余白は閉じていく。

本当の余白は、やることさえもない状態。
そのときにこそ、ふっと舞い込んでくるインスピレーションや出会いがある。
それが、ユニバーサル・アポイントメントなんだと思う。

魔法の質問
あなたのスケジュールの中で、「やることさえない時間」はどこにある?

2. ミヒロくんの余白は、「自分のペースで過ごせる」感覚

余白って、人によって違うんだよね。
ミヒロくんに聞いてみたら、こう言ってた。
「何をしてもいい時間を作ること。自由感とか、開放感を感じる、この感覚が余白につながる」

たとえば土日休みの人にとっての、金曜の夜。明日から自分のペースで過ごせるという、あの解放感。
たしかに、あれは余白の手触りそのものかもしれない。

同じ言葉でも、わたしとミヒロくんで、すこし入口が違っていておもしろい。

魔法の質問
あなたが「自由だな」「ゆるんだな」と感じるのは、どんな瞬間?

3. 好きなことで余白がなくなる、というパラドックス

軽井沢で会った友人ファミリーも、別な日に会った友人も、口をそろえて言っていた。
「やっと好きなことができるようになったのに、どんどん予定が埋まっていくんです」

嫌な仕事じゃない。むしろ好きなこと。
だからこそ、楽しいし、もっとやりたくなる。
そして、人の役に立てているという実感もある。
「これも役に立てるかも」「これもよくできるかも」——その思いで、予定が重なっていく。

活力も湧いてくるし、世界も広がっていく。
それはまぎれもなく、大切なエネルギーの拡大。

でも、そのなかで自分の余白がなくなっているとしたら、ちょっと無理をしている状態だとしたら、それは「今の自分にとって自然じゃない」というサインなんだよね。

魔法の質問
あなたが「好きなのに、ちょっと無理をしている」と感じる予定は、どれ?

4. ものさしを置いてみる——「役に立ちたい」がどれくらいか

その友人に、こんな提案をしてみた。
頭のなかに、一本のものさしを置いてみる。
真ん中の「ゼロ」が、ニュートラルポジション。
左側に向かって「誰かのため、何かのために役に立ちたい」という思いが、0から100まで伸びている。

今やろうとしていることが、左側に20くらい振れていたら——
一度ゼロに戻って、もう一度考えてから予定を入れてみる。
もし100まで振り切っていたら、たぶん自分でも気づくと思う。
「あ、これは自分のためじゃなくて、相手のためだけになっているな」って。

もちろん、誰かのために動くことは尊いこと。
ただ、自分の余白を全部削ってまで応える状態が続くと、人生もエネルギーも、今の自分の限界を超えていってしまう。

慈悲とはまた違う話で、ここでは「自然なリズム」の話。

魔法の質問
あなたのものさしで、いまの予定はどれくらい「他者寄り」?

5. 余白ある人ほど、余白があると言わない

友人が言ってくれた「余白ある人って、余白あるって言わないよね」という一言。
あの言葉は、今もときどき思い出す。

たぶん、本当に余白がある人は、それを取り立てて確認しなくても、もうそこに在る状態なんだろうな。あえて言葉にしているうちは、まだ自分のリズムを取り戻している途中なのかもしれない。

言わなくても余白がそこにある、というところに、わたしも少しずつ近づいていきたい。

魔法の質問
あなたが「言わなくても在る」と感じたい状態は、何?

まとめ

余白は、何もない時間じゃなくて、何かが舞い込んでくる余地のある時間。
やらなければいけないことだけじゃなく、「やること」そのものを置かない時間を、自分にプレゼントしてあげること。

好きなことであっても、役に立てる実感があったとしても、ものさしが「他者のため」に振れすぎていたら、一度ゼロに戻る。
そして、今の自分にとって、いちばん自然なリズムを取り戻す。
そのリズムの中にしか、ユニバーサル・アポイントメントは降りてこない。

余白は、空白じゃなくて、未来からのギフトを受け取るためのスペース。
今日の予定を見て、ひとつだけ、「やらない」を置いてみる。
そこから、人生のリズムは、しずかに整っていくのかもしれない。

Filed Under: ライフスタイル, 旅 Tagged With: ライフトラベラー, ユニバーサルアポイントメント, 余白, 自分のペース, ものさし, 自然なリズム, バランス

軽井沢でパリのチーズ。土地と土地を結ぶ「アースウィービング」という旅のしかた

2026年5月14日

軽井沢の朝は、青空がやけにクリアに見える。
サングラスをかけたときみたいに、空の青がそのまま透けて入ってくる。

起きてすぐ、コンタクトもしないまま見上げた空が、こんなにも鮮やかなのかと、毎回あたらしく驚く。

そんな軽井沢で、今回はパリから届いたチーズを味わっていた。
場所は、和食のお店「そらいろ」さん。軽井沢に来たら、いちばん最初に足を運ぶ、わが家の隠れ家のような一軒。

出典:ポッドキャスト「ライフトラベラーカフェ」
cafe.233 軽井沢でアースウィービング
▶ エピソード全文・音声はこちら → Listenで聴く

1. アースウィービングという、土地と土地を結ぶ感覚

和食のお店で、パリのチーズを食べる。
言葉にすると不思議な組み合わせだけれど、その場にいると、ふしぎなくらいしっくりくる。

「アースウィービング」という言葉がある。
ひとつの食べものや人を通じて、ひとつの土地と、もうひとつの土地を結ぶこと。
結ぶことで、両方の土地のエネルギーが、ふっと活性化していく。
パリと軽井沢を、チーズというささやかな糸で編みなおすような、そんな時間だった。

魔法の質問
あなたが今、心の中で結びなおしたい「土地」と「土地」はどこ?

2. 行くべき場所は、不思議な検索でやってくる

そらいろさんとの出会いは、2年ほど前。
「エネルギーが高くて、でもやさしくてほっとする。静かに食べたい」——そんな気持ちを抱えながらGoogleで検索したら、ぽんと最初に上がってきた一軒だった。

初めて訪れたとき、感動した。
こんなにエネルギーのある料理を、軽井沢の家のすぐ近くでいただける。
大将の、しずかで研ぎ澄まされた純粋なたたずまい。女将のたまちゃんは、まるで木の陰からそっと覗いている妖精さんみたいに、気がきく。

普段はあまり検索しないのに、ある時だけ、行くべき場所がぽんと現れる。そういう出会いは、自分が選んでいるようで、じつは選ばれているのかもしれない。

魔法の質問
あなたが「ぽんと現れて、すっと出会えた」場所はどこ?

3. 町に着いたら、まずここで整える

どの町に行っても、まず立ち寄る場所が、ひとつある。
「ここでご飯を食べたら、帰ってきた」と思える、その町のホームのような一軒。

軽井沢では、それがそらいろさん。

軽井沢に着いてすぐ、ここに来る。
大将と女将に会って、その料理をいただいて、深呼吸する。
そうすると、土地と自分が、ちゃんとなじんでいく。

ものすごく整うし、繋がるし、自分自身もふっと需要されていく感覚。
旅をしていると、こういう「整う場所」をどれだけ持っているかが、その町での過ごし方を、ぐっと豊かにしてくれる。

魔法の質問
あなたが「ここに来たら整う」と感じる場所は、どこ?

4. 隠れ家の魅力は、世界観ごと味わうこと

そらいろさんは、日本料理のお店だけれど、コースの最後にうなぎを目の前で焼いてくれる。
キラキラと脂がはぜていく音と、香り。
そのうなぎが楽しみで、いつもそわそわしてしまう。

予約はなかなか取れなくなってきていて、隠れ家らしさが増している。
でも、味だけじゃなくて、雰囲気や世界観も含めて味わってほしい一軒。
軽井沢で日本料理を、と思ったら、ここがいちばん。

魔法の質問
あなたの「世界観ごと味わいたい」場所は、どこ?

5. アイス談義と、軽井沢のゆるみ

収録の途中で、なぜかみんなのアイス好きが発覚した。
ストラチャテッラ、ソフトクリーム、シェイク——
1日3回でも食べられるくらい、アイスが大好き。
あったかいアイスってあるのかな、なんて話で笑い合う、たわいない時間。

軽井沢にいると、よく眠れる。緩む場所、と多くの人が言うのも、わかる気がする。
木々のあいだを抜ける風と、青い空と、整える場所と、こうしたとりとめのない会話と。
そのぜんぶが、ゆるみの正体なのかもしれない。

魔法の質問
あなたが「ここにいると、ゆるむ」と感じる場所はどこ?

まとめ

旅は、ただ移動するだけのものじゃない。
その土地と、自分が今までいた場所を、ささやかに編みなおしていく営み。

パリのチーズを軽井沢で味わうという、それだけのことが、両方の土地をふっと活性化させる。

町に着いたら、まずそこに行く場所を持つこと。
その町の空気と自分をなじませる時間を、ちゃんととってあげること。

そして、目の前のチーズや、誰かの笑顔や、たわいない会話を、丁寧に味わうこと。
旅の豊かさは、たぶん、そういうところに宿っている。

Filed Under: ライフスタイル, 旅 Tagged With: 軽井沢, パリ, 和食, そらいろ, チーズ, アースウィービング, 隠れ家, 土地のエネルギー, 旅

1ヶ月ぶりの日本で出会った、まろやかで丸い、なごやかバイブス

2026年4月23日

1ヶ月ぶりに、日本へ帰ってきた。
降り立った空港のロビーから、空気がもう違う。
うまく言葉にできないけれど、肩の力がすっと抜けるような、まろやかな空気。

海外がどんなに快適でも、好きな場所だったとしても、日本に戻ってくるとどこかでほっとする瞬間がある。
その正体を、今回の帰国でようやく言葉にできた気がする。
「なごやかバイブス」——日本にしかない、丸くて、やわらかい、独特の和やかさ。

出典:ポッドキャスト「ライフトラベラーカフェ」
cafe.232 なごやかバイブス
▶ エピソード全文・音声はこちら → Listenで聴く

1. 山も、木も、空気も、なんだか丸い

日本に帰ってきて、まず感じるのは「景色の丸さ」。
山の稜線も、木の枝ぶりも、海外で見てきた風景とはどこかが違う。
切り立っているのではなく、ほろっとほどけているような、やわらかな輪郭。

それは「日本人だから感じるんでしょ」と言われるかもしれない。
でも、空港に降り立った瞬間から、空気そのものが違う。
木々のあいだを抜けてくる風も、なごやかという言葉がいちばんしっくりくる。
長く住んでいた場所だからこそ、離れてみて初めて見えてくる、日本の景色の丸さ。

魔法の質問
あなたが「ここに帰ってくるとほっとする」と感じる場所はどこ?

2. 甘酒、しじみの味噌汁、おはぎ。帰国してすぐ手にする味

日本に着いて、真っ先にスーパーへ向かう。
買い物カゴに迷わず入るのは、甘酒、しじみの味噌汁、おはぎ。
長いフライトで疲れた体に、甘酒のひと口がしみわたる。

パックに詰められたおはぎが、2個で200円。
機械が作るとはいえ、その機械を動かす人がいて、パックを詰める人がいて、店頭に並べる人がいる。
その全部がこの値段でいいのかな、と思わず手を合わせたくなる。

食べることは、いただくこと。
日本の食卓には、その感覚がするんと残っている。

魔法の質問
あなたが「これを口にすると帰ってきた気がする」と感じる味は?

3. スーパーで、思わず泣きそうになる

味噌汁コーナーひとつとっても、棚の端から端まで種類がならんでいる。
クオリティも、値段も、海外で暮らしているとちょっと信じられない。

「ありがたいね、ありがたいね」と言いながら、スーパーをうろうろしてしまう。

世界中で物価がぐんと上がっているなかで、日本のスーパーの棚は、まるで時代から少しだけ守られている場所のよう。

その背景には、たくさんの人の手間と、誰かのがんばりが必ずある。
当たり前の便利さを、当たり前と思わずに、ありがたいと感じられる。
その感性のスイッチが入るだけで、毎日の景色がふっとあたたかくなる。

魔法の質問
今、あなたが「当たり前すぎてありがたみを忘れていたもの」は何?

4. コンビニアイスパーティーという、ささやかなご褒美

もうひとつ楽しみにしているのが、コンビニのアイスコーナー。
新しいフレーバーが次々と出てきて、棚の前で目移りしてしまう。
ひとりだと2個しか食べきれないから、何人かでアイスパーティーをして全部少しずつ味わう。

大人になってもこういう小さなワクワクが日常にある国って、なかなか他にない気がする。
日本のコンビニは、海外でちょっとしたブームにもなっているらしい。
「あの便利さ、楽しさ、もう一度味わいたい」と思う人がいるのも、わかる気がする。
大きな贅沢じゃなくて、ささやかな選ぶ楽しさ。それが日本のコンビニには詰まっている。

魔法の質問
今日、自分にあげたい「ささやかなご褒美」は何?

5. たまたまの再会、その奥にある「流れ」

帰国してすぐ、たまたま立ち寄った場所で、バイロンベイで親しかった友人と再会した。
そのお母様まで一緒で、しかもそのお母様とは以前、山形のお宿でも偶然お会いしていた。
「またお会いしましたね」と笑うしかない、不思議なめぐり合わせ。

これは偶然ではなくて、流れ。

縁というものの正体は、たぶんこういう積み重ねの中にある。
パリにいるときも、日本から来た友人たちが同じ日に5組重なったことがあった。

会うべきタイミングで、会うべき人に、ちゃんと会える。
無理に手繰り寄せるのではなく、ただ流れに身を任せて、目の前の出会いを大切にする。それだけで、十分。

魔法の質問
最近あった「たまたま」の出会いの中に、どんな流れを感じる?

まとめ

「なごやかバイブス」というのは、自然にも、食卓にも、コンビニの棚にも、人との出会いにも宿っている。

派手ではないけれど、確かにそこにある、まろやかであたたかい空気。
それは日本という国がずっと大切にしてきた、目に見えない財産なのかもしれない。

これから2ヶ月、日本で過ごす日々の中で、どんな出会いが待っているのか。

派手な体験じゃなくていい。
一日のなかに、ささやかな和やかさをいくつ受け取れるか。
それを味わいに、ゆっくり歩いていきたい。

Filed Under: ライフスタイル, 旅 Tagged With: 暮らし, 縁, 日本に帰国, 和やかさ, 食卓, スーパー, コンビニ, 出会い, ライフスタイル

87歳のマダムが教えてくれた元気の秘訣

2026年4月16日

サンシュルピス教会の前のカフェで、87歳のマダムとお茶を飲んだ。
60年前にパリへ渡り、そのまま住み続けてきた人。
佇まいも、話す言葉も、まとっている空気も、「年齢」という枠からふっと抜けていた。

お茶のあと、一緒に教会を歩いた。
ステンドグラスの光の中で、マダムの横顔は少女のように見えた。
なぜこの方はこんなに元気なのだろう。
その答えは、とてもシンプルで、少し拍子抜けするほどだった。

出典:ポッドキャスト「ライフトラベラーカフェ」
cafe.231 生涯現役元気の秘訣
▶ エピソード全文・音声はこちら → Listenで聴く

1. 元気の秘訣は、「なんでも楽しむ」こと

「なぜそんなにお元気なんですか?」
そう聞いたら、マダムはふわりと笑ってこう答えた。
「なんでも楽しんでるから」

特別なサプリでも、運動法でも、食事のこだわりでもなかった。

ただ、目の前のことをとことん楽しむ。
それだけ。でも、それがいちばん難しくて、いちばん効く。
元気かどうか、幸せかどうか。その根っこは、ちゃんと楽しめているかどうかにつながっている。

魔法の質問
今、あなたが「とことん楽しんでいる」ことは何?

2. 年齢は表面。中身は、その人の生き方だけ

最近、70代、80代の方とご縁をいただくことが続いている。
不思議なのは、みんな「年齢」を感じさせないこと。
姿勢も、話し方も、好奇心の量も、ちっとも衰えていない。

何歳なのか、どこに住んでいるのか、何をしているのか。
そういうのはぜんぶ表面の話で。

本当に元気な人は、ただ「自分の人生を楽しんでいる」。
年齢は、その人の中身には関係ない。数字はただの記号。

魔法の質問
年齢という枠をはずしたら、今日は何をしてみたい?

3. 60年前、パリで高田賢三と一緒にデザインしていた

マダムは60年前、まだ若かった高田賢三さんと一緒にパリでデザインをしていた人。
日本の女性誌、アンアンやエルの挿絵も手がけていた。
日本人女性にとっての「パリのイメージ」を、まさに作っていた一人だった。

パキスタンで暮らした時期もあれば、ブラジルに住んでいた時期もある。

死ぬ寸前の交通事故さえも「楽しかった」と語る。
人生を、ただ通り過ぎる時間ではなく、全部味わい尽くす対象として扱ってきた人。
そういう生き方が、今の佇まいに全部にじみ出ている。

魔法の質問
今までの人生で、「味わい尽くした」と言える瞬間はどこ?

4. 作ったものが、作ったそばから売れていく

マダムは今も手を動かし続けている。
お手製のポーチ、鍋つかみ、キルト、そして絵。
展示会をひらくと、並べたそばから全部売れてしまう。

売るために作っているのではなくて、作りたいから作っている。
楽しいから続いていて、続いているから磨かれていて、磨かれているから誰かに届く。

「好きなこと」を大切にしている人の作るものには、ちゃんとその温度が乗る。
才能豊かだけど、それ以上に、人生が豊か。

魔法の質問
売るためじゃなく、「作りたいから作りたい」ものは何?

5. ああいう大人に、なりたい

マダムと別れたあと、ふたりでぽつりと言葉を交わした。
「ああいう大人に、なりたいね」

派手でも、偉くもない。
ただ、自分の好きなことを大切にして、目の前のことをとことん楽しんでいる。
それだけで、人はこんなにも魅力的になれる。
目指すのは、若々しさじゃなくて、楽しさの密度。そんなふうに思えた午後だった。

魔法の質問
あなたが「ああいう大人になりたい」と思う人は、誰?

まとめ

生涯現役の秘訣は、特別なことじゃなかった。
ただ、なんでも楽しむこと。好きなことを大切にすること。
そして、年齢という数字に、自分の可能性を預けすぎないこと。

87歳のマダムが教えてくれたのは、シンプルだけど本当に大切なこと。
今日をどれくらい楽しんでいるかが、20年後の自分の若さを決める。
さあ、今日は何を楽しもう?

Filed Under: ライフスタイル, 旅 Tagged With: ライフスタイル, 暮らし, パリ暮らし, 生涯現役, 年齢, サンシュルピス, 創作, 出会い, 楽しむ

  • Page 1
  • Page 2
  • Page 3
  • …
  • Page 61
  • Next Page »

Primary Sidebar

新着記事をお知らせします

   

プロフィール


マツダミヒロ

質問家。「魔法の質問」主宰。
時間と場所にとらわれないビジネススタイルで世界を旅するライフトラベラーでもある。 各国で「自分らしく生きる」講演・セミナー活動を行う。 著書は国内外で35冊を超え、年間300日は海外に滞在。

独自のメソッドの「魔法の質問」は世界各国に広がりインストラクターは5,000人を、 メルマガの読者は5万人を超える。 NHKでも取り上げられた「魔法の質問学校プロジェクト」では、ボランティアで世界各国の学校へ訪問。

『質問は人生を変える』(きずな出版)『賢人たちからの運命を変える質問』(かんき出版)ほか著書多数。
→著書をチェックする(Amazon)

テーマ別に記事を探してみよう

カテゴリー

  • ピックアップ記事
  • 自分探し
  • 恋愛
  • お金
  • 仕事
  • 子育て
  • ライフスタイル
  • スピリチュアル
  • 旅
  • Uncategorized

記事を検索する

今週の人気記事

Footer

  • 自分探しトラベルとは
  • 今週の人気記事TOP10
  • ライフトラベラーとは
  • 魔法の質問とは
  • インタビュー
  • テーマ別に記事を探してみよう
運営会社

Copyright © 2026 自分探しトラベル All Rights Reserved.

コメントを読み込み中…