●登場人物
主人公
稲森佑之介 33歳
妻と子ども
稲森秋保 32歳
稲森良太 3歳
そばや
『七森庵』 山形県山辺町 大蕨(おおわらび)
銀行員の友人
藤田圭太33歳
シンガポールの投資家
池本知春42歳
目次
1話:ただ好きだから
2話:独立
3話:固い意志
4話:開店
5話:満員御礼
6話:それから1年
7話:バラ色の未来(この記事)
8話:夫婦会議
9話:プレゼンテーション
10話:ライバルが大成功
11話:豊かさとは?
1話:ただ好きだから
2話:独立
3話:固い意志
4話:開店
5話:満員御礼
6話:それから1年
7話:バラ色の未来(この記事)
8話:夫婦会議
9話:プレゼンテーション
10話:ライバルが大成功
11話:豊かさとは?
バラ色の未来
「はじめまして、池本知春です。」
投資と聞いて、胡散臭かったが、
爽やかすぎるくらい、爽やかな青年だ。
歯が白くて眩しすぎる。
そばを振る舞い、
シンガポールでの暮らしなど
今まで聞いたこともない話ばかり聞いていた。
カタカナばかりで半分は理解できなかったけど。
「さて、そろそろ本題に行くか」と、圭太。
続けて、
「実はな、山形にもある人気の焼肉チェーン、牛炭って知ってるだろ?
全国で600店舗以上もあって、ハワイやロサンゼルスにも
店があるんだ」
「ぼくは、シンガポールにいるんだけど、その牛炭にも投資しててね
結構、株を持っているから創業者とも中が良くてね。
そこで、その会社が今度、高級そばの業態で全国展開したいらしいんだけど、
ぼくの目に間違いはなかった。」
「な、何がですか?」
「このそばなら、世界を狙えるよ。日本中のそばを食べたけど
ここがダントツにうまいよ。」
「圭太、何がどうなってるの?さっぱりわかんないんだけど」
「だから、お前は飲み込みが悪いな、
お前のそばのレシピを使って、全国チェーンで展開していくんだよ。
そばの刺し身とかも出しているだろ、あんなの他で見たことないぞ」
「これで、君たちの未来もバラ色だよ」
なんか、とんでもない話になってきた・・・
*続きはこちらです
【8話:夫婦会議】
上記の魔法の質問に答えてみる