●登場人物
主人公
稲森佑之介 33歳
妻と子ども
稲森秋保 32歳
稲森良太 3歳
そばや
『七森庵』 山形県山辺町 大蕨(おおわらび)
銀行員の友人
藤田圭太33歳
シンガポールの投資家
池本知春42歳
目次
1話:ただ好きだから
2話:独立
3話:固い意志
4話:開店
5話:満員御礼
6話:それから1年(この記事)
7話:バラ色の未来
8話:夫婦会議
9話:プレゼンテーション
10話:ライバルが大成功
11話:豊かさとは?
1話:ただ好きだから
2話:独立
3話:固い意志
4話:開店
5話:満員御礼
6話:それから1年(この記事)
7話:バラ色の未来
8話:夫婦会議
9話:プレゼンテーション
10話:ライバルが大成功
11話:豊かさとは?
それから1年
オープンから約1年半、
状況は変わらず、
予約は常に1年待ち、
そして、プライベートの時間もたっぷりとっている。
子どもも生まれ
良太となづけた。
そばを打つことが大好きだったが
それ以上に、良太と戯れている方が楽しい。
無邪気に一緒に遊んだり
家族3人で、はらっぱに寝っ転がっているだけで
とっても幸せ。
何をするわけでもなく
どこに行くわけでもないけど
3人での日々は、
以前に増して幸せであり、豊かな日々なのだ。
そこに
また圭太がやってきた。
「佑之介、すごい話を持ってきたぞ!
俺が東京にいた時に、知り合った人で
シンガポールに住んでて、投資をやっている人がいてな
お前の話をしたら、とっても興味持ってたんだよ
一回会ってもらえないか?」
「なんで、うちに投資の話が必要なの?まったくわけがわかんないよ」
「っていうか、もうアポとっちゃったから、
来週の水曜日、空けておけよ。
どうせ店も休みで、暇なんだろ」
確かに、予定はないけど、
予定がないことと、
相手のために時間を開けることは違う。
家族の時間が大事な佑之介にとって
断る理由しかない。
なのだが、
圭太は一度決めたら、何が何でも実行したいタイプ。
これは、仕方がない、会うだけ会ってみようか。
*続きはこちらです
【7話:バラ色の未来】
上記の魔法の質問に答えてみる