ここではお客様から感想をもらう必要性とその方法についてご紹介します。

1. お客様の声を入れる
お客様の声をもらう目的は、申し込みページ(販売ページ)に掲載して、制約率を高めることです。
たとえば、お客様の声を入れることで、申し込みページを見た人からのお申し込みがこれまで10人のうち1人だったものが、3人に増えるという可能性が高くなります。
お客様の声によって購入率が高まる傾向があります。
その証拠にAmazonなどでは、購入ページの半分以上のスペースがレビューになっています。レビュー見ると自分も買おうという気になったり、「これだけ買っている人がいるんだ」と安心材料になったりします。
このように、お客様の声はたくさんあったほうがいいので、声をいただく仕組みを準備しましょう。
すでにリアルで講座をやっている方は、オンラインスクールに対する声でなくても構いません。あなたのリアル講座の声を聞いてみましょう。
リアルとオンラインスクールとで講座名(タイトル)が違っていたとしても、たとえばダイエット系の「やせる」という目的が同じ講座であれば、お客様の声を使って問題ありません。リアルがダイエットで、オンラインスクールが英語、というのは使えません。
ジャンルが同じであれば、お客様の声として使えますので、すぐに声をいただくことができると思います。
2. お客様の声を集めるコツ

お客様の声を集めるコツは、オンラインスクールの講座の中に自動的に集める仕組みを入れることです。1人1人にメールをお送りするのは、管理が大変だからです。
ぼくが提供しているしつもんオンラインスクールでは、講座をリリースした後にコンテンツを簡単に追加できます。この機能を使って、講座の最後「まとめ(感謝と未来をみせる)」の前に、お客様の声を集めるための動画を追加しましょう。
(例)「ここまでご覧いただき、ありがとうございました。皆様がどんな成長をしたか、どんな成果があったかを、ぜひ教えてください」
ただし、ここでは「アンケート」とは言わず、「最後のレッスンは「実践報告」「成果報告」です」とお伝えしたほうが、声が集まりやすいでしょう。
また、「実践報告してくれた方には◯◯をプレゼントします」と提案すると、さらに声が集まりやすくなります。
このときのプレゼントは、オンラインスクールのコンテンツとリンクしている、お金も労力もかからないものがお勧めです。
たとえば、ぼくの「時間と場所にとらわれないための講座」では、本編とは別にいくつかプレゼントを用意していました。具体的には、本編では「時間と場所にとらわれないための考え方、具体的な行動・方法、ビジネスモデルの構築方法」などを教えます。
それとは別に、ぼく自身が使っている「時間を増やすためのツール一覧」や、僕が隙間時間に何をどんなふうに仕事をしているのかという「時間の使い方リスト」をプレゼントしました。
また、「しつもんオンラインスクールマスター講座」(https://hs.shitsumon.jp/online-school-master-eg )では、「オンラインスクールで失敗しがちな3つのこと」をプレゼントしました。
プレゼントの形式は、動画が一番簡単でつくりやすいかと思いますが、ワークシートをPDFにしたものでも、文章をメールでお送りする形でも、音声でも構いません。
プレゼントする際は、メールで1人1人に送るという手動で労力をかけずに、オンラインスクールの講座(動画)の下にリンクボタンを設置します。リンク先にフォームを用意しておき、成果報告をしてもらうと自動返信メールでプレゼントが届くように設定しましょう。
このフォームについては、ぼくが使っている「アスメル」(https://www.jidoumail.com/ )がステップメールも使えるのでお勧めですが、そこに予算がかけられない方には、無料のサービスもあります。「無料 フォーム 作成」と検索して探して、自分が使いやすいものを使ってみましょう。
3. 集めたお客様の声の掲載場所

では次に、集めたお客様の声をどこに掲載するか、についてご説明します。
イメージとしては、Amazonのレビューのように、販売ページの下に置く形です。
ここまで読まれた皆さんは、テンプレート通りにオンラインスクールをつくってこられたと思いますので、「よくある質問」の上あたりに掲載するのがお勧めです。
ちなみに、お客様の声は多ければ多いほうがいいのですが、多すぎると申し込みボタンがわかりづらくなってしまいます。3人、5人〜10人くらいがお勧めです。また、「イマイチでした」「(ダイエット講座で)10キロ太ってしまいました」といった批判的な声は掲載する必要はありません。
「どんな成果が出ましたか?」「どんな変化が出ましたか?」という聞き方にすれば、それほど批判的な声は寄せられないことと思います。その中から、自分が読んで「これは参加してみたいな」と思った声を選んで掲載しましょう。
できれば、名前(難しければイニシャル)、性別、年代も掲載すると、よりリアルな感じがするのでお勧めです。なお、お客様の声は誤字脱字を直す以外は、一字一句そのまま掲載しましょう。
オンラインスクールをさらによくするための改善のひとつでもある「お客様の声」を聞いて、掲載することにぜひチャレンジしてください。
【アンケート項目の例】
1.メールアドレス
2.氏名
3.年代 10代、20代、30代、40代、50代、60代以上
4.性別 男性、女性
5.どんな変化や成果がありましたか?
6.掲載可能ですか? YES、NO
誰から感想をもらいますか?
しつもんオンラインスクールマスター講座
- お金よりも大事なものを味方に
- 時間と場所にとらわれないビジネスモデルとは?
- 新しいビジネスモデルを考える
- オンラインスクールができない10の理由〜前編〜
- オンラインスクールができない10の理由〜後編〜
- 今の状態をすべて捨てて「理想」を考える
- 理想のワークスタイルを考えるときのポイント
- 発信していきたいことは何ですか?
- 自分が経験してきたことの中で「乗り越えてきたもの」
- オリジナル商品作りのポイントは「生の声の状態」
- 商品をつくる前にお客様をつくる
- お金を払ってでも聞きたいこと
- 「これを買うとどうなるんだろう?」がゴリヤクです
- 商品作りより、コンセプト作りの方が価値がある
- 価格には正解がない
- 商品構成の中でも特に重要なところ
- クリエイティブデーをつくる
- 評価とは優劣ではなく、本人に実感してもらうこと
- 自分で話をすることで「考え」がまとまる
- 成果が出ないのは「聞き流してなんとなくで終わる」から
- 行動を提案したことは、自分でもやってみる
- 「よい動画」「よい音声」とは?
- 「いい映像」と「品質のよくない映像」の違い
- お客様の感想を集めるコツ(この記事)
- お客様の質問やリクエストは改善のチャンス
上記の魔法の質問に答えてみる