この章では、各レッスンの台本を書いていきます。
一字一句、細かいところまで書く必要はありませんが、「こういう流れでこれを話そう」という、5分くらいの原稿をつくります。

1. 台本はできる限りシンプルに
ちなみに、ぼく自身は、台本を書きません。
この動画で何を話すという項目だけを書いておいて、その項目をチラチラ見ながら話をします。
これなら台本を書く時間を節約できますが、経験値がないと難しいものです。また、話し慣れている人ほど、脱線するものです。
ですので、話し慣れていない人や、つい話しすぎてしまう人は、このレッスンをやることをお勧めします。
台本は、1つのレッスンあたり5分を目安につくります。
実際に話す時間は3分でも10分でも構いません。
「この9個をこの順番で話せばいい」というテンプレートがありますので、あてはめながら書いていきましょう。
「5分は長い」と思われるかもしれませんが、実は、話すことを削らないと5分には納まりません。
台本は、できる限りシンプルに準備します。
ワークシートを元に、取り組んでみましょう。
2. 5分の原稿作り

【やること】
全てのレッスンにおいて台本を書く
一字一句は書かなくてOK。
5分の原稿は、Wordでいうと1ページ分くらいです。
【各レッスンの台本を執筆するときの例】
1.テーマを伝える
「今回のテーマは◯◯◯です」
2.ここで大切なことは何かをシンプルに伝える
「ここですることは◯◯◯です」
3.具体的にいうとどういうことか
(具体的に説明する)
4.なぜそれが大切なのか
「なぜこれが大切なのかというと…」
※この理由がないと、動画を見続ける理由がなくなります。
5.具体例、体験談、エピソード
「前にこんなことがありました。…」
※自分の体験談や他の方の事例は長くなりやすいので、注意しましょう。シンプルに60秒くらいにまとめます。
※ヨガなどの実技が必要な講座では、ここで練習・実践が入ります。実技の講座については、動画1本につき「具体例」が5分になっても構いません。
6.多くの人が勘違いして頑張っていること(注意点)
「◯◯◯をしても効果はあがりません」「多くの場合は◯◯◯をすることに一生懸命かもしれません」
※ここがあなた独自の切り口になります。「これがいいと思ってやっていることが、本当は違うんです」ということを提案します。
※できるだけレッスンごとに入れましょう。(必須ではありません)
7.あなたが提案する最初の行動
「大切なのは◯◯◯をすることです。ぜひ◯◯◯をすることをしていきましょう」
※「陥りがちな落とし穴を避けて、これをやっていきましょう」と行動を提案します。
8.課題の提示、または魔法の質問に答えてもらう
「では課題は◯◯◯です。次のレッスンに進む前にチャレンジしてくださいね」「では次のレッスンに進む前に、次の質問に答えてくださいね。◯◯◯◯?」
※宿題、チャレンジ課題を提示します。
※慣れている方は質問を最後に入れましょう。次のステップに進む前に、アウトプットしておかないと、わかったつもりになってしまうからです。
オンラインスクールでは、課題を設定することが重要です。
ただ聞き流してしまうと、なんとなくで終わってしまい、成果が出ません。受講生は、レッスンで促されないと行動をしないので、成果が出なくなり、動画を見るのを辞めてしまいます。
行動を促すための課題を提示し、それをやってから次の動画に進むように促しましょう。
30本の動画には30枚の台本が必要となりますが、これさえできればあとは読むだけです。
ぜひチャレンジしてください。
台本を執筆してみて、どんな気づきがありましたか?
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