自分の中で「世の中にこれを伝えていきたい」というものを すでに持っている人に向けての章です。
ただ、まだ見えていない人も、質問と向き合う中で、「これを発信していきたいのかも」という発信のタネが見つかることもあります。よかったら、取り組んでみてください。
1. 自分が発信したいこと
最初に、実際のワークショップでやっているワークをご紹介します。
まず、2人1組になって、「自分が発信したいこと」を2分間話します。次に、話を聞いていた人が、まったく同じことを話し手にフィードバックします。
こうすると、伝えたいと思っていることが、相手に伝わっていないことを実感できます。相手に何が伝わっているかを知ることで、自分が伝えたいことを改めて感じられるワークです。
あなたが発信したいことを、ぜひ多くの人に話してみましょう。
そのために、この内容をこの順番で相手に伝えると、より伝えやすいという質問をワークシートにまとめました。
話したいことを整理して、2分にまとめてみてください。
シンプルにまとめることが大切です。
3分もあると、相手が聞いてくれなくなります。2分バージョンに加えて、1分バージョン、30秒バージョンもつくるのも、お勧めです。短くすることで、自分が本当に何を伝えたいのか、的が絞れると思います。
「世の中の他の人も発信しているけれど、自分も伝えたい」というものは、自分なりの切り口に変えるのが、オリジナルの講座をつくるポイントです。
「多く人はこう伝えているけれど、実はそれは勘違いで、私はこう思います」というように、多くの人が勘違いしていることに対して、自分が提案したいことを分けることを考えると、オリジナルの切り口が見つかります。オリジナリティを出すためのワークシートです。
また、講座に限らず、1日を振り返ってこれが大切だなと印象に残っているものを人に伝える練習をするのもお勧めです。
伝える練習は、オンラインスクールで話すときにも役立ちます。
1度でできるようになる必要はありません。短くまとめて伝えられるようになるために、最初は20〜30回くらい練習が必要です。余計なことを話さず、削ぎ落としていく練習にチャレンジしてみましょう。
2. オンラインスクールとは?
オンラインスクールは新しい概念に近いので、ここで改めてご紹介します。
まず3段階の構成を覚えてください。
「オンラインスクール」の中に「コース」があり、「コース」の中に「レッスン」があります。具体的には、質問力を学ぶ「しつもんオンラインスクール」(質問力学校)の中に、「質問力基礎コース」「質問力応用コース」「質問によって営業を学ぶコース」などがあります。
そして、「質問力基礎コース」の中に、「レッスン1:質問力とは何かを考える」「レッスン2:質問の種類を見つける」「レッスン3:自分に質問してみる」「レッスン4:相手に質問してみる」というレッスンがあります。
オンラインスクールの講座をつくるときは、コースから考えていきます。
自分の「オンラインスクール」を立ち上げたら、その中に「コース」をつくります。コースのコンセプトを考え、そのコンセプトに基づいてどんなレッスンをすればいいのかを考えていきます。
まずはコースを1つ つくっていきましょう。
コースが完成してから、別のスクールや別のコースを増やすことは可能です。
たとえばぼくは、「質問力学校」とは別に「ライフトラベラースクール」を持っています。
1つのスクールの中は、同じコンセプトのコースだけにするのがお勧めです。
もしもまったく別のことをするのであれば、スクールを分けるほうがいいです。
この章では、どんなニーズに基づき、どんなコンセプトでコースをつくっていくか?を決めてから、それを講座にするために、どういうレッスンをどんなふうにつくっていけばいいかを学んでいきます。
どういう流れでレッスンをしていけばいいか、1つのレッスンの中でどういう順番で何を話していけばいいのか、参考になるテンプレートをご用意しています。
テンプレート通りにつくっていけば、うまくできるので、ぜひ参考にしていただければと思います。
1. オンラインスクールでできることは何ですか?
2. オンラインスクールでできないことは何ですか?
3. コースとは何ですか?
4. レッスンとは何ですか?
5. なぜオンラインスクールが求められていると思いますか?
6. どんなオンラインスクールが人気があると思いますか?
7. どんなオンラインスクールにしていきたいですか?
8. 将来的にいくつくらいコースをつくっていきたいですか?
しつもんオンラインスクールマスター講座
- お金よりも大事なものを味方に
- 時間と場所にとらわれないビジネスモデルとは?
- 新しいビジネスモデルを考える
- オンラインスクールができない10の理由〜前編〜
- オンラインスクールができない10の理由〜後編〜
- 今の状態をすべて捨てて「理想」を考える
- 理想のワークスタイルを考えるときのポイント
- 発信していきたいことは何ですか?(この記事)
- 自分が経験してきたことの中で「乗り越えてきたもの」
- オリジナル商品作りのポイントは「生の声の状態」
- 商品をつくる前にお客様をつくる
- お金を払ってでも聞きたいこと
- 「これを買うとどうなるんだろう?」がゴリヤクです
- 商品作りより、コンセプト作りの方が価値がある
- 価格には正解がない
- 商品構成の中でも特に重要なところ
- クリエイティブデーをつくる
- 評価とは優劣ではなく、本人に実感してもらうこと
- 自分で話をすることで「考え」がまとまる
- 成果が出ないのは「聞き流してなんとなくで終わる」から
- 行動を提案したことは、自分でもやってみる
- 「よい動画」「よい音声」とは?
- 「いい映像」と「品質のよくない映像」の違い
- お客様の感想を集めるコツ
- お客様の質問やリクエストは改善のチャンス
上記の魔法の質問に答えてみる