言葉というのは、とても大切です。
微妙な言葉の使い方ひとつで、人間関係や人生が変わることもあります。
今回は、聞く人も自分もうれしい言葉について深めていきましょう。
1. 荒れた言葉を使うと心も毒される

荒れている学校などでは、ひどい言葉がたくさん飛び交っています。
「最低」「最悪」「キモい」「死ね」・・・。
こうした毒を持つ言葉を毎日のように使っていると、心もだんだん、毒されていきます。
先生が丁寧な言葉を使いなさい、と注意しようものなら、「ムカつく!」となってしまう。親が「そんな言葉使うの、よしなさい」とたしなめると、「うぜーんだよ」と返ってきて、親子ゲンカが始まる・・・。
どうしたらいいのだろう?と悩む親も少なくないでしょう。
こんな荒れた言葉を使う子どもたちは、本当にこの言葉を使いたくて使っているのでしょうか?そうではないと思います。
こうした言葉を使うのは、人との関わりを断って、自分を守ろうとする、いわば防御的な反応です。毒で敵を寄せつけまいとするオコゼのように、毒のある言葉によって、身を守ろうとしているのです。
でも、本当はそんなことがやりたいわけではなく、マグロみたいにもっと自由にスイスイ泳ぎ回りたい、と思っているかもしれませんよね。
「どんな言葉を使いたい?」
という質問は、いい言葉を使おう、ということを改めて考えるきっかけをつくるはずです。
毒のある言葉を使う子どもたちも、本当は、どういう言葉を使えば、自分も相手も心地よいのかを、なんとなくわかっているのだと思います。それを改めて自分で考えてみて、認識する作業はとても大切です。
ただし、いきなり、この質問をすると戸惑うかもしれないので、まずは、
「どんな言葉を言われたらうれしい?」
と聞いてみてください。
「ありがとう」「かわいい」「ステキ」「かっこいい」「がんばってるね」「すごいね」・・・。きっといろいろな言葉が出てくるのではないでしょうか。
そこから、「じゃあ、どんな言葉を使ったらいいかな?」と聞いていくと、こんな言葉を使ったら気持ちいいんだな、ということが改めてわかり、使ってみようか、という気持ちになってくるかもしれません。
2. まずは親から、いい言葉を使い始めよう

親向けの講演会で、この質問を投げかけてみることがあります。言われてうれしい言葉を紙に10個書いてもらい、グループに分かれて、自分の言われたい言葉を使ってもらいながら、お互いにほめ合うのです。
これをやると、お母さん、お父さんたちは大喜びします。子どもだけでなく、大人でもいい言葉を使うと気持ちいいし、うれしいのです。
子どもは、親の言うことをまねするものです。親がいい言葉を使っていると、子どもにもその影響は及びます。
日ごろ、親が怒ってばかりいたり、嫌みを言ったりしているのに、いきなりこの質問を子どもに投げかけても、あまり効果はないでしょう。
質問は「誰が言うか」がとても大事な要素です。この質問を投げかけるあなたは、どんな言葉を使っていますか?
まずは自分を振り返りつつ、親子でいい言葉を使い合えたら、すばらしいですね。
どんな言葉を使いたい?



























