「初めての人とでもスムーズに話せたらいいな」
と思って話し方を学んだけれど、うまく話せなかった。
そんな経験はありませんか?
人と人とはコミュニケーションでなり立ちます。
だからこそ、どう関わり合っていくか?ということがとても重要になります。
今日は、人との関わり方についてのお話です。
1. 初めての人とどう関わり合っていくか?
地球には60億人以上もの人間が存在します。
その中であなたが死ぬまでに出会える方はどのくらいいるでしょうか?
10,000人?100,000人?
そんなにいないとしても、言えることは「出会える確率はきわめて低い」ということです。
逆に出会った方々とのことを考えると、とても数少ない貴重な人たち。
その方々にあなたはどの様に接しているでしょうか?
嫌いだから話さない。
気に入らないから近づかない。
そんな風に思っている人もいるかもしれません。
でも、あなたの周りにいるあなたに出会っている人は、
あなたが出会うべくして出会った貴重な人です。
その方々に対して、どんなコミュニケーションをとればよいでしょうか?
人間は希少なものに対しては価値を見いだします。
出会った人も地球規模で考えると貴重な人たちです。
そんな方々に、愛がこもった精一杯のコミュニケーションをしてみませんか?
2. 「伝える」ではなく、「伝わる」ことが大切
まず、あなたはどんなことがコミュニケーションだと思いますか?
「いかに相手に自分の気持ちを伝えるか」
「相手を自分の思い通りに動いてもらうか」
という答えもあるかもしれません。
でもこれはちょっと違うかも。
なぜなら、コミュニケーションとは相手に伝わってこそ本当の役割を果たすものですし、
一方通行ではあり得ないからです。
こちらから一方的に「伝える」ではなく、「伝わる」ように工夫するのです。
たとえば、家族や部下やスタッフ、もしくは取引先の方に対して
「あれほど詳しく説明してあげたのに、ぜんぜんわかってくれない。なんで理解できないんだろう」
という感情を持ったことは誰にでもあると思います。
これは、相手が理解していないのではなく、実は自分の伝え方では伝わらなかったいうだけです。
コミュニケーションとは、そこから得られた反応ですから、
相手がわかっていないという反応であれば、次は理解したという反応があるように、
理解してもらえるように伝え方を変えて工夫するということをすればいいということになります。
伝える→伝わらなかった→伝え方を変えて(工夫して)伝える。
これの繰り返しです。
とてもシンプルですが、
これを意識して行うだけでコミュニケーションによるすれ違いは劇的に改善されていきます。
3. コミュニケーションは鏡のようなもの
人と人とのコミュニケーションは鏡のようなものです。
相手の態度は、そのままあなたが関わった形を相手も形として表してくれます。
つまり、
あなたが、相手に対して親切にすれば相手も親切にしてくれるでしょう。
あなたが怒ってばかりいれば、相手も怒りのパワーで押してくるでしょう。
周りからプレッシャーを受けていると感じるのであれば、
あなたが誰かにプレッシャーをかけているのかもしれませんし、
愚痴を言う人ばかりが周りにいるように感じるなら、
あなたが愚痴をたくさん言っているのかもしれません。
ですから、
もし自分が望む人間関係ではなくなんとなくうまくいっていないと感じるなら、
まずあなた自身が周りの人たちへの関わり方を変えてみましょう。
ちょっとだけでも周りに感謝を伝えてみる。
周りの人と笑顔で接することを初めてみる。
いやがることや苦手なことを率先して引き受けてみる。
そんな風に、周りへのコミュニケーション(関わり方)をかえてみるだけで、
不思議と人間関係自体が変化していくのです。
相手を変えたいと思う時は、まずは自分から。
それがコミュニケーションの基本かもしれません。
・あなたにとって「愛がこもった精一杯のコミュニケーション」とはどのようなものなのでしょうか?
・快適なコミュニケーションをとるためにどんな工夫をしてみますか?
・あなたはまずは自分のどこを変えますか?
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