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質問

相手の心に、より響く質問

2020年9月24日

相手の心に響く言葉は、安心感を与えたり、やる気を引き出すことができます。
そのキーワードは人それぞれ。
まずは相手の個性を知り、伝わりやすい言葉を見つけましょう。
そのうえで、相手を受け止める姿勢があれば、強い信頼関係が築けます。

1. 不安・不満を解消する

正確な状況を知り、パンクする前にフォローをする
トラブルについて尋ねると、自分の非を隠そうとして正直に答えない場合も。
一方、大変さを数値化するだけなら、ありのままを報告しやすくなります。こうして正確な現状把握ができれば、見守る側は作業が滞る前にフォローできます。

① NG質問「何かトラブルが起きてるの?」
 ↓

魔法の質問
・今の大変さは何パーセントくらい?
・私にできることはあるかな?
・どんな協力があったらうれしい?

リスクを具体的にイメージして、先手を打つクセをつける
漠然とした不安を抱えていると、集中力がそがれます。
あらかじめ、つまずきの要因や障害となりそうな事柄を、具体的にイメージできる質問をしてみましょう。
対処法を考えてから進行すれば、安心して作業に取り組めます。

② NG質問「例の案件、不安は点はない?」
 ↓

魔法の質問
・うまくいかないとしたら、何が原因だと思う?
・その原因を取り除くにはどうすればいいと思う?

新しい環境での不安要素は、事前に聞いて解消
異動や昇進に際して、いろいろな不安があるのは当然のこと。
事前に相談してもらえれば、こちらも手助けできます。どんな部分に不安があるのか、打ち明けやすい雰囲気をつくり、サポートの手を差し伸べましょう。

③ NG質問「新しい環境になって何か不安はある?」
 ↓

魔法の質問
・新しい環境になって解消しておきたい不安点は何?
・不安点がなくなったとしたら、新しい環境でやりたいことは何?

今の部署や役割に不満そうだったら、何がしたいかを聞き出す
元気がない人や現状に不満そうな人には、嫌なことではなく「したいこと」にフォーカスする質問を。
本人のやる気と、強みが生かせる役割が見つかればベストです。不満の要因を聞くだけでなく、前向きな行動を促すための質問です。

④ NG質問「今の部署でどんなところが不満なの?」
 ↓

魔法の質問
・どんな役割だったら、挑戦してみたい?
・楽しく力を発揮できる役割は何?
・どんなことを担当したらイキイキする?

2. ねぎらう・ほめる

感謝の言葉に加えて、相手をたたえるフレーズで、ねぎらいを表す
「大変だったこと」に対して、相手の頑張りを認め、たたえる言葉を添えます。
あいさつ質問に近い使い方です。「よく頑張ってくれたね」というねぎらいのニュアンスが含まれます。
「感謝+ほめる問いかけ」で相手をねぎらいましょう。

① NG質問「今回の仕事は、大変だった?」
 ↓

魔法の質問
・本当に助かったよ。かなり大変だったでしょう?
・ありがとう!おかげでうまくいったよ。疲れたでしょう?

苦労を聞いてねぎらえば、相手はやる気がわいてくる
疲れた様子の人がいたら、その理由を聞いてあげましょう。
ひとりで抱え込み、助けを求めているようなら対策を。話を聞いた後に「よくやってくれてるね」「ありがとう」と、ねぎらいの言葉を添えれば効果抜群です。

② NG質問「だいぶ疲れがたまってそうだね?」
 ↓

魔法の質問
・連日おつかれさま。今、何が一番大変?
・どんな助けがあると楽になる?
・誰が協力してくれたら助かる?

過去と現在を比べて成長を自覚させ、自信へとつなげる
ただ相手をほめるよりも、過去と現在の能力差を尋ねてみましょう。成長を再確認できると、自信につながります。
「来年は何ができるようにしたい?」と追加質問をすればモチベーションが上がり、さらなる成長が期待できます。

③ NG質問「ずいぶんできるようになったと思わない?」
 ↓

魔法の質問
・去年と比べて、すんなりとできるようになったことは何?
・周りからほめられるようになったことは何?
・最近どんなことをほめられた?

3. 注意する・指示する

選択肢を与えると「自ら選んだ道」という印象が残る指示になる
結果的に引き受けることになっても、命令されたのか、自ら選んだのかで、やる気の度合いは変わります。
「興味はある?」という切り口で相手の意志を確認することからはじめ、「あなたにぜひ任せたい」という期待と信頼を伝えましょう。

① NG質問「例の新規プロジェクトのメンバーに推薦したよ!」
 ↓

魔法の質問
・〇〇さん、例のプロジェクトに興味はある?
・例のプロジェクト、〇〇さんなら活躍できると思うんだ。
 どんな役割だったらやってみたい?

「次の一手」を自分で考えるクセがつく質問
指示待ち人間からの脱却に必要なのは、「自分で考えて行動」する習慣です。
「次に何をしたらいい?」と問われることで、自ら考えるクセがついてきます。
「こうしたいのですが、いかがでしょう?」となれば理想的です。

② NG質問「指示されないと行動できないの?」
 ↓

魔法の質問
・次は何をしたらいいと思う?
・なるほどね。どうしてそう思ったの?
・他のやり方があるとしたら、何だと思う?

Filed Under: 仕事 Tagged With: 心に響く, ねぎらい, 質問, 仕事, 不安

話さずにいられない、相手を引き込んでいく「しつもん」

2020年8月9日

「会話がはずむ」ということは、キャッチボールと同じです。

会話が続かない、話がふくらんでいかない・・・。そんなときは、話題の核になる「キーワード」を見つけましょう。質問することで、答えの中に話を広げていく「種」が見えてきます。

1. 話の土台を共有するための質問

話がかみ合わないと感じるときは、同じものを見て話ができていない状態です。話題を共有するために、そもそもの基本的な事項を確認したり、何についての話題なのか、焦点を絞り込んでいきましょう。

フォーカスすることで話題を深めたり、つっこんだ質問もできます。

・確認しつつ、話の内容を深めていける質問
相手の話の要点が曖昧な場合、あいづちだけで終わらせず、内容を確認する質問を加えましょう。勘違いが妨げるだけでなく、「話を理解しました。ぜひ、その先を聞かせてください」という姿勢を表すことができ、会話がはずみます。

・NG質問
なるほど、そうなんですね?
 ⬇

魔法の質問
・なるほど、今のお話は〇〇ということですね?
・別の言い方をすると、〇〇とも言えますか?
・〇〇という認識でよろしいですか?

・質問する前に「確認のひと言」をはさむことで心の準備ができる
これはいわば、挨拶に近い質問です。いきなり本題に入るのではなく「今から聞いていいですか?」と、確認のひと言をワンクッションはさみます。
これで相手は心の準備ができ、落ち着いて答えることができます。

・NG質問
〇〇についてご意見を聞かせてもらえますか?
 ⬇

魔法の質問
・〇〇について、いまお聞きしてもよろしいですか?
・ストレートに聞いてもいいですか?
・ちょっと質問させてもらえますか?

・お願いごとをするときは、まず相手の状況を確認する質問を
相手の都合を無視して、一方的にお願いごとをしていませんか?
依頼の前には、「時間がありますか?」と先方の状況を確認することが大切です。どうしても、というときは「お忙しいところすみません」のひと言を。

・NG質問
書類の確認をお願いできますか?
 ⬇

魔法の質問
・今、少しお時間いただけますか?書類の確認をお願いしたいのですが。
・今日どこかで10分ほど、お時間いただけますか?

・相手の話が要領を得ないときは、要点を聞いてみる
話の意味がくみ取れない場合、「あえてひと言でいうなら」と、相手の趣旨を確認する問いかけを。話の要点を相手に答えてもらい、会話の土台を共有するための質問です。

・NG質問
どういった意味でしょうか?
 ⬇

魔法の質問
・ポイントをひと言でいうと、どうなりますか?
・今の話で、とくに重要なキーワードは何でしょうか?

・相手の本音を確認するときは、ストレートな言葉を添えると効果的
相手の本音を確認したいときは、まわりくどい聞き方はNG。「実際のところ」「率直にうかがいます」など、相手と正面から向き合う、ストレートな言葉を添えることで、建前でなく一歩踏みこんだ会話ができます。

・NG質問
例の件について、どうお考えですか?
 ⬇

魔法の質問
・例の件について、本当のところ、どうお考えですか?
・ここだけの話、どうお考えですか?

・単なる共感ではなく、魅力にフォーカスするつっこみ質問で会話を広げよう
共感することも大切ですが、楽しかった点やよかったところにフォーカスした質問をすることで、相手は楽しく詳細を話せます。答えの中にその人の価値観が垣間見えることも。会話を盛り上げるヒントも得られます。

・NG質問
そのイベント、楽しかったんですね?
 ⬇

魔法の質問
・そのイベント、とくにどんなところが楽しかったですか?
・とくにどんなところがよかったですか?
・参考になると思ったところはどこですか?

・あいづちよりもさらなる具体例を聞く質問をすれば答えの幅が広がる
あいづちも、会話をはずませるテクニックのひとつですが、「他には何が?」と質問すれば、答えの幅が広がり、より多くの事例を引き出せます。さらに、そこから応用できる方法などを問い返せば、会話も発展していきます。

・NG質問
なるほど、そんな例があるんですね?
 ⬇

魔法の質問
・ほかにはどんな事例がありますか?
・それは、〇〇にも応用できますか?
・その事例の特徴的な点はどこですか?

2. 相手に負担をかけない質問

すらすらと答えられる質問とは、過去にあったことや、物事のきっかけについてなど、真実をそのまま話せるものです。気負いなく語ることで口が滑らかになり、その奥にある思いやエピソードまでもひもとかれていきます。同時に警戒心や見栄も解けていくはず。

・物事がうまくいったきっかけを聞くと、成功の原点がわかる
仕事や家庭、プライベートの人間関係などで、物事がうまくいっている人に「そのきっかけ」を尋ねると、感謝すべき人物や出来事などがよみがえり、熱心に話をしてくれます。本人も忘れていた、成功の原点に気づきこともあります。

・NG質問
うまくいっているようで、うらやましいですね?
 ⬇

魔法の質問
・うまくいったきっかけは何でしたか?
・きっかけをくれたのは、どんな方ですか?
・そのきっかけでどんなことが変わりましたか?

・仕事を始めたきっかけを聞けば、仕事に対する思いがわかる
何気ない問いかけですが、相手の答えが30分以上続くことも珍しくない「使える質問」です。「仕事を始めたきっかけ」が呼び水となり、仕事に対する思い、これまでの苦労話、成功体験などを楽しく語ってもらえます。

・NG質問
いつからこの仕事をしているんですか?
 ⬇

魔法の質問
・この仕事を始めたきっかけは何ですか?
・そのお話(きっかけの話)について、もう少し詳しく聞かせてもらえますか?

・知人と第三者との関係を聞くときは、「出会いのきっかけ」を尋ねる
知人に人を紹介された折など、2人の関係を確認する場合があります。このとき「どんな関係?」では説明や答えに相手が困ることも。むしろ「どんな風に知り合ったか」、きっかけを尋ねると話がしやすくなります。

・NG質問
〇〇さんとは、どんなご関係ですか?
 ⬇

魔法の質問
・〇〇さんとはどんな風に知り合ったのですか?
・〇〇さんと出会ったきっかけは何ですか?
・〇〇さんとは長いお付き合いなんですか?

・流行や最新の話題は、「相手が知らない」という前提で質問
流行や新しい話題を、相手が知っているとは限りません。知らないことで、恥ずかしい思いやひけ目を感じさせないように、「ご存知ですか?」と確認から入りましょう。興味がないようなら他の話題にスイッチします。

・NG質問
最近〇〇って流行っていますよね?
 ⬇

魔法の質問
・〇〇のことはご存知ですか?
・ご覧になりましたか!どんなところがよかったですか?

・興味があることをずばりと聞いて、会話の糸口に
思うように会話がはずまないとき、相手はどんなものに興味があるのか、ストレートに聞きましょう。好きなこと、心ひかれることなら、気持ちよく話してくれます。このとき、対象を絞った質問は、当たりはずれがあるので避けて。

・NG質問
ゴルフはなさいますか?
 ⬇

魔法の質問
・最近、興味を持っていることは何ですか?
・最近、面白いと思っているものは何ですか?

Filed Under: Uncategorized Tagged With: 質問, 仕事, 会話, キーワード, 商談, 土台

「オトナの対話力」質問の種類を知る

2020年7月8日

質問にもさまざまな種類があります。

話が広がりやすいもの、答えが限定されるもの、イエスかノーで答えるものなど、質問の目的や期待する答えによって、ぼくたちは自然と使い分けています。

なかには相手を困らせたり、答えにくい質問もあります。

1. オープン質問「アイデアクエスチョン」

答えが複数存在する質問。答えがひとつではないので、さまざまな話へと広がりが期待できます。

オープン質問に「5W1H」を加えると、話がどんどんふくらんでいきます。

魔法の質問
どんなところへ旅をしてみたいですか?

2. クローズド質問「スピードクエスチョン」

答えが「イエス」か「ノー」の二択になる質問です。結論や答えがすぐに還ってくるため、「スピードクエスチョン」とも呼ばれます。

白黒はっきりさせたい、相手の了解を得たい、話が理解できたか確認したい、という場合に有効です。とはいえ、答えが「ノー」だった場合、話はそこでストップ。それ以上、会話がはずまない状態に。

魔法の質問
・旅行はお好きですか?
・○日の懇親会、出席できますか?

3. 5W1Hを聞く

具体的な情報や、詳細を知りたいときに有効な質問項目です。

ひとつのキーワードから話を広げていくための、6つ切り口ともいえるでしょう。会話に詰まったときに重宝します。

魔法の質問
When(いつ) Where(どこで) What(なに) Who(だれ) Why(なぜ) How(どのように)

4. あいさつ質問

質問の形をしていますが、じつは挨拶の一種。

相手の答えを期待しているわけではなく、気楽な言葉かけで相手に好意を伝えるケースがほとんど。社交辞令ともいえるでしょう。

魔法の質問
元気ですか?

5. よくない質問

①ノーアンサー質問
一見、質問口調ですが、相手を責める言葉を一方的にぶるける話し方です。

相手はぐうの音もです、黙り込んだり、お詫びを繰り返すことになるので「ノーアンサー質問」といいます。

魔法の質問
私がどれだけ失望しているかわかる?

②尋問
ある事柄に対して「どんな経緯があったのか」を問い詰める聞き方です。

原因解明や、再発防止につながることもありますが、問われた側は、よい気持ちはしません。

魔法の質問
どうして、こんなことになるまで放っておいたの?

③疑問
「自分が知りたいから聞く」質問。自分が答えを知って納得したいために聞きます。

「相手が答えたいかどうか」という配慮はありません。場合によっては失礼になることも。

魔法の質問
結婚はされてるんですか?

④クイズ質問
クイズのようにたったひとつの正解を求める質問。

正解を知らない人や、答えを間違った人には、快いものではありません。状況によっては相手を萎縮させる恐れも。使い方に注意が必要です。

魔法の質問
今日は何の記念日でしょう?

Filed Under: 仕事, ライフスタイル Tagged With: 質問, 対話, あいさつ, 5W1H, よくない質問

聞き方次第で答えが変わる!5つのしつもん

2020年7月5日

質問にはいくつかの種類があります。
ここでは5つを取り上げます。
それぞれの特徴を知ることで、効果的な使い方ができるようにしましょう。

1. クイズ

クイズとは、正解が決まっている問いかけです。
これは正解を知らないと答えることができません。

仕事においてのクイズとは、
「この企業の社長は誰?」
「去年、当社で一番売れた商品は?」
などです。

部下にとってみると、試されているような感覚になります。

結局、○か✕かの答えになるので、知識を確認するときにはいいかもしれませんが、これによって部下の「考える力」を伸ばすことはできません。

2. 疑問

疑問とは、しつもん者が知りたいことを聞く問いかけです。

「あの書類はいつまでにできる?」
「〇〇さんから連絡はきた?」
「今日中に決裁しなければいけない案件は?」

確認や状況把握のためによく使われ、「何(Whet)」「いつ(When)」「誰(Who)」「どこ(Where)」などを含んでいることが多くあります。

ビジネスを円滑に進めるために、疑問は必要です。
ただ、これによって部下の「新しい考え」を引き出すことはできません。

3. 尋問

尋問も、疑問と同じくしつもん者のための問いかけですが、相手を責める気持ちが含まれるので、問いかけられたほうは嫌な気持ちになります。

何かを生み出すというよりは、物事を突き詰めるときによく使われます。
基本的には、「なぜ(Why)」という疑問詞が頭につきます。

「なぜ書類ができていなの?」
「なぜ相談しなかったの?」

このように「なぜ(Why)」と聞くので、相手からは「なぜならば(Because)」という言い訳に似た理由が返ってきます。

「他の仕事で手一杯だったから」
「すっかり忘れていて」

たとえ本当の理由がわかっていても、答える側は自分をかばいたくなったり、素直に答えたくないというバリアができることがあります。

ですので、尋問からは、未来につながる解決策は出づらくなります。

4. 命令質問

基本的に指示命令なのですが、最後にクエスチョンをつけて質問の形にしているものです。これは、しつもん者が欲しい答えをもらうという目的で使われます。

「これをやってみたらどう?」
「Aプランがいいんじゃない?」

などは質問に見えますが、「これをやりなさい」「Aプランをやりなさい」という意図があります。

これらは指示命令であり、部下の本当の成長にはつながりません。

5. しつもん

その質問に答えるだけで、相手のためになるものを「しつもん」と呼んでいます。

しつもんからは、アイデアや解決策、改善策が生まれるだけでなく、相手の本当の思いを引き出すことができます。また、自分自身に使えば、今までになかった視点が得られたり、ビジョンを明確にすることができます。

しつもんは「どのようにすれば(How)」の部分をメインに聞きます。

「どのようにすれば書類を明日に間に合わせることができるかな?」
「どのようにすれば忘れずに連絡できるかな?」

すると、こんな答えが返ってきます。

「今日中に必要な資料を準備するようにします」
「気づいたときに、まず上司に連絡します」

頭につける言葉を「どのようにすれば」という形に変えるだけで、部下の答えが変わります。すると、行動も変わっていくのです。

魔法の質問
・どのようにすれば期日に間に合うかな?
・どのようにすれば忘れずにできるかな?

Filed Under: 仕事 Tagged With: 疑問, 部下, クイズ, 命令, 成長, 質問, 尋問, 仕事

質問にある「5つの力」を活用しよう

2020年7月4日

人は、教えられたことは長続きしないもの。

「質問」の優れているところは、そうした受け身ではなく、問いかけに対して本人が考え、気づき、納得し、行動を起こして学習できることです。

「教える」ではなく「質問で気づきの機会を与える」ことが、大きな成長を促す原動力になるのです。

1. よい質問から生まれる効果とは?

よい質問からは、前向きな答えが生まれます。
そこから斬新なアイデアや、やる気が生み出されることも。

質問の効果を事前にイメージして、問いかけることも大切です。

効果① 話を引き出す

相手に気分よく話してもらえる質問ができれば、会話もはずみ、相手にも好印象をもってもらえます。また、そんな雰囲気からは、新しいアイデアや提案が生まれやすくなるメリットも。

魔法の質問
何の制約もなかったら何ができるだろう?

効果② やる気が出る

「自分の仕事は何の役に立っているのか?」「どんな自分になりたいのか?」など、質問によってモチベーションを高めたり、成長を促すことも。
やる気スイッチをONにする、きっかけになります。

魔法の質問
何にどのように役立っているのだろう?

効果③ 問題解決の力がつく

問題が起きたときは反省するだけでなく、解決策を考える必要があります。「何をどうしたらうまくいくのか?」を問うことで、自分で対策を考えて主体的に行動できるようになります。

魔法の質問
どのようにしたら、うまくいくだろう?

効果④ 気づきが起こる

「尊敬する人なら、どうするだろう?」などと他人の立場になって考えることで、新しい視点が生まれ、気づきが起こります。さらに、そこから人の意見を聞く柔軟性も身につきます。

魔法の質問
こんなとき、〇〇さんならどうするだろう?

効果⑤ 事実だけを取り出せる

報告や相談には、聞き手の主観によるバイアスがかかりがちです。しかし、焦点を絞った質問なら、感情や一方的な見方を排除し、事実としてそこに何があるのかを知ることができます。

魔法の質問
このトラブルの原因と教訓は何だろう?

2. 質問をする前に、確認しよう

質問も使い方によっては効果が半減してしまいます。相手に問いかける前に、以下の5つのポイントを確認しておきましょう。

チェック① 質問する相手は、その人でよいですか?

こちらが知りたいことに、的確に答えてくれる人に質問するのが効果的です。「この質問は誰にすべきか?」をよく考えてから問いかけることが大切。もし不安なときは「〜について聞きたいのですが」と打診しましょう。

また、誰に聞くのがベストかわからない場合は、「どなたに聞けばわかるでしょうか?」と周囲に尋ねるのもひとつの手です。

魔法の質問
こういう問題は、〇〇さんに聞けばいいかな?

チェック② 質問するのに、適切なタイミングですか?

相手に聞く準備ができていなければ、よい質問も無駄になります。先方の様子や都合に配慮しつつ、適切なタイミングをはかりましょう。相手に直接確認する場合は、「今、少しお時間いただけますか?」と、ひと言断ってから。

魔法の質問
月末で忙しいかな? 話をする余裕があるかな?

チェック③ 自分の様子は相手にどう映っていますか?

質問者は見た目の印象も大切です。そもそも、相手から好感をもたれないと、きちんろ話をしてもらえません。笑顔第一で、相手に安心と信頼を感じさせる態度でのぞみましょう。

魔法の質問
心にゆとりがあるかな? 笑顔になっているかな?

チェック④ 肯定的な結果につながる質問ですか?

「この質問は、どんなゴールに到達するために行うのか」を今一度、自問してみるのも大切です。相手から否定や言い訳ではなく、肯定的な答えが返ってくる問いかけを心がけましょう。

魔法の質問
そもそもこれは、何のための問いかけかな?

チェック⑤ それは相手のためになる質問ですか?

自分が知りたいだけの疑問や、相手を責める尋問はNG。トラブルについて質問するときも「どのようにしたら解決できる?」の精神で。
答えることで相手が成長できる質問をしましょう。

魔法の質問
この問いかけで相手が成長できるかな?

Filed Under: 仕事, ライフスタイル Tagged With: 質問, 仕事, 確認, 気づき, 効果

子どもが自分の容姿を気にしているとき「どんなところが気になるの?」

2020年4月26日

とくに女の子は、他の子と比べて
自分はかわいくない、太ってる、かっこ悪いなどと思い込み、
自分を失ってしまうことがあるようです。

1. ストレートに聞いてみる

そんな子どもを励ましたくて
「気にしない。気にしない。だれもみてないよ」
などと言いがちですが、よけいに傷つきます。

気にしないでいられないから、子どもは悩むのです。

この場合は、子どもに自信を持たせるような
質問をしていきたいですね。

「どんなところが気になるの?」
「どうしてそう思うの?」
と子どもが気にしていることをストレートに聞いてみましょう。

「背が低いことが嫌だ」と言った場合は、
「〇〇ちゃんは、小さいところがかわいくて、
お母さんは大好きよ」
と伝えましょう。

この世の中に1人でも自分を承認してくれる人がいる
とわかると、子どもは安心します。

魔法の質問
・どんなところが気になるの?
・どうしてそう思うの?

2. 持ってるいい面を探してみる

また、自信がない子は、自分がコンプレックスを感じていることに、
無意識にフォーカスをしがちですが、
自分が持っている他のいい面に
目を向けさせましょう。

「〇〇ちゃんは、自分のどこがすてきだと思う?」
など、自分のいい面を探させましょう。

「優しいところ」など答えたら、お母さんは
「そうだよね。だからみんな〇〇ちゃんのことが大好きだよ」
と認め、子どもに自己肯定感を持たせる
ことが大切です。

魔法の質問
〇〇ちゃんは、自分のどんなところがすてきだと思う?

Filed Under: 子育て Tagged With: 質問, 子ども, 親子, 見た目, 女の子, 容姿, 外見, 気になる

落ち込みやすいときの心が軽くなる3つの考え方

2020年4月19日

質問するだけで、人間関係は驚くほど変わります。
いや、変わりました。これはぼくの経験です。

質問をするときに大切なのは「誰のための質問か?」です。相手のことを考えず、ついつい自分が聞きたいことを質問してしまうとそれは尋問になってしまいます。尋問は相手にとってつらいだけの質問。

自分のためではなく、相手のために質問をするその心構えを持っているだけで、発する質問は魔法の質問へと変化していきます。

自分へ素敵な質問をして、あなたの魅力を引き出してください。
相手へ魔法の質問をして、その人の可能性を引き出してください。

でも、もっとも大切なのは質問にとらわれないこと。時には質問を忘れて、じっくり聴く、認めてあげる、褒めてあげる。そんなコミュニケーションをとってみてくださいね。

1. 在り方を変える

たくさんの人と出会っても
いい人間関係を作れるとは限りません。

なぜならば
人脈は広げるものではなく、
深めるものだからです。

以前は、
人脈を広げようと思って
交流会や出会いの場にたくさん顔を出し
名刺交換をしていました。

でも、
そこからつながったご縁は
ほとんどないに等しいもの。

逆に、
ひとりの人と
じっくりたっぷりつき合い、
そこからご縁を掘り下げていくと
いろいろな方を紹介してもらったり
広がったりしていきました。

やはり
広めるものではなく
深めるもの。

そして、深まってからだと
自然と広まっていくのです。

大切な人とのご縁を、
深めるために何ができるかを
考えてみましょう。

魔法の質問
ご縁を深めるために何ができますか?

2. 関わり方を変える

人には、
いろいろな役割があります。

ぼくの場合だと
父親であり
夫であり
社長であり
市民であり
リーダーであり
長男である。

家族や会社、地域など
さまざまなコミュニティに属していると思うのですが
その数の分だけ、
役割があります。

その人のほかの役割に目を向けてみると
その人の幅がわかります。
新たなよさが見えてきます。

普段は、見せない表情も見てみることで
いままで許せなかったところが
許せることもあるかもしれません。

一面を見て
その人を判断するのではなく
多面的に見て
その人のよさを発見してみましょう。

魔法の質問
その人は、どんな役割を持っていますか?

3. 質問体質になる

素直に謝る。

そんな気持ちを
いつも持っていたい。

謝るには勇気がいるが
その一歩は大きな一歩となる。

謝ることは
自分と向き合うレッスン。

言いにくいことでも
伝えにくいことでも
勇気を持って言葉にしてみよう。

ごめんなさい。
ゆるしてください。

魔法の質問
あなたは素直に謝れますか?

Filed Under: 自分探し, ライフスタイル Tagged With: 質問, 人間関係, 人脈, 役割, 謝る

会話上手になれるシンプルコミュニケーションのすすめ

2020年3月11日

相手が言っていること、
その先にはもっと言いたいことがあります。

1. その先を聴く

「会社を辞めたい」と友人が相談してきたとしましょう。

彼は実は会社を辞めたいのではないのです。会社を辞めて嫌な人間関係を断ち切りたいのかもしれないし、自分が夢だったことを仕事にしたいのかもしれません。

話を聴く時、このことを意識しましょう。

この言葉の奥にはどんな気持ちがあるのか?
その先には、どんな想いが隠れているのか?

それが見えてくると、話の中でのすれ違いが少なくなり相手の本当の気持ちが見えてきます。

言葉だけでなく、言葉の先に耳を傾けましょう。

魔法の質問
言葉の先にどんな想いがあると思いますか?

2. その先を伝える

相手の言葉の先に、気持ちがあるように、自分にも同じことが言えます。

伝える時には、その先にある気持ちや意見も伝えるようにしましょう。

「部屋が散らかっているので、片付けてほしい」と注意したとします。
でも、部屋を片付けてほしいのではなく、きっと「きれいな部屋で気持ちよく過ごしたい」のかもしれません。

であれば、「気持ちよく過ごしたいから、部屋をきれいに片付けてほしいの」と伝えたほうがお互いにわかり合えます。

伝えている言葉の先の、本当に伝えたいことも一緒に添えてみましょう。

魔法の質問
本当に言いたいことは何ですか?

3. 続く質問をする

会話をしていく要素で大切なものに「質問をする」ことがあります。

質問をすることで、自分が話をしなくても相手が会話を創り上げてくれます。
でも、その質問にも「会話が続く質問」と「会話が続かない質問」があります。

会話が続く質問は、相手の答えがYESの質問。会話が続かない質問は、相手の答えがNOの質問です。

「野球に興味ある?」「いいえ」
「では、サッカーは興味ある?」「いいえ・・・」
これでは会話が続かないですよね?

その時は、答えがYESになるように質問をしてみましょう。

YESと言ってくれそうな質問を準備して、それから会話を創っていきましょう。

魔法の質問
YESと答えてくれるのは、どんな質問ですか?

Filed Under: 自分探し, ライフスタイル Tagged With: コミュニケーション, 会話, その先, YESの答え, 質問

自分のことを知る方法

2020年1月18日

あなたは、答えは外にあると思っていませんか?

その外にある答えを知れば、すべてが解決できると思っているのではないでしょうか。

1. 自分のことを知り、自分で改善策を立て行動を改める

たとえば、誰かと問題が起きた時。
「なんで、こんな問題が起きたのだろう?」と考えますが、それと同時に、

「なんで、あの人は先に言ってくれなかったのだろう」
「もっとこっちの気持ちを汲んでくれれば、こんなことにはならなかったのに」

というように、相手の行動が問題なのであって、自分に落ち度はないと思ってしまいがちです。

これは、相手の中に問題と解決法がある、と外に対して意識が向いている状態なのです。でも、本当は「自分のことを知り、自分で改善策を立て行動を改める」ことをしないと、相手が誰であっても、同じ問題が起きてしまうのです。

今度はちょっと違う視点から考えてみましょう。

大勢の人が集まる会合で、初対面の人と話をするシーンを想像してみてください。

「どんな仕事をしているのですか?」
「今日はなぜここに来たのですか?」

相手のことを聞くのはいいけれど、質問してばかりでは自分のことを話すタイミングがありません。相手が自分のことを知ることができなければ、興味を持ってもらえない。

その結果、いい出会いに結びつかず、何の成果も得られない。
あなたにも、そんな経験はないでしょうか?

実はこの時に大事なのは「自分が何が必要で、何が不必要で、どんな人と関わりを持ちたいのか」をあらかじめ知っておくことなのです。

2. 自然な情報交換のための5つのキャッチボール

答えは内側、自分の中にしかありません。

海外では、パーティーで出会った人に、いきなり名刺を渡すことはしません。
ちょっと会話をして、今度も会いたいな、と思った人にだけ、連絡先を渡すのです。

出会いの時に、自分にとって必要な人か、関わりたい相手かどうかを、フィルタリングしています。

大勢の中から、短時間で自分が求めている人を見つけたいなら、この順番で次の5つのキャッチボールをして、自然に情報交換をしましょう。

「ここに来たきっかけは何ですか?」
「ふだんはどんなことをしているのですか?」
「どんな人がお客様なのですか?」
「今、どんなことに取り組んでいますか?」
「今、関心があること、知りたいことは何ですか?」

これだけの会話で、自分の求めている人がどうかがわかります。もし、違うなと感じたら、今日はお話しできて嬉しかったです、と挨拶をして、スッとフェードアウトすればいいのです。

私は今、どんな人と出会いたいのだろう?

そこが明確でないと、よい出会いは起こりません。
名刺交換をたくさんしたり、相手の話を聞いて情報を集めたりしただけでは何も起こりません。

関わり方に活かすことができないのです。

私は何が好きで、何を大切にしていて、今何に情熱を傾けたいのだろうか?
自分のことを知るということは、自分と対話していることです。

自分との対話ができていないと、どんな人に出会ったらよいかわかりません。
今関わりがある人とも、どんな関係を育てていったらいいかわかりません。

自分のことを知るためには、自分にたくさん質問すること。
意識的に自分との対話の時間をつくること。

答えは、自分の中にあるのです。

魔法の質問
自分に何を聞きますか?

Filed Under: 自分探し, ライフスタイル Tagged With: 質問, 対話, 自分を知る, キャッチボール, 情報交換, 名刺交換

恐れず手放そう

2019年10月13日

失うものがあると思うと、恐くて一歩が踏み出せません。
チャレンジしようという気持ちがなくなり、
安全に進んでいこうと当たりさわりのない選択をしてしまいます。

1. 失うものはない

でも、真の成功をしている人は、失うものはないということを知っています。
もしくは、失ったとしても、
本当に必要なものはすぐに戻ってくるということを知っています。

仮に戻ってこなかったとしても、、また一からやり直すことができるのです。
もしかしてあなたには「相手に聞くことが怖い質問」があるかもしれません。

「こんなことを聞いたら、信頼を失うのではないだろうか?」
「関係性が崩れてしまうのではないか?」
「二度と会えないことにならないだろうか?」

というように。

たとえば、過去の失敗や、お金のこと、男女関係のこと、親との関係など。

2. 信頼しているということは?

でも、もしそれが「そこに向き合わないと問題が解決しない」内容であれば、
勇気を持って質問をしてみてもよいのです。

それを聞いたことで、関係性が崩れるものであれば、
それまでの関係だったということです。

関係が変わることを危惧するのではなく、質問する側は相手を信頼すべきです。

信頼しているということは、相手からも信頼されているはず。
お互いを信じ合う、関係性ができていることになります。
相手を恐れず失うものを気にせず、質問をしていきましょう。

魔法の質問
何を失うと思っていますか?

Filed Under: 自分探し, ライフスタイル, スピリチュアル Tagged With: 恐れ, 質問, 信頼, 関係性, 信じ合う

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プロフィール


マツダミヒロ

質問家。「魔法の質問」主宰。
時間と場所にとらわれないビジネススタイルで世界を旅するライフトラベラーでもある。 各国で「自分らしく生きる」講演・セミナー活動を行う。 著書は国内外で35冊を超え、年間300日は海外に滞在。

独自のメソッドの「魔法の質問」は世界各国に広がりインストラクターは5,000人を、 メルマガの読者は5万人を超える。 NHKでも取り上げられた「魔法の質問学校プロジェクト」では、ボランティアで世界各国の学校へ訪問。

『質問は人生を変える』(きずな出版)『賢人たちからの運命を変える質問』(かんき出版)ほか著書多数。
→著書をチェックする(Amazon)

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