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仕事

閃きは逃してはいけない。そこで育む!瀬田 崇仁さんインタビュー(2)

2019年9月28日

全くソーシャルメディアなどを使わず、名刺を1枚も作らないで、第一線の方々に仕事を依頼されるという、世の中の流れとは違う着想力は一体何なのか?

積み重ねてきたことが自分の信用や価値になる、その唯一無二な存在になる方法をコンサルタント瀬田崇仁さんにインタビュー!

いかに自分の閃きが生まれることを大事にし、それをどのように整えることまでしているのか、瀬田さんの頭の中の秘訣を伺いました。

インタビュー後半では、アイデアが生まれる情報収集の秘訣についてお話いただきました。
 

瀬田 崇仁
クリエイター・コンサルタント

  
▼インタビューは前半はこちら
ソーシャルメディアも使わず、名刺を1枚も作らずに仕事を依頼される着想力とは?瀬田 崇仁さんインタビュー

1. コンサル、税理士等の仕事をしようという人も、新聞とか読まなくて大丈夫

マツダミヒロ(以下、ミヒロ):瀬田さんのしつもんカンファレンスなどでのトークを見ていたりするときに、視点というか、アイデアがすごく面白いし、いろんなところから、アイデア・視点を拾っているような気がするんだけども、そのコツみたいなものはあるんですか?

瀬田 崇仁さん(以下、瀬田さん): ありますね。
コンサルティングという仕事をしていると、企業さんも相手だったりするので、「瀬田さん、どういう情報の取り方をまずしているんですか?」とよく聞かれるんですね。

「たとえば日経新聞を読んでいるんですか?」だったりとか、プレジデントとかダイヤモンドとか、「NewsPicks見てますか?」とか、そんな風に聞かれることが多いんですけど、実は一切そういうものを見ていないんですね。

ミヒロ:それは勇気が持てる話ですね(笑)

瀬田さん:だからもし、企業コンサルとか税理士の仕事をしようという人でも、新聞とか読まなくて大丈夫です!ということを、実家が新聞屋だったぼくが言う(笑)

ミヒロ:え?ご実家は新聞屋だったんですか?面白い〜(笑)
で!何を見てますか?

瀬田さん:意外にぼくが見ているのって、Yahoo!ニュースのYahoo!トップをいちばん見てるかもしれないです。

ミヒロ:えー、Yahoo!ニュース?? 意外! その理由は?

瀬田さん:見方というか、コツがあるんですけど、『リスペクト記事』とぼくが整理しているものを1日に5個とか10個くらい見るようにしています。

ミヒロ:リスペクト記事?

瀬田さん:『リスペクト記事』というのは、ぼくだったり、ミヒロさんだったり、これを見られる方もいると思うのですが、自分がリスペクトしている人物とか、リスペクトしている分野・・・
たとえば、こういう映画監督の人がすごく好きとか、あの新製品を作った開発の舞台裏にいた人が好きとか、仮にコミックとかがすごく好きだったら、何でコミケ(コミックマーケット)が年間に50万人集まっているのかみたいな、何でもいいんですけど、自分がリスペクトする記事の分野やプロジェクトとかって多分あると思うんですね。

Yahoo!とかってアルゴリズムなので、1回そんな記事を見ると類似記事が出てくるようになるので、最初は検索しないと難しいかもしれないですけど、リスペクト記事はYahoo!トップの1日をスクロールしたら、最低3つとか、多ければ10個くらいすぐ出てくるんですよね。

ミヒロ:そうなんですか?

瀬田さん:出てきます、出てきます。
演劇がすごく好きな人がいたとしたら、国立〇〇劇場の逆転劇みたいな記事が出てきたり、ビジネスが好きな人だったら、昔だと旭山動物園がすごく良くなった話とかが好きな人もいると思いますし、ただ単に芸能人のファンと言うよりは、その人の仕事へのストイックさが好きみたいな人のインタビュー記事って結構ありまして、そういうものを見るようにしています。

ミヒロ:自分がリスペクトしているのは、一見自分の本業とは関係のないものの場合も多かったりしていいんですか?

瀬田さん:全然OKです。どこを見ているかと言いますと・・・
ぼくがミヒロさんのライフトラベラーハウスのコンセプトですごく好きだと思うのは、一緒にいる時間を共にするとすごく変容していくってあるじゃないですか。

ミヒロ:あぁ、確かに。

瀬田さん:ライフトラベラーハウスやしつもんカンファレンスですごく好きなのは、一緒にいることでエネルギーを変容させていくという場。

それが大好きなので、そういう場に直接行く機会が取れるならどんどん行くといいと思いますし、日常的にやるとしたら、リスペクト記事を通してその人のエネルギーに触れるとか、エネルギーだけじゃないんですけど、「この人ってこういう視点で仕事を見てるんだ」とか「こういう感覚でやっていて、自分にはないものだから取り入れてみよう」とか・・・
あとは「こういうアイデアって、自分の業界に置き換えたらどうなるんだろう」と考えたりするので、自分の業界より少しズレていた方がいいですね。

しつもんカンファレンスは一緒に場を共有し、普段会わないいろんな人が各地から来て、新しい頭の化学反応みたいなものが起こったりしますよね。その「日常でできる版」を『リスペクト記事』でやっている感じです。

ミヒロ:視点と在り方みたいなものを吸収し続ける感じですか?

瀬田さん:そうですね。
具体的に言うと、
『視点』−どういう視点で見ているのか、
『感覚』−たとえばそれが事業だったら、「すごく努力をして頑張ってます」という感覚を持っている人なのか、「お客さんに喜んでもらって仕事をするとすごく楽しいです」という感覚を持っている人なのか、
『エネルギー』−会話でも、なんとも言えないエネルギーとしか言えないようなものを浴びていく感じだったり、
『発想』−他の業界でいう発想、こういう発想って自分の業界、自分の仕事では何だろうという発想とか・・・

あと、もう一つありました、『基準』です。

ミヒロ:基準?

瀬田さん:『基準』−自分がリスペクトするような人って、何かしらこだわりや基準という型を自分の中で持っていらっしゃるんです。この基準より下の仕事・クオリティのことをするとか耐えられないみたいな美学をみなさん持っていらっしゃって、その基準を「自分の背筋を伸ばす」というか、「襟を正す」ためにいただいているというか、感じ取っているというのはあると思います。

ミヒロ:なるほどね、それは極端に言えば、素材・教材は周りに転がっているということですね?

瀬田さん:めちゃくちゃ周りに転がっています。

2. 閃きは逃してはいけない、結晶化する

瀬田さん:唯一、『リスペクト記事』を見ていくときに、「こういう記事は違いますよ」と明確に言っているものがあるんです。
それは、誰かが類推して想像して書いている記事。

たとえば、しつもんカンファレンスで登壇される編集者の高橋朋宏さんが、本が世界でブレイクしたこんまりさんを、高橋さん自身が編集者として、自分が体験してきたストーリーを素に、「人生がときめく片づけの魔法」がなぜブレイクしたのか?はこういうことがあります、と本人が語っていたり、高橋さんにミヒロさんがインタビューしたという記事は、『リスペクト記事』として本物なんですけど、全然関係のない評論家みたいな人が勝手に分析して書くのは、やめた方がいいですね。

ミヒロ:要は、事実か推測かということですよね。
事実の記事であることが条件ですね!これはすごく重要なことだと思いますね。

瀬田さん:カンファレンスですごくいいのは、本人の『素』に質問家のみなさんが質問して、事実が出てくるということが、本当にそうだなと思います。

ミヒロ:ぼくは昨日ボルドー(フランス)に居たんです。
「ボルドーってカヌレ発祥の地で、カヌレがすごく美味しいらしいよ」と言うことと、「ボルドーでカヌレを食べたらめちゃくちゃ美味しくて、調べたらカヌレ発祥の地だったよ」・・・というような違いですよね。

瀬田さん:そうですそうです。全然違うと思います。

ミヒロ:前者は推測で、推測みたいな情報ってすごくいっぱいあるけれど、事実だけをいかにピックアップできるか、また自分自身も事実だけを発信できるか、というところがただ大事なんですね。

瀬田さん:講座をやっている中で、みなさんによく伝えていることがあります。このインタビュー内容もそうなんですが、「そこに書いてあることも尊いんですけど、それは究極忘れてもいいですよ」、と伝えているんですね。

仮に、ミヒロさんがぼくに「こういう情報があるよ」と伝えてくださるとして、それを『情報Aくん』とします。わたしの頭の中やみなさんの頭の中には、みなさんの才能や経験、これからやっていきたいことなど、いっぱい詰まってありますよね。
ミヒロさんが授けてくださった『情報Aくん』と、頭の中にあるものを合わせたときに出てくる閃きとしか言いようがないもの、それを学びと呼んでいます。

なので、ミヒロさんが言ったことの中の、場合によっては一部分を「これだ!」と衝撃を受けるように思う場合もあれば、ミヒロさんが言ったことをキッカケに全然違う発想がボカン!と出てくる場合もあったりとか・・・

多くの人は、本を読むときやセミナーに参加するときって、書いてあることに線を引いたり、言ってもらったことを書き写すことを大事にするんですけど、それよりも入ってきた情報と自分の中のものが合体して生まれたというか、作り出したものとしか言いようのないものだけを、ぼくはフォーカスしている感じです。

ミヒロ:あぁ、これはまさにその通りですね。ぼくも学んだりとか、本を読んだりするときにメモするものは、そこに書いていないものなんです。そういうことですよね?

瀬田さん:そうですそうです。

ミヒロ:先生が言ったことをそのままメモしても、ただの記録・・・閃きがないですよね。

瀬田さん:ないですね。

ミヒロ:いかに自分の閃きが生まれることを大事にし、それを記録し、整えることまで大事にするか、ですね。

瀬田さん:ミヒロさんが仰ったように、閃きはその瞬間に掴まえないとダメみたいなところがあるので、ぼくは読書をしていても、閃きが生まれた瞬間は30分間くらい立ち止まったりしています。

止めて、閃きから連想ゲームというか、こんなこともできそう、とか、自分の仕事に置き換えるとこういうことだ、ということをずっと頭の中で生み出したり、組み立てたりするので、本を閉じて30分は考える、をよくやっています。

ミヒロ:へぇ〜。そこが『差』ですね。
「あ、閃いた!」「なるほど!」と思ったときに、読み進めちゃうでしょ。
でも、そこでいかに立ち止まれるか、イマジネーションをし続けるかということが、違いを生むんだなと思います。

瀬田さん:それはすごくありますね。

ミヒロ:閃きは逃してはいけない。そこで育むですね!

瀬田さん:ぼくはよくそれを「結晶化する」という言葉を置いてるんですけど、放っておくと蒸発化しちゃうんで。

ぼくの場合は「この閃いたことで、クライアントAさんのあの仕事のことで使えるかも」ということを頭の中で全部カタチにまでしちゃっている感じです。

ミヒロ:その時点では記録しないんですか?

瀬田さん:その時点で言語化までしています。

ミヒロ:本を読みます→閃きました→本を閉じます→イマジネーションします→シュミレーションします→そこでメモする感じですか?

瀬田さん:はい、言語化(メモ)します。そのとき大体いつ使うか?まで決めています。

ミヒロ:タイミングも決めるんですか?

瀬田さん:決めてます。そこは大きいですね。

ミヒロ:え?どういうことですか?いつ使うかを決めるのですか?

瀬田さん:今度クライアントAさんの会議のここのこの場所でこれは使おうとか、この現場のこのプロジェクトに使おうって決めます。
アイデアの残骸みたいにするんじゃなくて、未来のここに使うパーツにまでしているという感覚があります。

ミヒロ:スケジュール化するんですね?

瀬田さん:しています。

ミヒロ:それだとムダにならないというか、生きてきますよね。

瀬田さん:作るのが楽しみで仕方ない、これ使ったらどうなるだろう?って考えることが楽しいです。

ミヒロ:それは面白い仕事の仕方ですね。

ミヒロ:瀬田さんがこれからやりたいこととか取り組みたいことってありますか?

瀬田さん:それを今、クルーズの船で考えています。

ミヒロ:そうなんですか?

瀬田さん:そうですそうです。

ミヒロ:もう既にあるのかと思ってました。

瀬田さん:前回お話した『オセロ理論』と重なったりするんですけど、昔取った杵柄に甘んじないということを自分に課しているところがあります。

本当に有り難いことに業界の第一線で活躍している方を何人もクライアントにしているんですけど、正直、一時期が最高地点にいらっしゃって、昔の杵柄で食いつないでいる方もいらっしゃれば、そうじゃなくて、売上が上がっていくとかだけではないのですが、どんどん輝いていくというか・・・

見ていてものすごく両者に分かれているな、と思うんです。

それで、昔取った杵柄で仕事をしてはいけないということを、自分にも戒めていたり、自分の講座にいらっしゃる方にも、実績を出されている方にほど、おこがましくも伝えていることがすごくあります。

ミヒロ:これからも新しいことに、進化してやっていきたいということですよね?

瀬田さん:はい。進化のときは(頭が)モワモワになっている感じですね。
ミヒロさんが離島かどこかで、何もない島で講座というかリトリートをやったという・・・そういうのもいいなと思います。

ミヒロ:これからが楽しみですね!

瀬田さん:はい。

ミヒロ:ありがとうございます。

瀬田さん:ありがとうございました。

 
▼インタビューは前半はこちら
ソーシャルメディアも使わず、名刺を1枚も作らずに仕事を依頼される着想力とは?瀬田 崇仁さんインタビュー

 
瀬田 崇仁さんも登壇予定!

しつもんカンファレンス
2019年11月9日(土)10日(日)

Filed Under: 自分探し, 仕事, ライフスタイル, 旅 Tagged With: 閃き, リスペクト記事, 情報収集の仕方, コンサルタント, クリエイター

ソーシャルメディアも使わず、名刺を1枚も作らずに仕事を依頼される着想力とは?瀬田 崇仁さんインタビュー

2019年9月27日

全くソーシャルメディアなどを使わず、名刺を1枚も作らないで、第一線の方々に仕事を依頼されるという、世の中の流れとは違う着想力は一体何なのか?

積み重ねてきたことが自分の信用や価値になる、その唯一無二な存在になる方法をコンサルタント瀬田崇仁さんにインタビュー!

いかに自分の閃きが生まれることを大事にし、それをどのように整えることまでしているのか、瀬田さんの頭の中の秘訣を伺いました。

瀬田 崇仁
クリエイター・コンサルタント

  

1. 名刺を1枚も作らないで仕事をするという発想力

マツダミヒロ(以下、ミヒロ):結構一緒に旅してますが・・・
お仕事は何をされているのですか?(笑)

瀬田 崇仁さん(以下、瀬田さん): (笑)コンサルティングと言われる領域の仕事をしていると思います。

ミヒロ:あまり仕事の話をしませんよね。

瀬田さん:全然しないですよね。

ミヒロ:旅仲間という感じで。
コンサルタントとは改めて定義すると、どういう仕事なんですか?

瀬田さん:そうですねぇ。最近は悩んでいるところも正直あるんですけど、『成果を自分の知恵をもって提供する仕事』という感じで今はずっと行っています。

ミヒロ:なるほど。自分の知恵をもって成果を提供する仕事ですね。
そこでいう成果というのは、どういう成果を求められることが多いんですか?

瀬田さん:法人さんですと、わかりやすく言えば 100万円払うとその何倍、1000万円払うとその何倍の売上に繋がることですね。
新しいマーケティングを整えていくときもあれば、大きな会社さんだと、会社の文化や風土にアプローチしていくだけで、もすごく変わっていくこともあります。

ミヒロ:えぇ?
それは、会社の文化やカルチャーを作っていくみたいな感じですか?

瀬田さん:ぼくの場合は、「理念を作ってみんなで浸透させましょう」と言うよりも、任されるプロジェクトが・・・たとえばそれが「新卒採用の改革をお願いします」とか「会社がお客さんに向けてやる営業戦略を考えてください」とかで、ニワトリが先か、卵が先か、みたいなところはあるんですけど、そのプロジェクトを進みながら、会社の文化がもっとよくなるようにみたいな。

ミヒロ:プロジェクトをベースに文化を変えていくんですね。
でも今の話を聞くと、採用も、マーケティング的なものもあれば、組織の体制みたいなものもあって、いろいろあるんですね?

瀬田さん:いろいろあります。

ミヒロ:すごい!総合的ですね。それは結構珍しいんじゃないですか?

瀬田さん:珍しいと思います。なので最初に独立するときには、「業界絞った方がいいよ」とか「こういうテーマに絞った方がいいよ」と言ってくれる人もいたんですけど、そのときから名刺は1枚も作らないで仕事をすると決めていたので、絞らなくても腕さえ良ければ仕事は来るだろうと思っていたんです。

結局、「何をやっているのか分からない後藤さんですけども お願いします」みたいな感じでやってきたんですね。

ミヒロ:その辺のところをもう少し聞きたいのですが、名刺を作らないと言うのは、印刷代がもったいないという・・・(大笑い)ことではないですよね?

瀬田さん:はい。(大笑い)
所謂こういう業界は、独立するときにいろいろとうるさかったりするんですよね・・・

ミヒロ:え?どういうことですか?

瀬田さん:最初の3年間くらいは、このような仕事をするなと言われるんですよね。

ミヒロ:そうなんですか?それは3年って決まっている?

瀬田さん:そうです、3年と決まってます。
そういうことがひとつのキッカケになったんですけど、ぼくが独立したのは2015年で、とにかく当時は「Facebookにはたくさん投稿しなさい」とか「ブログも1日何記事あげなさい」とか、「ソーシャルメディアを使わないとこのような仕事はうまくいかないよ」といちばん言われていた時期だったので、逆に『全くソーシャルメディアなどを使わないで仕事をやっています』となったら、ネタになるなと思うところもあったので、それで一年間やったらできちゃったんです。

ミヒロ:そこを(みなさんは)聞きたいんだと思います!(笑)
「情報の発信はしません」ということは、知らない人からは声をかけられないでしょ?

瀬田さん:はい。

ミヒロ:ということは、知っている人の中から仕事になっていったってことですか?

瀬田さん:そうです。

ミヒロ:でも、知っている人がいます。そこから何かしらのアプローチやキッカケがないと発注が起こらないと思うんですけど、その辺はどうなんですか?

瀬田さん:有り難いことに、ぼくが元々いた会社は、めちゃくちゃ鍛えられる会社だったので、正直言うと、辞める瞬間からいろんな声がかかるんですよね。

ミヒロ:え?そうなんですか?

瀬田さん:結構かかります。「あそこにいた奴はめちゃくちゃスゴいから仲間に引き入れたい」というのはあるんですよ。
辞めるということをオープンにしてからも、親切で「困っているだろうから仕事をしようか?」と言って下さる方もいれば、「こんなスゴい奴が出たんだったら、うちの組織に入れたい」というのも来るんですけど、そういうのは実は全然受けていなかったんですよ。

ミヒロ:断ったってことですか?

瀬田さん:はい、お断りしました。最初は仕事を増やすつもりがなかったので。独立して働きぶりを見ていただいて、お仕事を任せていただいた会社さん1社だけと仕事をして、悠々自適に仕事をしていようかなくらいにしか最初は思っていなかったんですけど、3ヶ月後くらいに その会社さんにわたしが講師をやる合宿をしたんですね。

ミヒロ:瀬田さんが講師としてやる合宿ですか?

瀬田さん:そうです。その合宿を箱根で終えた後、今でも忘れないんですけど、その会社さんの社員さんがめちゃくちゃ喜んで下さり、なんとも言えないくらいすごく変わったというか、「これは自分でもすごいことをしているかもしれない」ということを教えてもらった瞬間がありまして、そこから自分が狭くやっていてはいけないという天啓のような衝撃が走ったんですね。

ミヒロ:なるほど。目の前でお客様が変化している姿を見て、これはもっと欲している人がいるんじゃないか、っていう・・・いいことですよね、それ。

瀬田さん:そこから、初めて「仕事を広げようかな」、と全く切り替わりました。

ミヒロ:広げようかと思っても、SNSはしないわけでしょ?(大笑い)

瀬田さん:そうですね(笑)

2. 『オセロ理論』と名付けてやっている仕事の発想法とは?

ミヒロ:どうやってお客さんは増えていくんですか?

瀬田さん:去年、沖縄カンファレンスに来ていただいた人には触りだけを話したんですけど、『オセロ理論』とぼくが名付けてやっている仕事の発想法がありまして、簡単に言うとオセロって真ん中からめくっていくじゃないですか、順番に。

順番にめくっていって領土を広げていくっていうやり方が普通なんですけど、そういうことをしなくて、四隅の4つさえ取ればすべてがめくれるじゃん!っていう発想だったんですよね。

普通の仕事をオセロで例えると、簡単に言えば最初にめくりやすい場所、置ける場所にだけみんな置いていく・・・それは、声をかけやすい人に声をかけたり、会いやすい人に会いに行ったり、売りやすい商品を売ったりだとか、いろいろあるんですけども・・・

入口にFacebookイベントを立てるとか、やりやすいことなんすけど、そうじゃなくて全部めくれる4つの仕事は何だろう?ということを最初は考えました。

ミヒロ:おぉ、全部めくれる4つの仕事・・・4つの仕事というのは?

瀬田さん:比喩でもあるんですけど。

ミヒロ:あぁ、なるほどなるほど。4人ということじゃなくて、4種類?

瀬田さん:4種類という場合もあったりとか・・・

ミヒロ:なるほどね。
オセロの話にいきたいんですが、オセロって角を取るときに、どうやったら角を取れるんですか?

瀬田さん:ぼくが考えていたことだけサラッと言いますと、元々いた会社がセミナーやコンサルティングの業界ではものすごい成果を出している会社だったんですよ。

これを見てくださっている方は、自分で講座とかをする方も多いと思うんですけど、元々いた会社は、入口に 3日間で20万円くらいの講座があるんですけど、大体年間に新規=新しく20万円の講座を受けたいという人だけで、2000人〜2500人いるんですよ。

ミヒロ:え?!そんなにいるんですか?

瀬田さん:そんなにいるんですよ。すごいんですよ。
この先を聞くと、みなさんもっとビックリするんですけど、2000人〜2500人の20万円の講座を受けた人の八割五分くらいの方が、更に3日間の10万円くらいの講座に行くんですよ。

ミヒロ:それは安くなるの?

瀬田さん:ちょっとだけ1回安くなるんですよ。
10万円くらいの講座を2000人くらいの人が「すごくいい」と言って行かれ、その2000人から更に1500人くらいの方が、大体また30万円くらいの講座に「また行きたい」とすごく言うんですよ。

その1500人くらいのうちの、1000人〜1200人くらいの方が、これまた30万円くらいの講座に行かれるんですよ・・・ということが毎年という。

ミヒロ:へぇ〜、すごい!

瀬田さん:こういう仕事をしている人たちから見ると驚異の・・・そんな会社なのでダイレクトにぼくがやっている仕事って、自己啓発やセミナー業界に、いちばんシンプルにストレートに役立ちやすい場所だったんですよね。

その時に決めていたことが、最初は3年くらいかかってもいいので、売上がそんなに高くなくてもいいから、自分がめちゃくちゃ実績の出るオセロの四隅になるような人をクライアントにしたら、最初の3年間は売上が低くても、次の4年目から10年目くらいは仕事に困らないだろうという発想でいました。

とにかく最初に決めていたのは、自己啓発やセミナー業界と呼ばれるところの、日本で5本指に入るような人たちの誰かから、仕事を頼まれようと決めていました。

ミヒロ:でも、そこまでは考える人もいるかもしれないけれど、そこから実際に、その人から仕事を得るのは、普通に考えたら難しいですよね?

瀬田さん:元々いた会社で10年くらいやっていたということが、1つの信用になりましたね。最初のお客様も本を80万部くらい出しているような、業界では知られた人がお仕事を頼んで下さいました。

ミヒロ:なるほどね。過去やってきたことが、自分の信用や価値になっているんですね。
で、1個取れて、2個取れて・・・3個、4個っていっちゃうんですか?(笑)

瀬田さん:そうですね(笑)
丁度良かったことが、寿司屋で言う隠れた名店みたいになっていたんです。
「すごい人が食べに行ってるぞ」みたいな。「あの人が仕事を頼んでいるし、あの人も仕事を頼んでいるけど、なぜか看板が出ていない」みたいな。

「成果はめちゃくちゃ出るらしい」という感じになっていったので、名刺を作らないということと相性がすごく良かったです。

ミヒロ:なるほどねぇ。隠れた名店はいいですよね。
隠れた名店の方が惹かれますよね(笑)

もし、みんなが実践できるとしたら、
『自分にとっての四隅は何だろう?』ということを考えてみるといいよね。

瀬田さん:そうですね。
あとは、有り難いことにいろんな業界のすごい成果を出してきた人に聞かれて、そういう人たちに共通することでもあり、わたしも意識してきたことなんですけど、自分より腕が上の人をお客さんにしているかどうか、ということが・・・

100人いたら100人じゃなくてもいいんですけど、それは売上の規模の場合もありますし、例えばセラピーとか治療家でも、自分よりも何十年も先からいた業界のすごい人とかがお客さんになっている人たちは、みんな引き上げられ方というか、広がり方が全然違うという。

ミヒロ:自分より上の人をお客さんにするってこと?

瀬田さん:はい、お客さんにするんです。多くの人は、自分の年商がこれくらいだったとしたら、自分よりも腕が上だったりする人って恐れ多いみたいな・・・

ミヒロ:そうだね。

瀬田さん:そういう人にも自分ならではの提供できる価値や強みというのは、今までやってきた蓄積とかもしっかりしているほど早いですし、そういう人であれば実はいくらでもあると思います。

ミヒロ:なるほどね。
だとしたら、『自分を超える人をお客さまにしていますか?』ということが1つですね。

瀬田さん:それはすごく大きいです。

ミヒロ:もし、まだNOだとしたら
『自分を超える人をお客様にできますか?』ってことですね。

瀬田さん:はい。

ミヒロ:それは必ずあります?

瀬田さん:必ずあります。なんとなくの感覚だと、考える前にやめている人が99%くらいだと感じます。

ミヒロ:たとえば、仮に自分がセラピーをやっているとします。
お客様がセラピーの鉄人です、の場合もいいけれど、そうではなくて、自分と違う分野で秀でている人という意味でもいいんですか?

瀬田さん:全然いいです!

ミヒロ:そうすると考えやすいですよね。
自分よりすごいなと自分が思っている人も、自分自身に求めていることがあるかもしれないですよね。

瀬田さん:ありますね、絶対。

 
▼インタビューは後半はこちら
閃きは逃してはいけない。そこで育む!瀬田 崇仁さんインタビュー(2)

 
瀬田 崇仁さんも登壇予定!
しつもんカンファレンス
2019年11月9日(土)10日(日)

Filed Under: 自分探し, 仕事, ライフスタイル, 旅 Tagged With: コンサルタント, クリエイター, 名刺を作らない, オセロ理論, 知恵, 成果

『ライフスタイルを持つ生き方』しつもんカンファレンス2018

2019年9月26日

【ライフスタイルを持つ生き方】
自分らしい生き方×人生を俯瞰する力×夢を現実にする

あなたには、ライフスタイルがありますか?

多くの人は、ワークスタイルを決めその後にどう生きたいかを決めていきます。
でも、それでは仕事中心の人生になってしまいます。

どう働くかの前に、
どのように生きるか?何を大切にしたいかを決めることで
人生が、より自分の人生になっていきます。

ライフスタイルを優先させ、自分のライフスタイルを持っている人は
どんな人生を送っているのか?

そして、自分が望むライフスタイルを手に入れるには
何から始めればいいのか?

そんなライフスタイルの秘訣をお伝えします。

しつもんカンファレンスin OKINAWA ミッドナイトセッション2

壇者情報
スピーカー/
鈴木 克彦

松田 然
働き方実験家
http://moyulog.com/

マツダ ミヒロ
「魔法の質問」主宰、質問家、ライフトラベラー、作家

質問家/
岡谷 佳代
http://heiwa888.com/

1. 今のライフスタイルを持つようになったきっかけは?

岡谷 佳代(以下、岡谷):『ライフスタイルを持つ生き方』です。どうぞよろしくお願いいたします。
これから、理想のライフスタイルを手に入れた3人の方にお話を聞いていきたいと思います。

ではまず初めにいちばん端から、元プロバスケットボール選手ということをうかがっております。通称のっぽさん、日本一結果が出る起業塾を大阪と東京で開催されている鈴木克彦さんです。

鈴木(のっぽさん):そうやって言ってもらってるんで、そう言ってるだけで……。
ほんとかどうかは分かりませんけど(笑)。

岡谷:次は、松田然さん。働き方を実験していらっしゃって、今は自転車で日本中47都道府県に行って……。

松田 然(以下、然(もゆる)):もう周り終えましたね。

岡谷:「自転車で旅しながら、働く」っていうのが自分のスタイルになっていってる……。

然:そうですね。自転車旅というのは目的ではなくて、その先にいる面白い人といいますか、働き方を工夫して生きている方にインタビューするのが好きなんです。会いに行くのに手段が自転車が多いだけで(笑)

岡谷:手段が自転車なんですね。

然:そうですね。そうすると、みんな会ってくれるんですよ。

ミヒロ:あぁ、なるほどね!

岡谷:素敵。自転車で行くのが珍しいから……。

然:そうですね。「明日そちらにたどり着くんですけど」(と、連絡を入れると)断る人はほとんどいないんです。わたしは営業経験はないんですけど、アポ率は100%です。

岡谷:すごい。100%。(拍手)

ミヒロ:自転車買わなきゃ。

岡谷:自転車、ぜひ買ってください(笑)。そして、質問家のマツダミヒロさんです。

では、この3人の方に『ライフスタイルを持つ生き方』ということで、いろいろ質問していきたいと思うんですけど。

今ですね、目の前のことに一生懸命、お仕事も一生懸命で、自分の理想のライフスタイルを考えている方って、実は少ないんじゃないかなって思っているんです。(スピーカーの皆さんは)自分の理想のライフスタイルを考えるきっかけ……、今のようになるには始まりがあったと思うんですよね。

なので、その始まりから聞いていきたいと思うんです。然さんから聞いてもいいですか?

然:そうですね、今のライフスタイルというのは、先ほど自転車中心と言ったんですけど、それは、わたしの生き方のほんと一つ。メインはライターの仕事を12年程やっています。12年の中で、今まで約4000人の方を取材してきたんですね。

そんな数多くの方々に「なんで、あなたは今の仕事をしているの?」というのを質問するのが仕事みたいな感じです。ライターというと、“書く”仕事だと思われるんですけど、インタビューが大事で、わたしはインタビューをしていく中で、これからの生き方を考えてきました。

ライター駆け出しのときは、もうすごいワーカーホリックで、朝から晩まで会社に泊まり込むみたいな生活をずっとしていてですね。20代は昼は取材して夜は会社に泊まって仕事している記憶ぐらいしかないですから。

なので、仕事しか考えてないと「理想のライフスタイル」なんて考えが出てこないんですよね。

ミヒロ:なるほどね。たしかにそうだね。

然:(マツダの方を見て)どうですか? そういうのなかったですか?

ミヒロ:働き過ぎてると、ライフスタイルのことは考えられない。

鈴木(のっぽさん):ま、そうでしょうね。

岡谷:それからどんなきっかけで?

然:そうですね。8年前に起業して、そのときもすごく働いてて。でも、仕事するのが当たり前というか気持ちよくなってるみたいな感じで疑問も抱かず、頑張ればみんなからも認められるし、お金ももちろん入ってくるし、っていうところで突っ走っていたんですが……、東日本大震災が1つの転機となりました。

起業したのは「チャレンジする人を増やしたい」という想いのもとチャレンジで繋がるSNSをつくろう!って。

で、デザイナーとエンジニアを雇って。たとえば「起業したい」「ダイエットしたい」というチャレンジで繋がるようなSNSをつくろうとしていたころ、震災が起こり請けていた仕事が全部なくなってしまったんですよ。

周りの友人たちが震災ボランティで現地に向かっているとき、わたしはお金も底をつきそうになっていて、自分自身の余裕が全然なく、ボランティアにも行きたいのに行けず。

「あれ? 自分は仕事を頑張ってるのに、自分自身がやりたいことが全然できてないな」と思ったときが……人生の転換点でした。

そのときに思い出したのが、学生時代は自転車にすごく乗ってたんですけど、社会人になってから自転車にあまり乗ってないなって。大人になってまで乗り回すなんてちょっと痛い奴みたいに思われないかなと(笑)。

全員:(笑)

然:だけど、そのときはお金もなかったし、遠くまで行くなら自転車かなって。交通費はほぼ0円だし(笑)。

自転車旅しながらも、本業のライターとして情報発信ができるので、東北の被災地まで自分の足で向かい、現地で何が困っているのかとか、観光地はどうなっているのかみたいなところを取材してSNSなどで届けるということができて。

「あぁ、わたしはこういうことを、やりたかったんだなぁ」ってそのときに気づきました。

で、その足で北海道の最北端、稚内まで行っちゃって。旅も好きだったので、その間にインターネットを使って仕事をしてたら、そのスタイルも自分にとって理想の働き方の1つだなと気づいていきました。

岡谷:やっていきながら、気づいていった、と。ありがとうございます。
では、のっぽさん。このライフスタイルを持つ、考えるきっかけだったりだとか、始まり。

鈴木(のっぽさん):起業したのが2000年くらいなんで、もうずいぶん経つんですけど。その頃ってね、起業したらこんな生活をしてみたいなというのが、勝手にあったんですよね。でも、それってほとんど真剣に取り組まなかったんですよ。

で、結婚して、「こういう生活を一緒にしてみたいな」とか、「こういう生活をしたい」って言われると、けっこう頑張ってやる(笑)。

岡谷:たとえばどんな生活だったんですか? 結婚して……。

鈴木(のっぽさん):ぼくずっと旅行好きだったんで、「いくつになっても2人でずっと旅行して歩きたいね」ということをかなり話して、そうすると優先順位が変わったんですよね。仕事の予定を入れる前に、旅の予定を入れる。

全部その「旅を実現させるための仕事の仕方」に変わるんですよね。

どっちかというと、仕事がうまくいくとみんな理想のライフスタイルが叶うって思うのかもしれないけど、理想のライフスタイルを叶えるために仕事をしてる。そこは発想が変わりましたね。

岡谷:そこがいちばんの起点。ありがとうございます。ミヒロさんは?

ミヒロ:そうですね。う〜ん……、たぶん2人と似てるんですけど、仕事をし始めたときからず〜っと仕事しかしてなくて。で、10年以上きたので……。う〜ん、ライフスタイルを考えるということ自体があんまり思いつかなかったんですけど。

ぼくの場合は海外によく行くようになって、で、そのときに、海外に行った先にいる人たちがあんまり働いてないように見えるんですよ(笑)。

なんでぼくたちだけ働いてるのかなって。なんか大事にしているものが違うのかなっていうのがまずあって、その時期というのが結婚したくらいの時期なんですよ。

というのも、結婚する前の時期も海外に行ってたんですけれども、海外でも仕事をしに行っていたので、そういう人たちとも会わないわけですよ。でも、その出張じゃない旅の仕方をしたときに、それこそ、その人が大切にしている生き方を見たときに、なんかリズムが違うなって。

大事にしているものが違うなって、それをライフスタイルって呼ぶんだな、というのがなんとなくわかってきて。そこから変わってきたという感じかな。

結婚するタイミングで、ライフスタイル……、ワークスタイルよりもライフスタイルを話すようになったからという感じかな。

岡谷:ライフスタイルを持つ生き方をされる前に、20代とか30代とか、もしかしたらその“年代”だけでは分けられないかもしれないんですけど、ステップがなかなか見つけられない人は、何をしたらいいのかなって。

わたしから見ると、やっぱり特別な3人というか、ライフスタイルを手に入れて……。でも初めは、みんな10代の頃があって、20代の頃があって、そのときの葛藤みたいなものをどんなふうに過ごしてきたのかなって。
のっぽさんは、プロバスケットボール選手だった……。

鈴木(のっぽさん):20代はバスケット馬鹿。完全に。30代仕事馬鹿。
40代になってようやく。ずっとやりたいことをやってきたから、「そろそろ人の役に立たないといけない」って思ったのが40でしたね。

そこから「人のために何かしよう」と、仕事のスタイルがどんどん変わってきて。だから今もぼくは起業塾とかやってますけど、起業塾を売るためだったら、モチベーションはちっとも働かないです。

ミヒロ:なるほどね。仕事のためにはモチベーションが上がらない。

鈴木(のっぽさん):全然働かない!でも、「この人たちをみんな、なんとかしてあげなきゃ」って思うから仕事ができるんですよね。

岡谷:それは何かきっかけみたいなものがあったんですか?

鈴木(のっぽさん):40になったから。「いかんぞ」って思い出したんですよ。
そこから仕事観がガラッと変わった。

そうするともう、時間で働くとか、制限をつけること自体が馬鹿らしいと思うようになってきて。人に「なんとか結果を出してあげたい」と思ったら、時間とか言ってられないんですよね。やることやってあげないと。

というように働き方が変わってきましたね。ぼく、仕事とプライベートってあんまり差をつけない、分けないんですけど。うん、起きてる時間は全部仕事のこと考えてるし。

ま、仕事、かみさん、仕事、かみさん。あとはあんまり考えることないんですよね。

岡谷:どうですか? ミヒロさんは?

ミヒロ:いやでも、ぼくも言われてみたらというか、40歳からじゃないですか。
今44で、40歳のとき……、4年前くらいから今のライフスタイルになっていったと思うんですけど。ま、でもそれはたまたまだったんですよ。

でも20代はがむしゃらに働いて、30代は働き方がわかった上で精一杯働いて、という感じなのかな……。

然:わたしは、ライターという仕事って、いろんな人を取材できるんで……。
たとえば会社を経営している社長さんを1000人以上取材してきた中で、50の人もいれば40の人も30の人もいろいろ見てきて、ここ最近のインターネットの進化と同時に年齢って関係なくなってきたなって感じるんです。

自分で何か事業をしている人ってエネルギーが強い傾向にありますが、例えば40でも50でもネット使いこなしている社長さんはすごい若々しいですし、なんかそこの転換点がここ4、5年あるな、と。

だから自分の旅をしながら仕事をするとかって、今は「すごいな〜」「変わってるな〜」って言う人もいますけど、たぶん数年後にはとても当たり前のスタイルになっていることかもしれないですし、生き方とインターネットの掛け合わせで理想を作るみたいな感じかな。

わたしは6年前くらいから、旅をしながら仕事をするスタイルを始めたんですけど、その頃ってまだインターネットを使いこなしている人があまりいなかった。Facebookとかはちょっとできてますけど、その頃から、旅をしているときに空いている自分の部屋をAirbnbで貸すみたいなこともやってたんです。

その頃まだそんなことやってる人もいなくて……「なにそれ?」みたいな感じだったんで、先にやってみたら「あ、これできるやん」ってなって。ただ、インターネットを使って早めに実験していただけ……。

ミヒロ:いろいろ実験している感じがする。

然:実験ですね。実験なんで「こういうのやったら失敗だったよ」とか、「こんなやり方あるよ」っていうのを発信しちゃいます……。

ミヒロ:記事にして。

然:そうですね。実験は自分だけじゃなくて……。

岡谷:巻き込んで。

然:巻き込んで発信できるのがインターネットの力ですよね。わたしもインターネットでいろいろ検索してますし。それができなかった時代ももちろんあったんですけど、それこそ自転車旅なんて中2からやってるんですよ。もう20何年もやってるんです。

それが今、仕事にもなってるんですけど、やっぱインターネットで自らのライフスタイルを発信できるようになったことが大きい。実験自体は昔からずっとやってましたけど、実験をしたあとの情報発信がしやすくなった。

岡谷:やっぱりそれもSNSだったりだとか、ネットの力もある?

然:そういうことをやっている人たちっていうのは、理想のライフスタイルに近づく一つのロールモデルなのかなって思ったりもします。

2. 場所、食、言葉へのこだわり。こだわりを持たず、揺れ幅を持つ。

岡谷:みなさんのこだわり……、たとえば”自転車で“。ミヒロさんの”質問“。みなさんが、ご自身の生活の中でこだわっているものを聞かせていただけますか?。

鈴木(のっぽさん):ぼくね、「いい場所で、いい人で、いい言葉の中にいたい」というのは、ずっ〜とこだわってる。
ホテルでいうと、それを全部叶えてくれるのが、リッツカールトン。

ミヒロ:ぼくのこだわりは「愛とエネルギーのあるものを食べ続けたい」。
作る人がそれが大好きで作ってるっていう。それが食べられないんだったら、もう何でもいいというか、食べなくてもいい。

然:こだわり……、ないのがこだわりか、わからないんですけど、ないですね。
それは理由もあってですね、こだわるとそれが叶わなかったとき、たぶんイライラしたりだとか。

「これがないと」って思っちゃうのが、自分はあまり向いてなくて。ライター的にはいろんなこだわりがある人を取材するんで、こっちがこだわりを持ちすぎると、偏見で話を聞いてしまうところもあるんで。

鈴木(のっぽさん):ニュートラルだね。

然:ニュートラルにいることもあります。ホテルも、もちろん高級ホテルも気持ちいいですし、逆に山奥の寝袋もなくて……、なんだろ、野原で寝れるみたいなところもいい。さすがに最近はないんですけど、どこでも寝れちゃうんですよ。振れ幅はすごい持ってます。

なので、わたしの場合はこだわりはあえて、あまり持たないようにはしてます。

自分の感情はいつも観てるので、「こういうのを選んだらこう思うんだ」「こういう『ヤダ!』という感じになってくるのか」とか、「これ最高やん」っていうのをいつも観るようにはしてます。気持ちの部分は……、常にもってますね。

岡谷:その辺はみなさん一緒なんですかね? 自分が大事にされているとか、愛があるものを食べるときの、自分たちの気持ちとか感情っていうのは?

鈴木(のっぽさん):ま、でも自分の感情は大事にしていると思いますね。あえて不愉快なところにはいかないと思う。

ミヒロ:ライフスタイルをつくる……、持つということは、自分が大事にしたい感情を知っていて大切にすること……。

鈴木(のっぽさん):そうですね。そういうことだと思いますよ。そのスタイルをやっぱり貫いていくわけですよね。

ミヒロ:うんうんうん。たしかに。

岡谷:今、ライフスタイルを持つ生き方ができている(状態)って、うまくいってる(状態だ)と思うんですね。逆に、こんなライフスタイルを持ちたいんだけど、なかなかできないなって思うときの、うまくいかない……。

ミヒロ:なんかね、妥協すると、うまくいかないと思うけど。ちょっと「これでいっか」とか「ここは手を抜こうか」っていう。ライフスタイルって生き方だから、生き方において妥協すると、もう全部がガラガラと崩れ落ちる気がする。

鈴木:あとはね、相手のことをわかる前に何か始めちゃうことだね。お客さんが何を望んでいるのかわからないのに、商品作っちゃったり。

だから相手がわからないうちに、何か行動を起こすと失敗するんだよね。だいたい思ったようにはならない。最初はね。失敗を繰り返していきながら最終的にうまくなるんだけど。

だったらもうちょっと考えたり、もうちょっとリサーチしてからやった方がよかったなと思うことは多々ありますよ。相手を知るということは、ぼくの中ではすごく大事かなと思いますけどね。

岡谷:然さんは?

然:ぼくの失敗例がありすぎて(笑)。面白そうと思ったらまずやってみちゃうほうなんですけど、自分は。でもそれが、自分が心地よい状態で、逆に、全部整ってからとか、いろんな調査して「これいける!」ってなったときには、もう(自分の中では)「シュン」となってるときもある。

自分の場合は「やってみる」みたいな。でも、失敗したら「ネタにしちゃえばいいじゃん」くらいの軽い気持ちでやっています。

何事もすべて本番っていうと「失敗できない」と思うけど、「実験」っていつも思ってるので、1ヶ月やってみて「これは違う」と思ったら方向転換するとか……。

ミヒロ:でも、実験すると何かは得られるんですか?

然:そうですね。

ミヒロ:失敗しても成功しても得られるものが?

然:自分軸と他人軸とで得られるものがあるんですけど、自分軸は何かにチャレンジする“はじめの一歩”が出しやすい。

なので実験をやる。で、さきほどインターネットとライフスタイルの話をしましたけど、良いこともダメだったことも発信できるので、「この実験の成功はこの人に届けたら響くなぁ」だったり、「この失敗はこっちに教えよう」っていう、発信の仕方を分けて結果を公表すると、気になってくれる人もいるので、それが他人軸。

ミヒロ:たしかに実験だって言えば、他の人が”失敗”と見ても「いや、あれ実験だから」って言えばいいもんね(笑)。

岡谷:のっぽさんは今「日本一結果の出る起業塾」をされていますよね。やっぱり日本一結果が出るということは、ライフスタイルにも関係してくるんじゃないかなって思うんですけど。どうなんですかね、その辺りは?

ミヒロ:教えるのは、ビジネスだけ教えるの? それとも……。

鈴木(のっぽさん):いやもうね、生き方そのものです。

ミヒロ:やっぱりじゃあ、ライフスタイル含むっていう感じ?

鈴木(のっぽさん):(大きく頷く)

ミヒロ:それはどうしてですか?

鈴木(のっぽさん):結局ね、仕事だけうまくやろうと思ってる、やましい人になるわけですよ。そんなの、お客さんが見抜くから。

「人を幸せにすること」。さっきも言ってましたけど、人を幸せにする仕事って絶対なくならないからね。
人を幸せにしている実感があったら、絶対自分が幸せだから。こんないい仕事の仕方ないでしょ?

然:ビジネスの幸せのパターンっていっぱいあるんですか? それとも「これが王道の幸せだ」っていう……。

鈴木(のっぽさん):たぶん、幸せって、3人(然・ミヒロ・自分を示しながら)いたら、みんな違うでしょ?

鈴木(のっぽさん):まず相手を知って、どういうものを喜ぶのかというのをわかってからじゃないと提案できないですよね。だから、まず相手に興味を持つというのがすごく大事で。

マーケティングでいろんな答えが出てきますけど。それ結局どれがいちばん多かったかという、いちばん外さないところがわかるだけで。そこから先はやっぱり、個別の対応になっていきますよね。

そこを上手に組み合わせてやっていくというのが、いちばん確率がいいのかなって。

岡谷:やっぱりその人その人をしっかり大事にみるっていうことですよね。

3. やめたいこと、いらないもの、必要な要素

岡谷:たとえば、今、自分のライフスタイルがわからない人は多いと思います。そこにいくためにやめたいこととか、生活の中で、「これをなくしたらもっと理想のライフスタイルに近づくんじゃないか」とか。

3人とも完璧なのかなって、みなさん思っちゃってるかもしれません(が)、3人もやめたいことはあるのでしょうか?

然:自分はがむしゃらに働いてる人なので……と、言ったらおかしいかもしれませんけど、実験中のところで言うとですね、やめたいのは、”余裕のない働き方”なんですね。

余白が作れない状態が自分はちょっと……、余白がない生き方は、したくないので、余白をどう作るか? みたいなところで、あえて暇な時間を作ると、そこに入ってくるものとかがありますし。

岡谷:何があると、余白がなくなっちゃうんですか?

然:ワーカーホリックのときは、「人に認められたい」とか、「お金がもっと欲しい」だったりが強くて、当たり前のように「仕事を頑張ることが正義だ!」みたいな時代があったんですけど、そのときは心の余裕も時間の余裕もほとんどなくて。余裕ができたらまた(そこに)仕事を入れ込むみたいな。

予定を入れる、それが安心だった時代もあった。今も、仕事はもちろん大事だと思いますが、余白をあえて作るようにしてますね。そこに理想のライフスタイルを作るヒントがあると思っています。

岡谷:余白を作ることを大事に。ありがとうございます。ミヒロさんは?

ミヒロ:やめたいのは乗り物酔い(笑)。
移動っていうかね、移動もやめたいんですけど、違う場所に滞在するのはやりたいんですよ。移動はねぇ……、なんていうかな、移動して旅したいわけじゃないんですよ。

岡谷:移動の何が嫌なんですか? 時間なのか、荷物なのか。

ミヒロ:負担。身体の負担と気持ちの負担。でも同じところにずっといるのは、もっと負担。でも……、乗り物酔いがなかったら、まぁいいかな?

岡谷:のっぽさんは? いらないもの。

鈴木(のっぽさん):いらないものっていうよりも、「やめて」ってお願いされてるのが、ぶっ通しで仕事をすること。

ミヒロ:どのぐらいぶっ通しでやるんですか? 準備から。

鈴木(のっぽさん):準備はそんなにすることないんですけど、今月9月でいうと、1日〜16日までは仕事してるんですね。それからは旅行に行ったりしてるんで。

で、16日間、朝の9時から夜の9時くらいまで、ず〜っと人がいるわけですよ。ず〜っとコンサルしてるか、なんかやってるわけですね。お昼も食べないで、16日間ず〜っとぶっ通しで仕事をしているんで、「身体に悪いから少し休んでね」ってすぐ言われます。

ミヒロ:それ、どうなったらいいですか? 理想のライフスタイル的には?

鈴木(のっぽさん):ぼくが倒れると困る人がいっぱいいるんだから「ちゃんと健康管理はしなさいよ」って言われますね。

でもね、この前のセッションで出てましたけど、基本、気合いだと思ってますから(笑)。だから、弱音を吐き出したら倒れるんじゃないかと思ってて。

突っ走れるところまで、突っ走っちゃったらいいんじゃない。半月休んでるんだから。でも、それはやっぱり(奥さん的には)心配らしいんですよね。でも、そろそろ少しずつ休み取ろうかなと。

岡谷:これから描く理想のライフスタイルというのは、どんな形なんですか?

1日の時間だったり、お休み……、先ほど16日間働いて、残りは旅行に行ったりしているというお話があったと思うんですけど。みなさんが描く理想のライフスタイルとは?

ミヒロ:ぼくが快適に過ごして働く3つの要素をこの前見つけたんです。とりあえず、「これがあれば大丈夫」っていう。それはさっき言った、「愛とエネルギーある食事のバリエーションがある」、あとは「海がある」、あとは「WiFiがある」。

この3つがあれば、だいたいどこでも大丈夫。何か1つでも欠けると、手が震え出すんです。

鈴木(のっぽさん):ぼくは、WiFiは今の時代必要なんで、あと海も必要ですね。ただ、ぼくがミヒロさんと違うのは、泳がなくていいんです。
ぼくは”眺める”海。チャプチャプしてるのがいい。

あとは、どこでもかみさんがついてきてくれること。

然:自分は、実験が、3ヶ月タームとか、1ヶ月タームとかでいろいろ増えるんですね。「この1ヶ月をこんな実験にしてみたい」って。なので、この3つとかではなくて、この3ヶ月は「健康」と「内省」とか……、あとなんだろう……。

10月からの実験は、朝7時に起きて、スムージーを飲んで、筋トレに行って仕事を始めるっていうのがやりたいこと。

そのサイクルを3ヶ月実験してみて、たぶん途中で、起きるの苦手なので崩れていくと思うんで、あまり向いてなかったら、7時じゃなくて8時にしようってなっていく(笑)。微調整はしていく。

47都道府県を自転車で全部周ったんですけど、そのときに「できなかったらどうしよう」って、ほとんど考えないんですよ。だいたい「できるだろうな」って、「どうやったらできるだろう?」って。長さなのか、体力なのか、お金なのか、というところでいろいろ実験してみる。もし最初から「無理だな」って思うことはあんまりしないかもしれないけど、だいたいできると思っています。

岡谷:でも、その辺りはどうですか? みなさん似ていますか? 「どのようにしたらできるだろうか?」って。

ミヒロ:そうですね、思考パターンは似てる。

鈴木(のっぽさん):「できない」って思ったことが、あんまりないですね。

岡谷:やっぱりそうやって、自分の中に問いを持っているというか、「どうしたらできるかな?」っていう、できる方向に……?

ミヒロ:じゃないと、ライフスタイルはつくれないような気がします。

鈴木(のっぽさん):そもそもやりたいことしかやらないんだから……。
なんとかすることを考えますよ。

ミヒロ:だから、妥協した瞬間に、その思考パターンが、違う思考パターンになっていく。
「どうせ」とか、「なんで」になっちゃうんじゃないかな。

然:自転車旅してると、今日みたいに台風の日も走るときあるんですよ。そうすると、ほとんどの人が心折れると思うんですよ。

たとえばわたしが「自転車旅いいよ!」ってすごい啓蒙したから影響されてやったら、こういう大変なときに心折れて、それ以降やらなくなっちゃう。

でも、わたしは中2の頃からずっと好きでやっていたので、あんまり天候などの条件に疑問を持たず「楽しいなぁ〜」って思えます。自分で選んだ行動というところがいいなって。

岡谷:そうですよね。自分のライフスタイルを手に入れて、どうしたらいいだろうかなって考えながら、これから先もどんどん形を変えていかれることでしょう。それは、やってよかったからその思考パターンになっていると思うんですよね。

それで、今までにやってみて得た、よかったことは……?
自分がその何かがよかったから、どんどん行動に移っていったと思うんですけど。

ミヒロ:ぼくはストレスが激減したと思います。で、そのストレスはたぶん精神的に大変だっていうのもあるし、肉体的にも大変だってあるし。でも、理想のライフスタイルに近づけば近づくほど、すごく楽にというか、自分らしく生きられるようになった気がします。

鈴木(のっぽさん):ストレスがないね。

然:ストレスないですね。

ミヒロ:ストレスがあると、自分のライフスタイルを生きてないっていうことになる。その指標としては。

鈴木(のっぽさん):ストレスのかかる環境にいるっていうことだもんね。やりたいことやってればストレスはそんなに高くはない。

岡谷:でも、今いちばん言われてるのは「ストレス社会」じゃないですか。ストレスがあるからメンタルヘルスが注目される。そのストレスがないって、時代の最先端であり、まさにみんなが研究したいこと。

だからこそ、”自分らしく”とかすごく盛んに言われてると思うんですけど……。

然:わたしがいろんな人を、取材している中で、たとえば「バスケ馬鹿」だったり、「仕事馬鹿」だったり、一回夢中になってやり切った経験があるからこそ……。あると、工夫してストレスをなくす方法が見つけられるように……。

鈴木(のっぽさん):馬鹿最高なんだね。

然:そうですね。馬鹿になりストレスが減りました。

鈴木(のっぽさん):夢中になれるっていいね。

ミヒロ:”夢中“って、けっこうキーワードかもしれない。ライフスタイルを見つけるときに。”夢中“。
ネガティブなほうに夢中もそうだし、理想のほうの夢中もそうだし。まず夢中になってみるっていうのがいいのかもね。

岡谷:それは、そうですね。
今夢中になってることとか、これから夢中になっていくだろうなと思っていることは……、鈴木さん。

鈴木(のっぽさん):ぼくは奥さんが「やりたい」っていうこと。
うちのね、将来設計は全部ぼくじゃなくて、奥さんがやってる。

ミヒロ:ぼくは明日のカンファレンスが無事に終わることを……(笑)。

然:わたしはいろんな人と会って変わってきたので、逆に、今自分がそのきっかけをちょっと提供したい、というのもある。これからも「面白い人に会っていきたい」というところは変わらないんだろうな。「人と会う」というところは夢中になっていきたいですね。

岡谷:夢中になるために必要なものは何でしょう? そう言われても、どうやって夢中になったらいいのかな?と。人によると思うんですけど……。

鈴木(のっぽさん):自分がやってる仕事に価値を見つけることなんだよね。
作業をしている人は、たぶんその価値に一生気づかないね。

自分の仕事に対して、どこが面白いのか、どこにやりがいを感じるのか、それを見つけられる人って、夢中になれると思うね。

言われたことをやってる程度の仕事しかしてなかったら、なかなか見つけられないと思うし。たぶん、自由だとか、権限を与えてもらえるような仕事の仕方をしてなかったら、それもなかなか見えてこないと思うんだよね。

だから、もちろん環境というのはあるし、お勤めしているとそこに上司とかいろんな要因も出てくるけれども、その与えられた環境の中で、自分の楽しみ方だとか、やりがいを見つけられれば、夢中にはなれると思う。

岡谷:ミヒロさんはどうですか? 夢中になる要素。どうしたら夢中になれるか?

ミヒロ:ぼくの場合は、夢中になれる何かを見つけるんじゃなくて、夢中になれない要素を手放していくほうがいいかな。

さっきの言葉で言うと、ストレスを感じることとか、ほんとうはやりたくないこととか、やらなくていいこととかを全部、まず可視化というか、自分で認識できるように、書いてもいいですけど。

それを1個ずつなくしていったら近道。

然:わたしも「やめていく」はやっていますね。あと、わたしはスマートにやれない、不器用なタイプなので、実験したり失敗していく中で気づいていくことが多いんです。

たとえば、同じSNSに投稿するのでも、Twitterに夢中になれる人もいれば、Facebook……かYouTubeかみたいな。そういうのも夢中になれたものをとことんやってみる。夢中になれなかったら、違うんだなって。

ミヒロ:実験だね。

鈴木(のっぽさん):うまくいったらやりたいことをやるんじゃなくて、やりたいことをやるためにいろんなことをスタートしたらいいと思います。じゃないと、いつになるかわからないからね。

ゴールがあんまり先だと現実味がないでしょ? だから、早く……1つでもいいんですよね。やりたくないことをやめるとか、やりたいこと1つやってみるとか。そういう、何か1つでも決めて、そのために行動し始めたら、人生がどんどん変わっていくと思います。

岡谷:はい。ありがとうございます。では、然さん。

然:“自分が求める感情”を得ることを目的にしていて。たとえば、「わくわくしたい」だったり、「達成感を得たい」っていう目的を設定して、そこにいけるかどうかを実験してるんですね。

どれだけの数値の売り上げを上げたかとか、アメリカに行くとかの目標ではなく、そこでどういう感情を得たいかというのが目的。

その感情が得られるか行動してみる。感情目的を設定して実験してみるっていうことをしてるんで。皆さんも自分が目指したい感情を設定してみるといいと思っています。

ミヒロ:ぼくは、今やっている仕事を置いておいて、どのように生きたいかを考えてみよう、かな。

岡谷:今日みなさんからお話があった『自分のライフスタイルを持つ生き方』。「これやったらいいな」と思うものがあったら、ぜひ、今日から始めてみていただきたいと思います。

ほんとうにありがとうございました。(拍手)

会場:(拍手)

魔法の質問
・どんなライフスタイルが理想ですか?
・誰とどのように過ごしたいですか?
・譲れないものは何ですか?

しつもんカンファレンス
2019年11月9日(土)10日(日)

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マルセル・プルーストの名言「どんな目で見ていますか?

2019年9月24日

今回は、偉人の名言からヒントを得て、
自分に問いかけるということをしてみたいと思います。

偉人と呼ばれる方々の生き方からは、
時代を超えて学ぶべきところがとても多いですが、
その生き方を生んだであろう思考に想いを馳せてみることは、
より深い気づきが得られるのではないかと思います。

きっと偉人と呼ばれている人たちは、
こんな質問を自分自身に
問いかけていたのではないでしょうか。

よかったら、ぜひあなたも
質問に答えてみてください。

今回の偉人は、作家・評論家の
マルセル・プルーストです。

1.マルセル・プルーストの名言

真の発見の旅とは、
新しい景色を探すことではない。
新しい目で見ることなのだ。マルセル・プルースト

こちらのマルセル・プルーストの名言を受けて、
質問です。

どんな目で見ていますか?

2.視点を変えれば可能性が見えてくる

物事の見方はたくさんあります。

以前、訪れたことのある場所も見方を変えると、
新たな発見や前回は見えなかったことが見えてきます。

ビジネスも同じです。

小説で、アフリカ大陸に視察に行った
ある靴メーカーの営業マンAは、
「誰も靴を履いていないので、ビジネスは無理です」と報告し、

営業マンBは、
「誰も靴を履いていないので絶対に売れます!」
と報告したという話があります。

視点を変えれば、いろんな可能性が見えてきます。

ぼくも初めて中国で仕事をしようとしたとき、
「中国人は上司の言うことを聞かないから、
コミュニケーションの方法を教えても無理」
と言われました。

しかし、「まだやっていないのだから、お客さんしかいないだろう」
と思ってチャレンジしたところ、
中国人にも活用してもらうことができました。

視点を変えたことで、前に進むことができた
一つの良いケースです。

魔法の質問
どんな目で見ていますか?

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オンラインとオフラインのバランス

2019年9月23日

インターネットでできることは、時代とともに多くなってきています。

「ビジネスパートナーを探す」
「地球の裏側にいる人と、リアルタイムで話す」

など、昔はできなかったことも、今では当たり前にできるようになりました。
だからこそ、それに偏りすぎずにバランスを取っていきましょう。

1. 会うだけで仕事の結果は変わる

オンラインが多かったら、オフラインを増やしてみる。
オフラインが多かったら、オンラインを増やしてみる。

2つの世界をバランスよく生きていくことが必要です。

もう1つ、メルマガの読者が増えた要因があります。
それは、たくさんの人に会ったことです。

ネットでは、人に会わなくてもメールアドレスを集めることができます。
これは薄い読者層。
登録も解除も、簡単にできてしまいます。

ぼくは、地元の山形だけでなく、東京をはじめ機会があれば全国各地に出向き、たくさんの方とお会いしてきました。

自分に興味をもってくれたらぼくのメールを受け取ってくれます。
1度会っている人であれば、濃い読者になってくれやすいのです。

インターネットが普及する前、ある方が、

「ネットが普及すれば、
すべてネットで済んでしまうので会うことが少なくなる」

と言っていました。

しかし、実際はその逆でした。

2. ポイントはバランス

ネットがあるからこそ出会える人がいるし、出会いの回数も増えていきます。

ぼく自身、ネットがきっかけで出会った人の数は計り知れないですし、
そのおかげで今の自分が存在しているのです。

ここでのポイントはバランスなのです。

1つのものに頼りすぎるのではなく、逆のことにも取り組んでみましょう。

  • デジタルを活用しているのであれば、自然に触れてみる。
  • 効率的なことばかりしているのであれば、たまには非効率なこともしてみる。
  • 対面で会って話すのが得意であれば、ネットを活用してみる。

など、できそうなことはたくさんあります。

バランス感覚を大事にして、
今やっている活動を広げてみるといいでしょう。

魔法の質問
オンラインとオフラインのバランスを取るためにどんな行動をしますか?

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好きなことをやっているかどうかの時間の多さが大事

2019年9月20日

『マウイのハレアカラの山にサンセットと星を見る体験をする』ガイドを続けて15年。

続けるコツ、そこから見出した楽しさという貢献、人間の小ささと輝き、人とのつながり、チャレンジすることと成功を恐れる考え方、パートナーシップ。

自然という生物と向き合い続けてきた山内さんの言葉には、人としての尊厳を思い出させる力があります。それは長い時間、自分と対峙し続けて生まれた言葉なのかもしれません。

シンプルに、自然に生きる!
迷ったとき、自分の道を選択したいとき、思考をリセットしたいときなどにオススメな山内良和さんのインタビューです!

インタビュー後半は、考えるより感じる!自分の感性を信じる!そんな後押しをしてくださるお話です。
 

山内 良和
CPR免許救急救命士・
The Planetary Society (TPS)
アメリカ天文惑星協会会員
天体専門ガイド

  
▼インタビュー前半はこちら
人は失敗した方がいい。マウイハレアカラ登頂を3000回、山内良和さんインタビュー

1. 自分の思った通りにはならなくても、やった通りにはなる

マツダミヒロ(以下、ミヒロ):ぼくも詳しく分からないのですが、日本で今、働き方改革みたいなものがあって、それは「労働時間を減らそう」ということなんですが・・・

「それでいいのだろうか?」という話をしたいと思っていて、山ちゃんの今までの働き方を聞くと、『ひとりブラック企業』ですよね(笑)

山内 良和さん(以下、山ちゃん): 間違いないですね!『ひとりブラック!』。

ミヒロ:でも好きだったら、それでもいいんじゃないかな?というのもありまして。その辺はどうお考えですか?

山ちゃん:体を壊さない程度に頑張れるときは頑張って、できるだけのことをやれば、それだけの結果を得れると思います。

いつも自分の思った通りにはならなくても、やった通りにはなるから、できるだけやっておいて、きちんと人間のクレジットとか、お金のクレジットを作っておいた方が・・・

ミヒロ:クレジットとは信用ということですよね?

山ちゃん:その通りです。
クレジットを作っておいた方が、後が楽ですよ。

もちろん、働き方が楽な方が楽ですよ。でも、休んで、休んで、休んじゃうと休みグセがついちゃうから、ある程度休むことは必要だと思いますが、体にムチを打つことも必要。キツいかもしれませんが、できるうちはやっておいた方がいいと思いますね。

ミヒロ:働く時間が多い、少ないが問題じゃなくて、好きなことをやっているかどうかの時間の多さが大事ですよね?

山ちゃん:そうですね!
でね、やっぱり、悩んでたら辞めたらいいんですよ(笑)

なんで悩んでいるのか?と思いますよね。だって嫌なんだったら辞めたらいいじゃないですか。辞めないと次は出てこないし、次やってみてダメだったらまた当たって砕けろですよ。

ずっと悩んでいて、「あそこはダメだ、これが嫌だ」って愚痴を聞くことほど、嫌なことはありませんよ。

自慢話と愚痴はつまらないですよ、本当に。

「こんないいことがあって、こんなにお金儲けちゃった!」という話の方が楽しいし、何でも前向きに生きていかないと。
後ろは後ろだから!今日は今日だし!

ミヒロ:辞めるコツってなんですか?

山ちゃん:辞めちゃえばいい、パパっと。書いて、「やーめた!」っていうのが楽(笑)
辞めて、後にかかってくるのは自分じゃないですか。そうしたらそこで努力をせざるをえないから。そういうところに持っていっちゃった方がいい。

ミヒロ:言い訳できない環境に持っていった方がいい?

山ちゃん:そうです。
良い大学を出ていたら、あそこにも、ここにも就職できることはあるけれど、高卒だとこれしかない!でもその方が楽だったりするんですよね、結構。

選択肢がないから。もうやるしかないじゃないですか、後は。
そういったところに自分を追い込んでいった方が楽じゃないですかね。

あれをやめて、これをやめたら、これしかない、みたいな。
そうしたら、これ1本で行くしかない!

選択肢がない方が専門職にもいけるし、好きなことができる。
好きなことで食べれることがいちばんいいですから。

ミヒロ:そうですね。

山ちゃん:嫌なことを続けてやっても、嫌なことですから、最終的には。
長続きしないと思います。それはどんどん嫌なことばかりが見えちゃうから。

好きなことだと、「次はこうやってみよう」と思えますし、それで喜んでもらえたら「また次はこれをやったら喜ぶかな?」という発想が浮かびますが、「あそこで休んでやろう」、「ここで休もう」と思うと、マイナスの気持ちにばかりになっていき、人を喜ばすまでいかなくなります。

人に迷惑をかけることになるし、自分にとっての負が膨らむと思いますね。

2. 棺桶を閉めてくれる人がいないと閉まらない

ミヒロ:十何年か仕事をされてきて、山ちゃん、結婚したのは何年前でした?

山ちゃん:3年前ですね。

ミヒロ:1人でずっとやってきたときと、パートナーがいてやってきたのは、仕事における感覚って違うんですか?

山ちゃん:これもいつも言っているんですけど、「棺桶は自分で閉められない」ってことなんですよね。
どんなにお金を持っていても、地位が何であろうと、最期は廻してくれる人がいないと・・・棺桶を閉めてくれる人がいないと閉まらないんです。

人の力を借りるということは間違いないので、だったら貸してくれる人を選んでおくのはひとつの手かな、と。
ただ自分は、1人でずっとやってきて、1人でいた方が楽なんですよ。

でも、先程の法則ですね。大変な方を選んだ方がいい!です。

ミヒロ:はは(笑)大変な方を選んだ方がいい(2人で大笑い)

山ちゃん:1人の方が楽ですよ。お金も何でも使えるし。
でも、大変な方を選んで、「ああ言われるわ、こう言われるわ」って言われる方を、逆に楽しんでいます。

ミヒロ:なるほど!
たとえばですよ、女性の方もですが、40歳になりました、独身できました。
食べていけるし、仕事もあるし、自分のリズムもあるし、今が楽なんです。

でも、パートナーが欲しい、という悩み。

2人だと楽な生活を手放さなきゃいけない、という人がいそうな気がするんですけど、そういう方にアドバイスをするとしたら?

山ちゃん:楽なことは確かに楽なんですけど、そこで得られる楽しさ以上のものが、2人では得られると思います。辛い分。

ミヒロ:辛い分、なるほどね。

山ちゃん:辛かった分、1人で味わう以上のものを、また2人で味わうことができる。『人間は1人では生きられない』ということを、いつかは感じるときが必ず来ると思うし、倒れたときに誰かが来てくれるという、そんな最期の財産が『友達』だとぼくは思っているんです。

いいんですよ、独身で。
誰に何を言われようと、楽しいのなら独身でいいんですよ。

ただ、周りから言われて「どうのこうの」と考えるよりは、自分が1人で生きていくために「この人とこの人が必要」と思うなら、結婚しないことと一緒だから。

お金が発生するかしないかの問題であって、今、夫婦で一緒に住んでいても、お金は別という方もいらっしゃるし、それはペーパー1枚の話だから。

それだったら自分の『どうやって生きたいか』という気持ちと、相手が同じような気持ちであれば、一緒になった方がいいと思いますし、ご飯も1人で食べているよりは、2人で「ああだこうだ」と言いながら食べていた方が楽しいことはみんな分かっていると思います。

友達でもいいし、彼氏でも旦那でもいいし、もう1人誰かいた方がいい。
その究極が『旦那さん』だということじゃないですか。

旦那さんが「俺は肉を食べたくない」、と言うようなときもありますよ。
でも、そんな会話も1人では絶対生まれないですよ。

ミヒロ:確かに。

山ちゃん:1人だったら、自分の好きなものしか食べないし、新しいものとは出逢えません。

ミヒロ:世界が狭くなっちゃうんですね。

山ちゃん:競走馬の目が開いているだけ、と一緒ですね。「走れ」と言われるだけになっちゃう。そうなるとまわりが見えないから。
それでも脚力はあるんですけど、でも「ああだこうだ」として生きていた方が人生は楽しいかなと思います。

ミヒロ:新しい世界を見たいか、そのまま自分で生きたいかで決めていくといい?

山ちゃん:そうですね。
でも、せっかくの人生だから、いろんな世界を見た方が楽しいと思うし、いろんなものを食べて「不味い」と思った方がいいんですよ。

食べないから、自分では絶対。
それは、周りからくるインフォメーションで感じることだから。

ノートはページが多い方がいいです。いろんなものを書けるから。
いつも同じページばかりで、同じことを繰り返しているよりは、いろんな新しいページを開いていった方がノートは厚くなるし、生き方が違ってくると思うんです。

3. 後ずさりするより、前に出た方がいい

ミヒロ:若い20代の人とか、「新しい体験をすることが恐い」ということがあるかもしれません。そういうときはどんな風に考えるといいと思いますか?

山ちゃん: いや、ずっと同じことをやっている方が恐いですよね。

ミヒロ:あ!実は?

山ちゃん:うん。実は同じことの繰り返しだから。
たとえば、同じ仕事をずっとやっていることでこの給料をもらえる、ただ、もう1つやると、ものすごく給料は減っちゃうかもしれないけれど、でもやりがいがある、というのだったら、やりがいがある方を取った方がいいね!

だって、同じことを繰り返すために生まれたわけじゃないし、いろんなものを感じて、いろんなものを発信していく。

自分で「あの人と話したいな」という気持ちになれた方がいいじゃないですか。

でも、同じインフォメーションだったら、絶対ないからねぇ・・・それしか。
新しいものが入ってきていないから。それだったら1人できちんと区切りをつけて、何かを捨てないと新しいものは生まれない。

ミヒロ:何を始めるかよりも、何を捨てるかというところを考えてみるといい?

山ちゃん:そうですね。その方がいいと思います。
同じことの繰り返しより、新しいものを見ていろんな発見をされた方が「生きているんだな」という感情になれるから。

人は旅行に出て、色んなものを感じる。
ただ、ガイドブックには載っていないものがある。それは行かないと分からない。

いつも同じ本を見ていても、それはそれ。
ただ、自分が見たときに「実は、あの街はあんなに汚いんだよ」と言うのはガイドブックには書いていないから、それと同じですよね。

ミヒロ:情報と体験の違いということですよね。ガイドブックは情報しかないですもんね。

山ちゃん:そうですね。しかも良い情報しかないから。
こんなひどいこと・・・という情報誌はないからね。

そんな風に考えると、自分の好き嫌いも、筆者の好き嫌いもあると思うし、全然違うと思うから、前に一歩出ることです、まず!間違いなくね。

後ずさりするより、前に出た方がいい。
いつも引き上げの勝負はつまらないです。やはり、勝ち負けはないと。

ミヒロ:最後に、仕事のことでも、人生のことでもいいのですが、山ちゃんがやっていきたいこと、チャレンジしたいことはありますか?

山ちゃん:いちばん最初にアメリカに来たとき、「飛行機に乗りたい!」それだけで来て、飛行機のライセンスを取りに行き、空を飛んでいたんですよ。それでアメリカの大きさが分かってきて、アメリカに住みたいと思ったりして。

余裕が出て時間ができたら、もう一回飛行機の免許を取り直したいなというのは少しあるかも!あとは今のルーティーンなんですけど、お客様とお話をして、活力を与えることができて、星の下で夕陽と星と一緒にいられるということは、幸せじゃないかなと思うんですよね。

生きている以上は、人に影響を与えること、それがいちばん大事なことだと思うから、「それをするには何をしなければいけないか?」「それをやるのだったらこうした方がいいのか?」という自分にとって必要なことを探し、やり続けていたら、暇な時間はないんですね。

暇だと言う人がいますが、それは自分で暇にしているだけであって、自分でどんどん目的を持って、目標を持ってやっていけば必ず夢は叶うと思うし、夢は実現するために見るものだから、前に進むことだと思いますね。恐くない、そんなに。

ミヒロ:ちなみに何歳まで仕事していますか?

山ちゃん:ぼくね、仕事してなかったら必ずボケると思うんですよね(笑)
老人は、お部屋の真ん中で寝かしてはいけないと言うじゃないですか。「おじいちゃん、おばあちゃん、どいて!」と言わないと万年の子になっちゃう。人間ってそうやって脳を活性化していかないといけないと思うんです。やることが多い方が、貧乏性かもしれませんが、いいのかもしれません。

お金があって、時間があって、何もやることがないと、次にやることがなくなっちゃうと思うんですよね。もう、やることやっちゃっているし。地位だとか、名誉だとかも終わるじゃないですか。

「そうしたら次は何?」なんですよね。
それだったら、5人家族、6人家族で「わー」と言いながらも、子どもたちと一緒に過ごしている方が、お金がなくても幸せだと思うし、1人の女性でもエンジョイしている女性は、結婚して何も喋らない夫婦よりは楽しいと思うし、それぞれの楽しみを見つけていけばいいと思います。

いつでも元気よく、自分でいたいんですよね。
自分に活力がないと人にはエネルギーを与えられないから。

ミヒロ:そうですね、自分に活力を、ですね。

山ちゃん:自分に活力とは?なら、
ご飯を食べる、好きな人と一緒に楽しい時間を過ごす、やれることはやったらいい!ですね、何でもね。やらないよりやったほうがいいですね!

ミヒロ:マウイの星を、みんな観に来てもらえたらいいなと思うんですけど、初めて来る人に、あの星空へのお誘いをするとしたら何て言いますか?

山ちゃん:そうですねぇ、
今までの現実と違う世界を観てみませんか?という感じですかね。

あんなのは観れないし、テレビはテレビで平面だし、いくら画像で見たとしてもあの空間に入らないと分からないので。

ミヒロ:今までと違う世界を観たい人はぜひ。

山ちゃん:そうですね。
あと、戸惑ったり、迷ったりしている人は「来い!」と(笑)
「戸惑うことないぞ」、「宇宙はデカいぞ、お前は小さいぞ」と分かるから。

ミヒロ:あ、そうか。
悩みを解決する方法のひとつとして、自分は本当に宇宙に比べたらちっぽけなんだってことですね。

山ちゃん:「何でこんなことを悩んでるの?」と思うと思うんですね。
あの世界は来ないと分からないです。

ミヒロ:ということで、ぜひ来てください。

山ちゃん:よろしくお願いします。

 
▼インタビューは前半はこちら
人は失敗した方がいい。マウイハレアカラ登頂を3000回、山内良和さんインタビュー

 
山内 良和さんも登壇予定!

しつもんカンファレンス
2019年11月9日(土)10日(日)

Filed Under: 自分探し, 仕事, ライフスタイル, 旅 Tagged With: ライフスタイル

人は失敗した方がいい。マウイハレアカラ登頂を3000回、山内良和さんインタビュー

2019年9月19日

『マウイのハレアカラの山にサンセットと星を見る体験をする』ガイドを続けて15年。

続けるコツ、そこから見出した楽しさという貢献、人間の小ささと輝き、人とのつながり、チャレンジすることと成功を恐れる考え方、パートナーシップ。

自然という生物と向き合い続けてきた山内さんの言葉には、人としての尊厳を思い出させる力があります。それは長い時間、自分と対峙し続けて生まれた言葉なのかもしれません。

シンプルに、自然に生きる!
迷ったとき、自分の道を選択したいとき、思考をリセットしたいときなどにオススメな山内良和さんのインタビューです!

山内 良和
CPR免許救急救命士・
The Planetary Society (TPS)
アメリカ天文惑星協会会員
天体専門ガイド

  

1. 15年で3000回登頂続けるコツは??

マツダミヒロ(以下、ミヒロ):山ちゃんにラジオのインタビューに出てもらったのは、結構前ですよね?

山内 良和さん(以下、山ちゃん): 1年半・・・2年くらいなるかもしれないですね。

ミヒロ:いや、もっと前・・・3年以上前になるような気がします。

山ちゃん:ホントですか?!

ミヒロ:あのラジオの反響はありましたか?

山ちゃん:ありました。ラジオを聞いて来てくださったお客さんも結構多く、詳細をミヒロさんが話してくださったので、とっかかりが早かったんです。
「こういう方だな」と知って接してくださり、しかもミヒロさんの信用の流れで来てくれたので、最初から心を開いてくださり、とても良かったと思います。

ミヒロ:今のお仕事は、マウイのハレアカラの山にサンセットと星を見る体験をするガイドですよね?

山ちゃん:そうです。
3000メートルを自分で登るのはかなり大変で、しかも慣れていない運転で防寒もなくて、上に上がっていくのはちょっと厳しいと思います。
そして3000メートルなので、ゆっくりと行かないと高山病にもなってしまいます。その手助けを最初から行うことで、高山病になることは99%ありませんので、初めはツアーで行かれた方がいいと思います。

ミヒロ:なるほどね。
今日聞きたいと思っていたことなんですが、何回ハレアカラに登られたんですか?

山ちゃん:キッチリと数えてはいないのですが、もう15年になるので3000回は登っていると思いますねぇ
以前は週に7回行っていたので。

ミヒロ:(笑)毎日じゃないですか!

山ちゃん:向こうに家があった方がいいんじゃないか!ってほど行ってましたからね(笑)
今は、ハレアカラの規定で週5になったんですけど、体を休めるという点では良かったと思います。

ミヒロ:ハレアカラの規定がなかったら、今も週7で行くかもしれませんか?

山ちゃん:週8は行きたいんじゃないですかねぇ 午前、午後で(笑)
いやぁ・・・でも、週7が限界ですね。毎日3000メートル上がって下りるのは、毎日加圧運動していることと同じですからね。逆に言うと『健康』ですね!
3000メートルには、ウィルスみたいなものはないし。

ミヒロ:風邪ひかないって言ってましたよね?

山ちゃん:全然ひきません。3000メートルの方が体の調子が良かったりするので。多分、向こうに体が合ってるんでしょうね。
ちょっと大きめの高野山って感じですね(笑)あ、失礼ですね、すみません。

ミヒロ:続けるコツを知りたいと思うのです。
ぼくは続けることが元々苦手で、でも、『魔法の質問』を毎日10年くらい書いていたんですけど、それはただ10分くらい書くだけなので、山ちゃんの1日の活動に比べると全然足りないんですけど。

そもそも始めるときは、続けられると思ってやっていたんですか?

山ちゃん:逆に言うと、続けられるという気持ちがなくて、毎日楽しんでやっていたら・・・もう3000回になったのか!という感じですね。

ミヒロ:3000回ですよ!早くないですか!!!(笑)

山ちゃん:ビックリしますよね!(笑)
目的を持っちゃうと、それが終わったときにガッカリしちゃうんですけど、目的を決めないで、毎日 お客様の心に響く顔を見ているだけで『毎日が生放送』。
それが面白いかなと。
決まったものの答えが返ってこないし、そういった部分では生物を扱っている感じがあります。

ミヒロ:最初は100回、1000回とか、そういう目標は全然立てなかったんですか?

山ちゃん:全然なかったです。

ミヒロ:何年続けよう!とかも?

山ちゃん:全然なかったです。「とにかく、食べるために稼がなきゃ」ということが最初はあって、それからやっているうちに、日本のお客様は、悩み事を内に隠してあると気づくようになり、発散する場所になればと思いました。

『ただ大自然を観る』、『宇宙を観る』、『星を観る』ことで、自分の存在のちっぽけさをリアルタイムに感じて、変化していく顔を見ているだけでも楽しいと思いますね。

あの世界を観たことがある人は少ないと思うんですよね、3000メートルで星を観るということは。しかも、1時間半でパッと行けて帰れちゃうというのは手頃ですし、世界観も変えれますし、日本では味わえないものかな、という感じはします。

ミヒロ:続けるコツとしては、大きな目標は立てても立てなくてもどちらでもよくて、その1日を味わう、楽しむとか、そういうことがコツですか?

山ちゃん:そうだと思います。
毎日、毎日、千差万別のお客様がいらっしゃるのですが、基本的に星の下では『学歴』も『年功序列』もほとんどなくて、『平等』で話ができて、お互いに触れ合うことができるので、ニュートラルになる感じがします。

それで、自分の今までの体験談みたいなことを少し話しながら添うことで、原画が装飾画になっていくんです。それは作りものではなく自然なものだから、感動すると思いますね、ひとつひとつに。

2. 結局は「お互い人間だから」

ミヒロ:悩みを持った人というか、日本で一生懸命働いて、息抜きとかでハワイ旅行に来て、マウイの星を観るという人が多いと思うんですけど、先程の言葉を借りて言うと、「悩みを持ったままの状態でいる」という人は見て感じるんですか?

山ちゃん:あぁ、分かります。見てて。

ミヒロ:分かります?

山ちゃん:「あ、この人これで悩んでいるんだな」という感じが。
でも、それぞれにカンバセーションをしていくので、お客様同士も友達になりますし、日本に帰ってぼくの知らないところでオフ会をやったりとかも全然ありますし、変わっていきますよ。

見てくれのおっかない人が優しかったりする、面白いところもありまして(笑)
話していくうちに人間性がみんな出てきますし、最後は山頂でゼロになった状態で、みんなが平等の中で、あの星空を観ていると、自分の存在の小ささも分かる。そのひとつひとつのお手伝いをしているような感覚です。

ミヒロ:そのときに、気をつけていることとか、意識していることは、どんなことがありますか?

山ちゃん:まずは3000メートルなので、高山病にならないことですね。
いちばん最初にコーヒーを飲まれたり、食べ物を少しお腹に入れたりして、500メートル、1000メートル、2000メートルと上がっていきます。

15年やっていて、1人も高山病になった方がいらっしゃらないんです。

手法として、自分でレンタカーを借りて一気に上がって病気になるよりは、絶対にツアーが良いと思いますし、これはガイドとしてのテクニックなんですけど、風が吹いている方向などがあるんですね。A地点がダメだったらB、そこもダメならCという押さえがあるので、それが分からないと、ただ「寒い」で帰ってきちゃう。

天気だから見えないときも、見えるときもあるのですが、それを臨機応変に変えていけるというのは、長年の経験でもあり、そこには強いと思います。

ミヒロ:先程の、悩みがどんどん解決されていく、という点で、山ちゃんがお客様に関わるときに意識していることとか、関わり方というのがあるんですか?

山ちゃん:あります。
意味深のお客様もいらっしゃるし(笑)、余計に突っ込んではいけないというような部分もあります。

結婚されていない方とハネムーンのカップルが一緒だったりすることもありますので、そのあたりはある程度の気を遣います。

でも、結局は「お互い人間だから」、離婚もするし、結婚もするし、いろんな体験がある。それよりは自分の生き方、どうやって生きていくか、とか、ベクトルを固執するのではなく、もっと違うところに向けてくださいという感じにはしていますね。

ミヒロ:お客様から学んだ生き方についてなど、お客様と触れることで学んだことはありますか?

山ちゃん:ありますよ。
たとえば、1000メートルのクラロッジという所に寄って一呼吸置いたりするときなんですが、自分の年を言うと「あなたより10歳上なのよ、わたし」と言うように、もっと年上のアメリカ人の方で働かれている方も多かったりしますし、コンビニエンスストアを何店もされている方に「大変なことはありますか?」と聞くと、「土下座は100回はしてますよ」とか・・・

お客様のそんなお話を聞くと、ぼくは土下座したことはないから(笑)それぞれにいろんな体験をされていることを知りますし、その負担度はその人自身にとってはキツイことですけど、まわりの他の人にはその方々は優しく、柔らかくて。

苦労されている方ほど、優しいですし、柔らかく、トゲトゲがないなと感じます。いろんなハードルを超えていらっしゃる方だからこそ、優しさが深いですね。

ミヒロ:なるほど。苦労している人ほど優しい?

山ちゃん:優しいですね。
人の荷物が重く見えたときに、「自分の荷物と変えてくれ」と頼み、実は変えて持った荷物の方がズッシリと重かった・・・というような優しさを垣間見ることもあります。

人の生活は軽く見えがちで、本当は笑っていても、その裏には何があるのだろう?みたいに感じる方はたくさんいらっしゃいます。だから、ぼくの方がツアーで勉強になっていることが多々ある気がします。

若い方からお年寄りの方までがツアーにいらっしゃるので、コンビになると面白い現象が起きるんですよね。ほんと千差万別です。

何万人も見ているから、「この人にはこれを言ってはいけないな」とかもあるんですよね。それはもう体で覚えているというか・・・

3. 自分を出さない人は、相手も心を開かない

ミヒロ:今まで何万人ですか?

山ちゃん:2万人以上だと思います。

ミヒロ:その方々を見ていて感じる、人との関わり合いのコツとは何だと思いますか?

山ちゃん:そうですねぇ。自分を出さない人は、相手も心を開かない気がしますよね。大体、自慢話をしている人は10分で終わります。みんな聞いていない(笑)人は失敗談は聞きたいけれど、成功談ほど聞きたくないものはないんですよね。

ミヒロ:なるほどね!

山ちゃん:「こんな苦労しちゃったんだよね」みたいな話の方がいいですね。
「自分は良い所に住んでいて、孫は何人いて、ここに行った・・・」だと、話がつまんないです。

話は、失敗談の方が心に響くことがいっぱいあったりします。
話が上手いな、下手だな、というのはそこで選別し、こっちに振った方がいいなと考えたりもしますね。

ミヒロ:なるほどね。
ということは、失敗した方がいいんですね、人は?

山ちゃん:絶対!失敗した方がいい。
「失敗を恐れるな」ということを聞くことはあると思いますが、それより、成功を恐れちゃった方がいいんじゃないですかね?

ミヒロ:え?

山ちゃん:逆に「あ、ヤバい!成功してる」、「成功しちゃって、なんかあるんじゃないかな」と考えていた方がいいですよ。

失敗だとそれ以下はないですから。
「あぁ、また失敗した」と思ってる方が気楽ですし。
成功しようと思うのではなくて。

いい話がありまして・・・有名な将棋棋士の大山名人に、「どうやって勝ったらいいですか?」とインタビュアーの方が言ったんですよ。
名人は「一手でも遅く負ける方法を考えろ」と言ったそうです。

ミヒロ:どういうことですか?

山ちゃん:「勝とうと思うな、負けまいと思え」って言うんですね。
そうすると絶対に勝てる、人間は。
要するに、成功しようと思わないで、失敗しないようにしようと考えた方が成功率は高いということを本で読んだことがあります。

「あぁ、失敗しちゃった」は勉強だし、もう次の失敗はしない。
でも、成功、成功、成功していると、最後になんかあるんじゃないかな、と。
気持ちの持ちようだと思うんですけどね。

ミヒロ:失敗を恐れた方がいいというのは、あまりみんなは思っていないかもしれません。みんな成功しようと・・・

山ちゃん:(笑)成功ばかりしちゃっている方を恐れた方がいい。
失敗して「あ~よかった!失敗したよね」、「次は失敗するのはやめよう」の方がいい。風邪をひいた人の方が、元気な人より「次はこうしよう」と思うじゃないですか。

ミヒロ:うんうん。

山ちゃん:熱が出た人の方が、頭が痛いことが分かりますし、1回も熱が出たことのない人の方が危ないですよね。1回も悪くなったことがないから。

人間の心の抵抗力が出てくるから、絶対そっちのほうがいいと思いますね。
あと、楽な方、辛い方は、辛い方を選んだ方がいいです。

ミヒロ:それはどうしてですか?

山ちゃん:楽な方を選んじゃうと、それ以上にキツイものが見えなくなる。
ぼくもずっと、他のいろんな仕事をしてたんですけど、年に3回しか休みがなかったところがあったんですね。そのときに「とにかく休みたい、休みたい」と思ったりするんですけど、あれを体験しちゃうと週一の休みがパラダイスですよ。

ミヒロ:週一休みが(笑)

山ちゃん:「すごい!週に1回休めるんだ!」って(笑)
辛い方を選んだ方が、後が楽なような気がしますね。それ以上のものができるようになるから。
楽、楽、楽を選んじゃっていると、キツイことが本当にキツくなっちゃうから。

ミヒロ:なるほど。
人って、若いときの方がエネルギーがあったりするじゃないですか。
そのときに大変な方が、後から大変よりいいですね。

山ちゃん:そう思いますよ。
年取ってくるとつぶしがきかなくなるというか、徹夜もできなくなるし・・・
若いうちは何でもできるじゃないですか。
やれるうちにやっておいた方がいいと思いますし、動けなくなって「何処かに行きたい」と思っても行けないですし。

やれることはやれるうちにやっておいた方がいい。

 
▼インタビューは後半はこちら(明日更新)
好きなことをやっているかどうかの時間の多さが大事

 
山内 良和さんも登壇予定!

しつもんカンファレンス
2019年11月9日(土)10日(日)

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『運命の人と出会う秘訣』しつもんカンファレンス2018

2019年9月17日

【運命の人と出会う秘訣】
出会いを創る×運命の人とは?×必ず出会える

誰でも運命の人と出会うことはできます。
でも、どうやって出会えばいいかはあまり知られていません。

もしかしたら、
出会う方法とは相反したやり方ばかりして
大切な存在を見逃しているのかもしれません。

運命の人を見つけた人たちは
どんなことを意識していたのか?

そのエピソードやストーリーから
運命の人と出会う秘訣を読み解きます。

2018年9月30日開催
しつもんカンファレンスin OKINAWA セッション3A

壇者情報
スピーカー/
鈴木 絵里
ホスピタリティエデュケケーター

香椎 美裕紀
運命のサインをよみとく専門家、スピリチュアル・ヒーラー、西洋占星術師
https://ameblo.jp/astromiumiu/

猪野 裕介
ウェブマーケター

質問家/
WAKANA
Holistic Life Consultant

1. 運命の人って、いったい誰? どんな人なの?どうしたら出会えるの?

WAKANA(以下、WAKANA):今日はですね、「運命の人に出会う秘訣」というテーマでお話しいただきます。やはりお三方とも運命の人に出会っておりますから、神々しさが違っておりますね(笑)。

鈴木・香椎・猪野:(笑)

WAKANA:(皆さん)運命の人に会いたいと思って生まれてきて、人生のパートナー、もしくはビジネスのパートナーといった、運命の人を探し続けていると思います。今日はそういった方々に、お三方のお知恵をいただけたらと思っております。

そもそも「運命の人って、どういう人なんだろう?」というところから話していきたいなって思うんですが、絵里ちゃんにとって運命の人はどういう人ですか?

鈴木(絵里ちゃん):運命の人っていうタイトルをいただいたときに、きっとこういう質問があるだろうなって、ちょっと考えてみたんです。
生涯心で手を繋いでずっと生きていける人かな。一緒に学び合えたり、励まし合えたりしながら、お互いの魂を磨き合える、成長 し合える人かなっていう答えが浮かびました。

WAKANA:美裕紀ちゃんは?

香椎 美裕紀(以下、香椎(美裕紀ちゃん)):はい、わたしはですね、運命の人というのは、生まれる前に決めてきた、約束している相手というか。自分の魂の片割れ的なものがあるのかな。その人と一緒にいることで、より自分らしくなっていったりがある人かなっ、て思います。

WAKANA:なるほどね。一緒にいることで、一人でいるよりも自分らしく在れるっていう。

香椎(美裕紀ちゃん):そうですね。半分ずつだからそれが(くっついて1つになり)完成する感じ。

WAKANA:素敵な言い方ですね。ありがとうございます。(拍手)

WAKANA:え〜っと、ここでは(猪野のことを)ノッチと呼ばせていただきたいんですけど、ノッチ先生は?

猪野(ノッチ):ちょうどですね、ぼくが言いたかったことを二人が言ってくださったんで(笑)。ほんとうのことを言うと…
W運命の人っていうことを考えたことがなくって…

改めて、このテーマでお話いただいたときに。運命の人ってなんだ?って考えた結果……わからない。

WAKANA:でも実際に、「運命の人は探してるけれども、いったい運命の人って誰なんだろう?どんな人なの?」というのがみんな分からないので、ノッチが言ってることはね、自然な反応だと感じます。

じゃあ、まず3人にね、運命の人との出会いから聞いて、みんなでストーリーをシェアしたいなと思います。

じゃ、絵里ちゃんからノッポさんとの……あ、ごめんなさい。ノッポさんって呼んでます、旦那さまのことを。ノッポなんで(笑)。ノッポさんとの出会いをぜひ。

鈴木(絵里ちゃん):はい。2011年の震災の年に出会ったんですけれども、当時わたしはグループでイベントをするコミュニティをしていたんですね。毎月イベントをするっていう。

そのグループのリーダーがまず先に(現在のご主人に)出会ってくださって、(彼は)わたしたちのコミュニティを活性化するために来てくださったんですね。

そのときに出会いをいただいて、もうなんか一瞬のインスピレーションがあった感じでしたね。その感じたことが…、まったく(現在のご主人のことを)知らなかったけれども、目が合った瞬間に「この方とどういう関わりをもっていくんだろう?」という言葉が浮かんで。

「この人とどういう関わりになっていくんだろう?」というのは、すぐ直感で。ちょっと他の人にはもったことのない感覚でした。

最初のインスピレーションで、なんかこう、ありましたね。

WAKANA:そのときは、もうほんとに「この人!」って思ったんですか?

鈴木(絵里ちゃん):ううん。まだ全然。そのインスピレーションは、”何”かは分からなかった。それはあとで気づくんですけど。一目惚れだったことに。

あとで自分がすごい好きなんだなっていうことに、ちょっとずつ気づいていく…、感じだったんです。

WAKANA:そっか。じゃ、その最初は「好き」という感情までは気づけなかったけれども、なにか特別な…。関わりというか、繋がりがっていう感じで。
そこから、お付き合いに至るまではどんなストーリーが?

鈴木(絵里ちゃん):3年間は片想いをしてました。誰にも言えずに。当時は(現在の主人は)わたしたちの先生という立場だったので。

どちらかというと、雲の上のすごい人っていう存在、位置づけだったので。恋愛感情を持ってしまったことを、一緒にコミュニティを組んでる仲間にも言えないし。それを誰かに表現しようとは思わなかった。自分の心の中だけの話だったんですよね。

片想いで、表現しようとも思わなかったし、付き合いたいとか、結婚したいとかも思ってなかったですね。たぶん、わかってたと思う。それは有り得ないっていう。顕在意識ではそれは有り得ないって。その時代が3年間。

WAKANA:じゃあ、その3年間を経て、何かが変わったんですか?

鈴木(絵里ちゃん):3年間を経て、先生と塾生という立場がなくなったんですね。なくなったというか、(そのコミュニティを)卒業して。会う機会がなくなったんですね。
で、半年ぐらい経ったときにノッポさんのお誕生日がくるんですね。

今はfacebookがあるので、「お誕生日おめでとうございます」という(メッセージ)のが毎年恒例だけれども、きちんと心を込めてしていたんです。で、また「お誕生日おめでとうございます」と……。そしたら、電話がかかってきたんですよ。

で、「最近どうしてんの?」みたいな(笑)。電話がかかってきて、近況報告をすることになるんですね。
わたしのこの気持ち(恋心)は伝えてないし、気持ちはあるけど、表現しようとは思っていなかったのが、またちょっと(恋心が)膨らみ出すっていうか。電話かかってきたりして。

それで、近況報告をしていて……あまりいい報告ではなかったんですよ。それで「もうちょっと聞こうか」ということで、ランチをすることになって……、ちょっとドキドキ(笑)。
っていうのが、再会だったんです。

やっぱりすごく自分の気持ちを明確にすることになるんですよね。再会したことによって。はっきりわかってしまう。

WAKANA:うんうん。それはどんな気持ちですか?

鈴木(絵里ちゃん):それは……、すごい尊敬する人で、すごい人なんだけれども、やっぱりわたし、この人のことすっごい好きやなって。

塾生であるうちは揺れなかったけれども、もう卒業していたし。自分のために「それ(相手の答え)がイエスでもノーでも自分の気持ちを伝えよう」と思ったんです。

WAKANA:うん。それは、お付き合いがしたいとか、特別な関係になりたいとか、もっとそれ以前の話で。

鈴木(絵里ちゃん):わたしの気持ちを伝えなければ、わたしは進めない。

WAKANA:なるほど。なんかもう、ぱんぱんになった想いが溢れちゃった感じ。

鈴木(絵里ちゃん):溢れた感じで。話せば話すほど、すごく好きだなっていうことを認めざるを得なくなって。それで、当時すごい好きな人ではあったけれども一緒になれるっていうのは思ってなくて。
でも、ずっと孤独感があって。パートナーも…、一緒に生きていける人がほしいし、でも、この気持ちを伝えなければ、イエスでもノーでも前に進めない。

どっちにしても前に進めないと思って、わたしから告白をしました。
”自分のために”。

WAKANA:付き合いたいとか、告白をすることで何かを得たいとかではなくって、自分が前に進むために告白をした。そしたら?

鈴木(絵里ちゃん):先生という立場だったので、すごく困ったと思うんですよ。でも彼が言ってくださった言葉っていうのが「絵里ちゃんに言わせてしまってごめんね」って。
この気持ち(恋心)が伝わっていたんだなって。

WAKANA:なるほど。じゃそこで、お付き合いが始まったということですね。

WAKANA:美裕紀ちゃんは?
わたしはご主人のことを後藤くんって、呼んでいるんですが。後藤くんとの出会いはどんなだったんですか?

香椎(美裕紀ちゃん):わたしは2014年にfacebookで最初出会ったんです。友人のウォールに写真が上がってきて、そこにタグ付けられている人(ご主人)がいて、それを見たときに…。わたし、自分にとって必要なものとか、必要な縁のある人の文字が光って見えるっていう、そういう特技があるんですけど。

そこ(facebook)でその人の名前が光って見えたので、「あ、なんかこの人よく分からないけど縁がある人なのかな」って思って、友達申請を出してみたんです。
それが最初のきっかけというか。

WAKANA:へぇ〜。(名前が)光って見えても、その人とはまだご縁がないじゃないですか。でもちょっと思い切って自分から……。声をかけてみたんですか?

香椎(美裕紀ちゃん):そうですね。声をかけたというか、友達申請を出しただけだったんですけど。それで友達になったというのが最初で。

で、そのことはちょっと忘れてたんですけれども、それから2ヶ月か3ヶ月くらいしたときにある人のセミナーに行って。そこの会場に500人くらい人がいたんですけれども休憩時間にうろうろしてたら、見覚えのある人がいて、「あれ?あの人ってこの間facebookで友達になった人だよな」と思って、それで声をかけたんです。それが初めて会話をした瞬間でした。

WAKANA:へぇ〜。たしかに名前は光っていたけれど、そのときは「この人こそわたしの運命の人だわ!」というようなことはなかったんですか?

香椎(美裕紀ちゃん):そうですね。やっぱり文字が光ってる人はたまにいるし、それはいろんなご縁で光ってたりするので、どういうご縁なのかは全然わからず。

WAKANA:なんとなく軽い気持ちで声をかけたんですね。その後気持ちが変化していったのは、どんなプロセスがあったんでしょうか?

香椎(美裕紀ちゃん):そのあとfacebookで、わたしが何か投稿したときに、彼がいいねを押してくれて。そうすると、いいねを押してくれた人の名前が出るじゃないですか。で、その名前を見たときに、やっぱり光って見えたんで、「あ、やっぱりこの人、縁のある人だよな」って思って。

それで、その「もうちょっと二人で話してみたいな」と思って、メッセンジャーでメッセージを送ってみて。「ご縁があるような気がするんですけど、一度お茶でも行きませんか?」みたいな感じで。

それで二人で会って話しているときに、さっき絵里さんが言っていたような、一目惚れっていう感覚ではなかったんですけれども、こうなんか…。

WAKANA:あれ〜?みたいな?

香椎(美裕紀ちゃん):そう!「この人、わたしのパートナーかな?」っていう(笑)。

WAKANA:え〜!でもそのときは二回目くらいですよね、もともとお会いしたのは。二回目で、あまり彼のことは知らなくて、お茶をしていたら自然と湧き上がってきたんですか?そういうふうに。

香椎(美裕紀ちゃん):そうですね。「わたしこの人のことすごい惹かれてるなぁ」とか「すごく好きかも」っていうふうに思って、その気持ちがだんだん育っていったというか。

そのときはお茶に自分から誘ったから、今度は(現在のご主人からお誘いが)来たらいいなぁとか思ってたんですけど、特にくる気配はなく(笑)。
「あ、もう一回自分から誘ってみようかな」みたいな感じで。

「ご飯行きませんか?」とか「今度イベントあるんで、一緒に行きませんか?」みたいなのを自分からアプローチして。でもなんか、あんまり反応がないというか(笑)。

5回くらい誘って、1回来てくれるかみたいな。「完全にこれは脈がないな」って。

WAKANA:うん!たしかにそんなだったらそう感じちゃうかもしれない。で?

香椎(美裕紀ちゃん):で、いろいろきっかけを探してたんですけど…、片想い期間がだんだん長くなっていって。半年くらい経ったときに、「これは、このまま続けてても、何も進展しなさそうだな」って思って。
「待っててもダメだから自分から告白するしかないのかな」って。

WAKANA:え〜、でもその時点で、お茶に5回誘っても返事こないみたいな状態でも、自ら告白しなきゃ、しようって思ったんですか?

香椎(美裕紀ちゃん):そうですね。それもほんと”自分のため”っていうか。
それを続けていてもずっともどかしい状態が続いてて。かといって諦められるわけでもなくて、ただ時が経っていくのかなって思ったので。「これはちょっと言ってみよう!」みたいな。

WAKANA:ほぉ!勇気を出して。

香椎(美裕紀ちゃん):はい。そうですね。勇気をもって。
そしたら……、最初は「考えさせてくれ」みたいな感じで(笑)。

ですけど、1日経って「昨日の返事なんだけど、付き合おっか」みたいな。

WAKANA:はっ!そこでもう「付き合おっか」って言ってくれたんですか?

香椎(美裕紀ちゃん):そうなんです。

WAKANA:えぇ〜!それはなんか理由を添えてくれたんですか? 今までだってすごい冷たかったのに(笑)。

香椎(美裕紀ちゃん):う〜ん……、なんだろう? その人と一緒にこれから人生を過ごすとしたら、なんかこうすごく楽しそうだなっていう、そういう彼のビジョンというか、感じたので。

あと告白したときの言い方というか、言ったことが…。普通に「好きです」っていうことと、「わたしにはあなたが必要だと思う」って言って。
それがけっこう「あ、たしかに必要な気がする」みたいに感じたみたい。

WAKANA:特にその時点でね、深い関係でもなく、お互いのことを知らなかった状態で、言い切ったわけですね。

すごい旅路!お二人とも片想いから始まってるんですね。片想いと自らの勇気と行動、自分のための告白から始まったんだ。ありがとうございます。

WAKANA:ちなみに……、ノッチは2ヶ月間引きこもるくらいの人だったんで、パートナーシップの”パ”の字もなかったんですね。

会場:(笑)

WAKANA:「ほんとにこの子は生きていけるんだろうか?」という心配を、わたしは10年間(夫のミヒロと)一緒にしてきたんですけど(笑)。そういう方が運命の方と出会われたんです。では、その出会いをぜひ。

猪野(ノッチ):はい。その出会いのきっかけは、ミヒロさんとわかめ(WAKANA)ちゃんと、あと仲間たち5人くらいで一緒にエアビー(Airbnb)で家を借りて、一週間くらい滞在するということをしたときがあって。

そのときに、一緒に行ったメンバーの一人が、ぼくのそのパートナーシップの”パ”の字もないところを見て……。「ぼく最近マッチングサイトに登録したんだけど、すごくいいからやってみたら?」みたいなことをボソッと言ったんですよ。

ぼくは「へぇ〜」って思ったんですけど、横で聞いてたミヒロさんとわかめ(WAKANA)ちゃんが一番盛り上がって「登録しなよ!登録しなよ!」って言って、強引に登録させられたのがきっかけですかね(笑)。

WAKANA:なんかちょっと語弊がありますけど、それは(笑)。なるほどね。

猪野(ノッチ):そのとき、わかめ(WAKANA)ちゃんが(登録用の)プロフィール写真を素敵な感じで撮ってくれたりとか。あと、マッチングサイトにプロフィールを載せるんですけど、その文章を考えてくれたりして…。

WAKANA:そうなんですよ。わたし彼の、マッチングサイトのプロフィール写真とプロフィール内容、全部やったんですよ。将来のパートナーのために。

猪野(ノッチ):そこから(いいねから)メッセージが始まったりもするんですけど、全然その…、しっくりこない……。

WAKANA:うんうん。盛り上がらない。心が動かない。

猪野(ノッチ):盛り上がらない感じで。「ま、でもこんなもんなのかな」「やっぱりやめようかな」って思って(笑)。

そうしたら、滞在期間の最終日に、みんなでこれからのテーマについて考えようということで、タロットを引く時間をつくったんです。

で、そのときにぼくが引いたのがヴィーナスのカードで、まさにパートナーシップっていうメッセージが出たんです。

それが出たときに「あぁ、ほんとに見つけないといけないのかな」って思って。

WAKANA:なるほどね。そこで自分で思ったんだ。それまでは自分で別に思ってなかったでしょ? パートナーシップって、わたしが何年も言っても(笑)。

猪野(ノッチ):そうです(笑)。あの場の雰囲気もあったと思うんですけど。それが最終日だったんで、あと日本に帰るだけだったんです。

日本に帰って、パソコン開けて、マッチングサイトにログインして。開くと…、ま、何百人って出てくるんですけど…。

そうなんです。そのいちばん上にいたのが今の…。
あっこちゃん。で、そのときは、見た瞬間ぼくには(名前が)光って見えるとかはないんですけど(笑)。

普通にいちばん最初に出てきた方から見てみようと思って、クリックして、プロフィール見たときに…。普通の人は、どこどこ出身で、こういう仕事やってますみたいな内容が最初にくるんです。あっこちゃんは、「宮崎のさんさんとした太陽の下で、すくすくと元気に育ったあっこです」みたいな。

WAKANA:よく覚えてるね(笑)。

猪野(ノッチ):そういうプロフィールがあって、そこでちょっとぐっときてしまって。

今まで一人もピンとくる方がいなかったんですけど、そのときだけプロフィールにピンときて、「いいなぁ」って思ったっていうのがありました。

WAKANA:へぇ〜。プロフィールのどこにぐっときたの?

猪野(ノッチ):う〜〜ん、なんかその文章見たときにイメージが浮かんだというか……。文章のままなんですけど、宮崎っていうすごい太陽がきれいなところで、元気に育っている明るい女性をイメージした感じです。

WAKANA:そのときに心が動いたんだ。

猪野(ノッチ):そうです。

WAKANA:やってることとかそういうことじゃなくて、もうその元気な陽気な純粋なイメージに心が動いて、「はっ!いいな」って思って、アップローチしたと。

猪野(ノッチ):そうです。

WAKANA:そこからどうしたの?

猪野(ノッチ):(笑)そこからはですね、(マッチングサイトを)やったことある方はご存知だと思うんですけど、まずはメッセージのやり取りして、そこから……、1ヶ月くらいはそのマッチングサイトでやり取りしてて、「会いましょう」っていうことになって。

宮崎に会いに行った。でもそのときはぼくもめっちゃ緊張してて(笑)、何しゃべったか全然覚えてないくらいで。とりあえず、何の手応えもないまま帰ってきたんですけど。でも帰るときに「もう一回会いたい」と思って。

「もしよかったら、もう一度会ってくれませんか?」って言って、二回目に会う約束をして。また1ヶ月後に宮崎に来たんですね。二回目なんですけど、まためっちゃ緊張して。

何しゃべったかあまり覚えてないんですけど、最後、空港に送ってくれるっていうときに…。宮崎出身だから土地勘ある、と思ってたら、めっちゃ道を間違って。……飛行機に間に合わなかったんです(笑)。

で、そこから次の便を取ったんですけど、まだ1時間2時間くらい時間があるので、「じゃあ、空港でちょっとお茶でもしよっか」ってお茶してるときに、ぼくの中で、まだ(今の関係を)続けたいなと思ってるんです。3回目は会わなくても、もう好きだっていう心が決まってたんで。
「もしよかったら、付き合ってくれませんか?」ってことをそのとき伝えた。

WAKANA:じゃあ、その、道を間違ったというのは、ある意味サインだったんだね。

猪野(ノッチ):そうですね。今思えば。

WAKANA:そっか。そこで付き合うことになったんだ。
はぁ〜めでたしめでたし(笑)。

2. それぞれの運命のサイン。飛行機に乗り遅れる、形見の指輪、ナンバー515

WAKANA:運命の人という言葉ではなくても、「この人!」って思わせられるような、運命のサインはあったんでしょうか?

本を書かれていらっしゃる美裕紀ちゃんが後藤くんと出会ったときに、美裕紀ちゃんはどんな運命のサインがあったでしょう?

香椎(美裕紀ちゃん):出会ったときというか、片想い期間中に、うまくいきそうにないなっていうので、何度も「諦めようかな」とか「ちょっと心折れちゃったな」っていう瞬間があったんですけど。

でも「もうほんとに諦めよう」って思うと、なんかサインがやってきて……。
「あ、まだ諦めちゃいけないのかな」と思わせられるようなことが何度かあった、っていう感じだったんですけど。

WAKANA:たとえばそれは、どんなサインだったんですか?

香椎(美裕紀ちゃん):そうですね……、わたしの祖母が亡くなって、実家に帰って葬儀の手伝をしたんですよね。そのときちょうど、「彼のことを諦めたほうがいいのかな」と思っているときだったんです。実家に帰ったら、祖父がおばあちゃんの形見の品をわたしにくれて、「これおばあちゃんの大事なものだったから、お前にやるよ」という感じで指輪をくれたんです。

ぱかって開けるような(箱に)…、入ってた指輪だったんですけど。それをぱかって開けたら、今の旦那さん”後藤”っていうんですけど、”後藤”って書いてあったんですよ(笑)。

WAKANA:えぇ〜!!すごい。

香椎(美裕紀ちゃん):で、しかもそこに”夫”って書いてあったんですよ(笑)。たぶん、おじいちゃんとおばあちゃんの結納の品だったと思うんですけど…。それを見た瞬間に「えぇ!!」って思って。「こんなことあるの?」みたいな。

これはたぶん、おばあちゃんが「諦めちゃいけない」っていうふうに言ってくれてるんじゃないかと思って。もうちょっと頑張ってみよう…。

WAKANA:そっか〜。それで、「ちょっと諦めようかな、もう何回もアプローチしてるのに何もないし」っていう状況から…。どんな行動をされたんですか?

香椎(美裕紀ちゃん):「やっぱりもう一回誘ってみよう」とか、「ちゃんと諦めるにしても言ってから諦めよう」って。ちゃんと告白しようって肚が決まったきっかけの1つっていう。

WAKANA:すごいサイン!わかりやすいサインだよね。寿の指輪っていう。しかも”後藤”。そのサインの後に告白をされて、実際に付き合うことになったわけですから。絵里ちゃんは何かそんなサインありました?

鈴木(絵里ちゃん):はい。ほんとにすごいサインだったなぁって思うんですけど。まだ旦那さまと出会ってなくって、2007年の4月に……。カレンダーをめくると、5月のカレンダーがあるでしょ?

そのときに、「15」っていう数字が浮いて見えたというか。それまでも本屋さんとかに行くと、自分に必要な本とかってちょっと(手前に)出てたりしません?
そのときも5月の「15」だけ浮き出て見えたっていうのがあって。わたしも直感めいたことが好きなので、「5月15日に何かあるのかな」って思ったんですよ。でも、何もなくって。

それが2007年、8年?くらいなんですけど。で、「何もなかったな」と思うんだけれども、気になってるので、どんどん見るんですね。「515(ご・いち・ご)」という数字を。

車を運転していても、前の車も後ろの車も「515」だったり。友達が買ってくれた新幹線のチケット(の席)が5号車の15番だったりとか。

で、あるとき、パソコンを(普段)そんなにしないんですけどね。友達とチャットでずっと話してたときに、5時15分にパソコンが壊れたり。ステレオが5分15秒で止まったり。

「いったい何なの?」って悩むくらい……。で、それがずっと続くんですよね。2011年に(現在のご主人と)出会うまで。

WAKANA:え? 2007年から2011年までず〜っと続いてたの?

鈴木(絵里ちゃん):うん。で、毎年何もないんですよ。5月15日に。二人の友達に相談をして、「こういうのって、何やろ?」って。エンジェルナンバーというのものにも特に興味はないし、「これ、何だろう?」って言って。(友達も)「何だろうね?」って。

で、その話をしていない友達に会ったときに、6歳の娘さんが、わたしの顔を見て、「5月15日はラッキーな日だよ」って言ってきたの(笑)。

で、「あれ? わたしこの話、その子のお母さんにはしてないよな」って思って。「わたしその話をしたことあった?」って聞いたら「いやいや聞いてないけど、◯◯ちゃん(女の子)はそういう未来がわかるのよ」って。

っていう話を聞いて、ますます迷うんですよ。「何だろう?」って。
それで何年か経って…、「何だろう?」「忘れた頃にやってくるこれはなんだろう?」って。
(現在の主人に)2011年に出会って、しばらくしてから5月15日生まれということがわかるんです。

WAKANA・すご〜い!!

鈴木(絵里ちゃん):でも有り得ない。すごい尊敬や憧れはあるけれども、すごい大好きだけれども、人生を共にするとか、めっそうもないどころじゃないけど、こう、ね……。

WAKANA:とても尊重していたからこそね。

鈴木(絵里ちゃん):うん。でも、その「515」がね、やまないんですよ、ずっと。(自分が卒業して)会わなくなって、わたしはお誕生日に「お誕生日おめでとうございます」って、そしたら電話がかかってくるっていう。その付き合うきっかけになったのも5月15日じゃないですか。

WAKANA:あ、そっか! 誕生日の日に電話してるから。

鈴木(絵里ちゃん):そう。連絡してるから。
で、付き合うことになってから、(515を)見なくなったんです。

だからすごくやっぱり運命的なものを感じざるを得なくって。わたしがすごく5月15日を大事にするもんだから、プロポーズの日も入籍も、全部、5月15日なんです。

WAKANA:そうなんだ。なんかすごいわかりやすいサインでしたね。

3. 自分の中で”決める”と動き出す。運命の人と出会う前の「在り方」が大事。

WAKANA:人生において、何をするにもサインってあると、わたしは個人的に思ってるんだけど。

それに気づけるようになるとか、それくらいわかりやすいサインを、自分にとってハッピーな出来事を受け取るためのサイン。それには、きっとそのときの、その人の在り方とか、行動だったりとか、生き方がすごく大切なんじゃないかなって、今聞いていて思ったんだけど。

その運命の人に出会うまで、どんな生活をしていて、どんな心持ちで日々を生きていたのかというあたりを、ぜひ聞きたいなと思うんですけど、美裕紀ちゃんから。

香椎(美裕紀ちゃん):そうですね。出会うちょっと前までは、ずっと介護の仕事をしていて。割とワーキングプア的な生活というか、風呂なしアパートに住んで(笑)。

WAKANA:風呂なしアパート!? え~!!

香椎(美裕紀ちゃん):ま、そういう、「どう生きていったらいいのかな?」という生活の期間が長かったかなと思います。

WAKANA:そうだったんだ! そのときに、そういう状況で……、きっとね、お仕事も大変だし、生活もちょっと大変だと、すごくストレスになったり、考え方が後ろ向きになったりするのでは? そういうことはあったんですか?

香椎(美裕紀ちゃん):そうですね。ずっとそういう生活だったので、今が辛いみたいな感じはなかったかもしれないです。でも何度も「変えていきたいな」という気持ちはありましたね。

WAKANA:なるほど。なるほどね、「何かこのままじゃいけないな」っていう。そういう自分の中の感覚があった。

WAKANA:それで、何かを変えていくことをされていったんですか、そのあと。

香椎(美裕紀ちゃん):そうですね、そのあと……、ま、自分なりに「仕事も本当に好きなことをやって、できれば豊かに生きていきたいな」とか「本当に好きな人と出会って、パートナーになりたいな」とか。

年ごとに「これにチャレンジしようかな」と決めてやっていたという感じですかね

WAKANA:へぇ〜。じゃあ、その介護の仕事をしながら、チャレンジをいろいろしてみたりされたんですか? それとも、もうガラッとご自分の生活を変えていったのですか?

香椎(美裕紀ちゃん):いや〜介護の仕事をしながら、副業で仕事を始めてみたりだとか、ダブルワークを続けてみたりとか。仕事でも同じようにサインを探して、キャッチして、それに乗っていったみたいな感じ…。

WAKANA:なるほど! じゃ、後藤くんのことだけに限らず、普段の生活とか仕事においても、自分のサインというものをすごく敏感に感じて、受け取って、そういった生き方をされてたんですね。直感に沿った生き方みたいな。

香椎(美裕紀ちゃん):そうですね。はい。

WAKANA:絵里ちゃんは? そんなのありますか?

鈴木(絵里ちゃん):そうですね…….。そのサイン?を感じられるようになったのが、2007年とか8年なんですけれども、その当時わたしは34歳なんですね。

鈴木(絵里ちゃん):27歳のときに父が事故にあって、脳障害をもつんですね。そこから介護生活が始まって。(父は)わたしの名前も思い出せないし……。理性をなくしてしまっているし、記憶もないしっていう父の介護と、7年間すっごく闘ってしまうんです、わたし。

WAKANA:7年間!

鈴木(絵里ちゃん):受け入れられずに、それを。「どうしてわたしが?」とか。それまで父と暮らしてなくて、父は別に家庭があったので。それが脳障害を患ったことによって、その家庭と一緒に暮らせなくなるんですね。

で、27歳で突然、父と暮らすことになるんですよ。
それも、その状態の父を受け入れるということもわからないし、7年間、壮絶な介護で。わたしはすごいひどい人間に、横暴になるというか。もう、すべて思ったようにいかないし…。

すごい怒ってしまうし、怒ってどんどん悪循環を招いてしまうし。

それで、「どうしてこういう人生になってるんだろう」と思って、すごく悩んだりもしたんです。あるとき、本屋さんに行ったときに浮かんで見えた本が『ザ・シークレット』だったんですよ。

それで、すべてが“自分に問題がある”っていうことにやっと気づくんですね。

WAKANA:なるほど〜。

鈴木(絵里ちゃん):で、そこから自分の未熟さに気づいて。自分を責めるのではなく、すごく未熟だったということ、「なんて器の小さい自分だったんだろう」ということに気づいて。「いい生き方をしたい」っていう決意が生まれるというか。

「じゃ、いい生き方ってどういう生き方なんだろう」て思ったときに、「わたしは“日々の感謝”を、どれだけしてなかったんだろう」って。

毎日ほんとうに”ありがとう”と思うことに。恵まれてるのに、そこに意識を向けずに、父の介護の辛さにばかり意識を向けてしまっていて。「それを変えるのは自分しかいない」って思って、わたしは「いい人間になりたい」、「いい生き方をしたい」って思って、父にかける言葉をどんどん変え出して。

「わたし本当に悪かった」ということを正直に父に話をして。……父のMRIは、今までは脳が真っ黒だったんですよ。ほんとに健常者として生活ができない状態だったんですけど、「わたしが変わらなければ」ということを学んで、わたしが変わることによって、父がびっくりするくらい改善していったんですよね。脳外科の先生もびっくりするくらい。

普通の生活がちょっとずつできるようになって。すべてはわたしの中に問題があったということに気づいて。

感謝をすることだったり、綺麗なものを見るとか、なんていうかな…、歓びにあふれた人生を送るのも、自分を助けるのも、自分を応援するのも自分なんだっていうことに気づいて。「感謝ノート」っていうのをつけ出したんですよ、34歳から。

WAKANA:感謝ノート?それはどんなノートなんですか?

鈴木(絵里ちゃん):それは、毎日のありがとうと想うこと。たとえば、コンビニのお姉さんがすごく笑顔で挨拶をしてくれたとか、妹がこういうことをしてくれたとか。ありがとうと想うことによって、すごく(胸のあたりに手をかざしながら)豊かになりだしたんですよね。

それと同時だったんですよね、「515」っていうサインが始まったの。

WAKANA:そうだったんだ。

鈴木(絵里ちゃん):だから、そういうサインを見れるようになったというのは、わたし自身が「いい生き方をしよう」って……。求めるばっかりではなく、「わたしが愛したい」「わたしが思いやりのある人間になりたい」って思ってからでした。

WAKANA:なるほどね〜。もうほんとに7年間のその壮絶な介護…、介護という出来事を自分のこととして受け止めて、自分の中から生まれてることなんだ…。

鈴木(絵里ちゃん):すべて自分の感情が、現象として現れてる、ということがすごくよくわかった。

WAKANA:それでわかった。それは本をきっかけに。いろいろ向き合いながら、少しずつ。

鈴木(絵里ちゃん):うん。少しずつ向き合って、少しずつ「あ、こういうことか」「あ、こういうことか!」「これでこうなってたのか!」っていう。

WAKANA:なるほど。じゃ、しっかり今の自分というところに向き合いつつも、自分の肚の中から「こういう自分になりたい」っていうものを…。
しっかりと自分の中に植えつけて、そこに合わせて生きていくっていう生き方をされてた。そしたらサインが見えてきた。

鈴木(絵里ちゃん):そうそう。

WAKANA:それまでは、そういうサインが、見えてたわけじゃなかったんですね?

鈴木(絵里ちゃん):ないと思う。直感というのはすごくあったけど、どっちかと言うとネガティブなサインを受け取ってましたね。

たとえば「あ!この車、友達が運転してたらよくない」ってわかる。そうするとほんとに車が止まってしまうとか、そういうネガティブなサインを受け取ってしまっていたけど、それを自分が「いい生き方がしたい」って思うようになったら、(いい)サインを受け取れるようになってきたというか。そういうのが同時期でしたね、34歳が。

WAKANA:へぇ〜! じゃあ、やっぱりサインは出てるんだけど、自分がどこの位置にいるかによって受け取るサインがある…。

鈴木(絵里ちゃん):違ってたということが、今話してて思いましたね。

WAKANA:ノッチはあっこちゃんに出会うまでの自分を振り返ったときに、どうして自分はこんな素敵な出会いができたと感じる?

猪野(ノッチ):パートナーシップの”パ”の字もなく、基本引きこもってた生活だったので……。でも、そのとき(仲間の)5人でほんとに一緒の家で一週間過ごしたときに……、なんていうんですか、パートナーが本当は欲しいけど、…たぶん諦めてる自分がいるなって気づいて。で、知り合えるなら(マッチングサイト)やりたいなと思いました。

WAKANA:でも、諦めてたのが長かったじゃない? 長い年月諦めてて、それでも諦めてたけど「欲しいな」と思えたのはどうしてだと思いますか?

猪野(ノッチ):あぁ……。1つは、たぶんミヒロさんとわかめ(WAKANA)ちゃんと同じ家で過ごすことが初めての試みだったと思うんですけど、そのときに二人がずっとイチャイチャしてたんで(笑)。

WAKANA:イチャイチャしてない(笑)。

猪野(ノッチ):いいなぁって思いました。

WAKANA:なるほど。その目の前に実際にいいなって思ってることをやってるモデルがいたことで、「もしかしたら」とか「ほんとにいいな」と思えたってこと?

猪野(ノッチ):そうです。それが1つ、自分が行動するきっかけになったかなと。

WAKANA:ちょっと諦めてたけど、自分もやってみようと思って、やってみて……。
で? でも出会えなかったじゃない? 最初は。

猪野(ノッチ):ま、そうですね。
でもそのときはやっぱりまだ…、あんまり決めてなかったというか…。

最初はその…、マッチングサイト登録したときは「う〜ん」っていう感じで、「出会えたらいいなぁ」くらいというか、「でも出会えないだろうな」という想いがすごい強かった。

たぶんそれが、「出会えるかも」って、そっちの方が強くなった。

WAKANA:あ、そっか! 自分で思ったというか、認識したというか、自覚したんだ。

猪野(ノッチ):そうです。

WAKANA:「出会いたい!」と。「出会おう」と。

猪野(ノッチ):ほんとにもう、直球のテーマだったことを受け入れたというか。

WAKANA:なるほど、自分で受け入れたときに、そのあと翌日とか…。

猪野(ノッチ):帰ってきてすぐ。

WAKANA:あっこちゃんのサインがこう、導きというか。

猪野(ノッチ):そうです。

WAKANA:へぇ〜。面白い! なるほどね〜。

じゃ、やっぱり運命の人に出会うまでに、ただ出会いたいと思ってるだけじゃなくって、お三方はそれぞれ自分の人生の取り組みをね、自分ごととして、自分の人生として受け入れて、ほんとに感謝をもって生きていったりとか。

自分の直感を心から信頼して、どんな状況でも生きていったり、自分自身の気持ちに正直になったりということを積み重ねていったら、そういうサインがやってきた。

なるほど〜。最後の質問なんですけど、お三方にとって運命の人と出会う秘訣はなんでしょうか? 絵里ちゃんから。

鈴木(絵里ちゃん):出会う秘訣……。今となって思うことなんですけれども、なんか本当に日々のことに感謝して生きることと…、それを表現すること。うん、表現していたこと。

やっぱりどういう人と出会って、外見だったり内面だったり、どういうライフスタイルを望んでいるのか、イメージをすごく明確にしていましたね。

日々のことに感謝しながら、どういう人と出会って、どういう生き方をしていきたいのか。そして、わたしはどういう感情なのか、そのとき。というのを先に受け取りながら、うん。

あと内面、考え方、心の在り方。どういう人なのかというのを全部表現していったんですけれども。じゃあ、わたしはその理想の人、運命の人にとって「ふさわしい自分なのか?」っていう。

そこが自分の成長課題だなって思って、現実から目をそらさずに、現実を受け入れて。その人に出会うまで、わたしの課題はここにあるだけだという考え方で。
それをこう前向きに…、自分の成長として生きて。「きっとわたしの理想の人は、思いやりのある人が好きだろうな」とか。「乗り越える力をもってる人が好きだろうな」という想定をして。

WAKANA:すごい! じゃ「こういった理想がいいな」「こういったことをしたいな」ってイメージしていくけど、ただそれで終わりじゃなくって、それにふさわしい自分になることを努力したと。

鈴木(絵里ちゃん):そう、努力することを楽しむようにした感じ
もしほんとに出会えたときに、「わたしが提供できるものは何なのかな?」って。笑うとか。「こうしてほしい、ああしてほしい、これほしい」じゃなくって、「わたしが提供して差し上げられることは何だろう?」…。っていうことを全部ストーリーで描いて、そのとおり全部が叶ってるというか。

WAKANA:なるほど〜。じゃ、秘訣としては……。

鈴木(絵里ちゃん):現実を受け入れて、与えられた問題は成長課題と捉え、笑顔で努力をする。恵まれている日々に感謝をして心を豊かにすること。望むイメージを明確にして信じきること。前向きに生きること、ですね。

WAKANA:なるほど。素晴らしい。
美裕紀ちゃんは?

香椎(美裕紀ちゃん):秘訣……そうですね、サインに、気づくということかなと思います。自分にとってほんとに必要な人だったり、自分の人生にとって絶対大事な何かに出会う道って、そこに向かって川が流れてるみたいな感じだと思うんで。

そういうときに、道標として常に教えてくれるのが、サインだったりだとか、そういう直感だと思うので、それを頼りに進んでいくこと。常に自分の人生はそうやってサポートされているとか、守られているんだなっていうことを信頼する、ゆだねるということかなと。

WAKANA:なるほど。サインを受け取って、あとは委ねて信頼をすると。
ノッチ先生は?

猪野(ノッチ):ぼくはその二人と出会ったときの共通点を思い出してみたら、まず1つが行動したかなって。

目標に向かってという感じじゃなかったんですけど、動いた。引きこもってる状態から動いたというのが1つ目の共通点で、2つ目がいい意味で流されていること。ミヒロさんと出会ったときも大学側から「手伝ってくれないか?」と言われたときに、「じゃあ、手伝います」と言ったし、「ミヒロさんから直接学びたいんですけど」ってミヒロさんに提案したときに、「カバン持ちどう?」と言われて、別にカバン持ちになりたかったわけじゃなかったんですけど(笑)。

でも、「じゃあ、カバン持ちやらせてください」と言ってやったし。あっこちゃんと出会ったときもふじしー(仲間)が「やったら?」って、わかめ(WAKANA)ちゃんからパートナーシップの話を聞いたときに「あぁそっか」と思って、周りからの声を素直に聞くというか……。実行した。あと最後に、あまり深く考えなかったというか(笑)。

ミヒロさんと出会ったあともずっとこうやってご縁をいただいているのは…。就活して、内定もらってたんですけど、「ミヒロさんといるほうが楽しいから、いいや」って思って。内定よりミヒロさんとずっと一緒に…。

WAKANA:えぇ!

猪野(ノッチ):「遊びたいな」って思って。
あっこちゃんと出会ったときもプロフィールがめっちゃ素敵だったんで、二日間「こんなぼくじゃダメだろうなぁ」って思ってたけど、あまり深く考えず行ってみようと思った。

考えすぎなかったのがよかったのかなと思います。

WAKANA:そこすごいポイントかもね。はい。ありがとうございます。

こうやって聞いていただいたらわかると思うんですけど、みんな「選ばれたい」とか「君は特別なんだよって言われたい」という思いがあると思うんだけど。

でも、それって「誰も言ってくれないんだよ」と誰かが言ってる言葉を聞いたことがあって。やっぱり自分が自分で”特別だ”と思える人間になるとか、自分から選んでいくことをやっていく3人の生き方と行動が、運命の人と結びつけたんだなって感じました。

ありがとうございました。

鈴木(絵里ちゃん)・香椎(美裕紀ちゃん)・猪野(ノッチ):ありがとうございました。

会場:(拍手)

魔法の質問
・運命の人とは?
・運命の人に出会う人と出会わない人の違いは?
・どんな未来を作りたいですか?

しつもんカンファレンス
2019年11月9日(土)10日(日)

*書籍の一部を無料でご覧いただけます。

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好きなことをして夢を叶えよう「ギブ・アンド・テイクの発想をやめる」

2019年9月16日

「与えたら、受け取る」
これがギブ・アンド・テイクの考え方です。

でも、成功している人のなかで、
ギブ・アンド・テイクという考え方を持っている人はほとんどいません。

彼らがやっているのは、
「与えたら、また与える」こと。

つまり、ギブ・アンド・ギブです。
あなたもこんな考え方で行動してみましょう。

1. まずは「与える」ことだけを考えよう

見返りを求めず、与えてみること。
受け取ることを期待せず行動すること。

これらを心がけましょう。

一見すると、ギブ・アンド・テイクはバランスが取れていますし、
ギブ・アンド・ギブはバランスが崩れています。

バランスが取れているほうがいいように感じるかもしれませんが、
あえてバランスを崩すことで、
自分のところに自然とエネルギーが流れてくるのです。

差別化を図ることはとても大事なことですが、
それだけでビジネスがうまくいくわけではありません。

ぼくの場合も、メルマガの読者はなかなか増えませんでした。
それは当然です。

その時点では本も出していないし、コーチングの仕事も始めたばかりで、
誰もぼくのことを知らないからです。

どんなに書いても読者が増えず、
一時はメルマガをやめようかと思っていました。

でも、それまでのぼくは、何をやっても三日坊主。
「ここでやめたら成長がない」と思い、なんとか続けていたのです。

2. 自分のファンや応援してくれる人が増える方法は?

そんなときに、自分のメルマガで他のメルマガの紹介を始めました。
するとどんどん読者が増えていきました。

自分のメルマガで紹介すると、相手もこちらのメルマガを紹介してくれます。
ここで大切なのは、「与える」という気持ちで行うことです。

しかし、多くの人が陥る間違いが、
この「ギブ・アンド・テイク」です。

「こっちが紹介したんだから、君も紹介してよ」

ではなく、「紹介させてもらうけど、紹介してもらわなくてもいいですよ」
というくらいのスタンスです。

ちょっと想像してみてください。

あなたのところに、「紹介してあげますから、紹介してください」
とお願いに来る人と、

「あなたの活動の○○なところに共感しています。紹介させてください!」
と来る人、どちらに好感を持てますか?

今でもぼくのところにはこのような依頼が来ますが、ほとんどは前者です。
このケースはギブ・アンド・テイク。

一見バランスがとれているようにも思えますが、心地よくはありません。

後者は与えるだけ。
でも、逆に「何かしてあげたい」と思ってくれるはずです。

そんな気持ちで人との関わりを持っていくと、
あっという間に自分のファンや応援してくれる人が増えていきます。

まずは、相手のためにできることをやってみましょう。

魔法の質問
何を与え続けますか?

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ビル・ゲイツの名言「人に笑われるようなアイデアはなにか?」

2019年9月15日

今回は、偉人の名言からヒントを得て、
自分に問いかけるということをしてみたいと思います。

偉人と呼ばれる方々の生き方からは、
時代を超えて学ぶべきところがとても多いですが、
その生き方を生んだであろう思考に想いを馳せてみることは、
より深い気づきが得られるのではないかと思います。

きっと偉人と呼ばれている人たちは、
こんな質問を自分自身に
問いかけていたのではないでしょうか。

よかったら、ぜひあなたも
質問に答えてみてください。

今回の偉人は、マイクロソフト社会長の
ビル・ゲイツです。

1. ビル・ゲイツの名言

自分が出したアイデアを、
少なくとも一回は人に笑われるようでなければ、
独創的な発想をしているとは言えない。ビル・ゲイツ

こちらのビル・ゲイツの名言を受けて、
質問です。

人に笑われるようなアイデアはなにか?

2.人とは違う発想を生み出す洞察力

自分のアイデアを人に話したときに、
10人が10人「それいいね」と言ったら、
それは独創的な発想ではないと
ビル・ゲイツは言っています。

なぜ、独創的な発想が必要かというと、
人と同じことをしていると、
人と同じ結果しか生まないからです。

常に、人と違う発想、
アイデアを出していくことが、
人とは違う成果を生むことになります。

ですから、少なくとも一人には、
「本当にできるの?」と笑われたり、
否定されたりするようなアイデアを生み出したいですね。

人と違う発想をするには、
先を見る洞察力が必要です。
「将来、これが足りなくなるんじゃないか」
「人々はこれを求めるかもしれない」
そんなことを想像してみてもいいでしょう。

独創的な発想には、観察し、
これからどうなるかを考えていく力が必要になります。

魔法の質問
人に笑われるようなアイデアはなにか?

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プロフィール


マツダミヒロ

質問家。「魔法の質問」主宰。
時間と場所にとらわれないビジネススタイルで世界を旅するライフトラベラーでもある。 各国で「自分らしく生きる」講演・セミナー活動を行う。 著書は国内外で35冊を超え、年間300日は海外に滞在。

独自のメソッドの「魔法の質問」は世界各国に広がりインストラクターは5,000人を、 メルマガの読者は5万人を超える。 NHKでも取り上げられた「魔法の質問学校プロジェクト」では、ボランティアで世界各国の学校へ訪問。

『質問は人生を変える』(きずな出版)『賢人たちからの運命を変える質問』(かんき出版)ほか著書多数。
→著書をチェックする(Amazon)

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