*一般の方に募集した夫婦のお悩み「ケース22」
離婚、会社の倒産、人間関係の悩み・・・。
辛いできごとが立て続けに起きてしまいました。
物事を前向きに考えることができません。
どうしたら、このネガティブなスパイラルから抜け出せるのでしょうか。
1. 大きな困難が起きたときは、大転機の時期
Mihiro&Wakana’s TALK
いろんな人の人生を見てきて感じることがあってね、不幸な時こそ、じつは浄化の時かな、と思うの。
「なんで私ばっかりこんなひどい目に遭うの?」
というぐらい不幸な出来事が続いて、目の前が真っ暗になっている時には、
「本当の自分を生きるための大浄化」
が起きていると思う。
自分では崩せなかった人生を、大きな愛が崩して、気づかせてくれているの。
なるほど。
じゃあ、この大浄化の時期は、どんな風に過ごせばいいの?
これまで持っていたモノ、考え方、価値観、人間関係などすべてを、
「これは私にとって本当に必要なのか」
と振り返ってみて、必要じゃないものを手放して一度リセットする。
手放して余白ができてはじめて、本当に必要なものを受け取れるようになるから。
今まで必要だと思っていたものも、「本当にそれが必要?」と自分に問いかけて、手放していくんだね。
そう。大浄化の時期は、これまでの人生では手放せなかったことを、「もういらないよ」って教えてくれているの。
だから、しがみついたり、この出来事が教えてくれようとしているメッセージを受け取ろうとしないと、わかるまで、次々にどんどん衝撃的な出来事として起こされていく。
だけど、今まで自分を安全に守ってきてくれたと思ってきたものを、自分自身で手放すことはとても怖いことだから、なかなか自分で変化を起こすことができない。
すると、時に、その人が大切なことに気づいて、突き抜けていけるタイミングで、不必要なものが切り離される、という体験が起こされていく。
だからこそ、大変なことが重なるような大浄化の時ほど、
「今まで最も大切だと思っていたことを、本当にこれから大切にしたいことを大切にするために、手放す」
ということをやると、道が開けていくと思う。
すごく勇気のいることだと思うけれど、そういう出来事が起こっているということは、乗り越える力があるからこそ起きている。
だから、これまでもっとも大事にしてきた自分の信念とか、もっとも大事にしてきた思いとか人との関わりとかを、あえて手放してみる。
すると、本当の自分の喜びに合うものが引き寄せられて、人生が劇的に変わっていくと思う。
そう考えると辛い出来事というのは、自分らしく生きるための大きな転機になるといえるね。
2. ベスト・パートナー・セラピー
「困難は今まで手放せなかったものの浄化のタイミングと捉えてみよう」
人生というのは不思議なもので、不幸なことや困ったことというのは、たいてい立て続けに起こるものです。
なぜ自分ばかりがこんな目に遭わなくてはいけないの?
なぜこんなに不幸が続くの?
辛い渦中にある時は、ネガティブな気持ちになってしまうかもしれません。
けれども困難は、ある意味で大転換期のサインなのです。
そして、それは変化して新たなやり方をしたほうがうまくいく、または、その準備があなた自身に整っているからこそ起きるのです。
これまで大切だと思ってきたこと、守ってきてこと、必要だと思っていたこと。
「本当にそれが必要?」「もっと大切にしたいことはなに?」
と自分に問いかけて、少しずつ答えて、その答えをどんなに小さなものでも良いので、行動に移していくことで、自然と手放していくプロセスになります。
今までの人生では手放せなかったことを、「もういらないよ」と大きな力が動かしてくれる浄化の時期かもしれません。
それはある人にとっては「家事も子育てもこなす良妻賢母にならなくてはいけない」という信念かもしれないし、「仲のよい夫婦に思われたい」といった思い込みや、あるいは「誰とでも仲良く」といった生き方かもしれません。
なにはともあれ、これまでかたくなに守ってきたことをごっそり捨て、新たな自分に脱皮するチャンスでもあるのです。
いらないものを捨てる大浄化によって、本当の自分が望むものが引き寄せられて、劇的に人生が変わるかもしれない転換期なのです。
・その価値観は、あなたにとって本当に必要ですか?
・手放したいことは何ですか?
・あなたにとって、最も大切なことは何ですか?
・その最も大切なことを手放せますか?
・あなたが本当に欲しいのは、どんな未来でしょうか?
*書籍の一部を無料でご覧いただけます。