*一般の方に募集した夫婦のお悩み「ケース20 – 2」
夫にもう気持ちはありません。離婚をしたいと考えています。
でも子どものことや経済的なことを考えると、不安で踏み切れません。
また離婚に対してなぜか罪悪感を感じてしまい、ためらいがあります。
結局のところ全部自分のせいだと思いながら、相手の顔を見るのもイヤになってしまっています。
どこから動いていけばいいのでしょう。
*ケース20 – 1はこちら↓
子どものことを考えると、踏み切れない

1. 自分に正直に生きるよりも、経済的な安定を選ぶ?
Mihiro&Wakana’s TALK
次に「2. 経済的な不安を考えると、踏み切れない」という悩みも多いよね。これは経済的な安定を求めるか、それとも自分に正直に生きるか、どちらを選びたいかだと思う。
もし自分に正直に生きるよりも、経済的な安定を選んだとしたら、「私はこの道を自分で選んだんだ」って自覚すること。そうしたら物事の見方が変わって、経済的な安定をくれているパートナーに対して感謝の気持ちも起きるかもしれない。
そこで与えられていることと、自分の気持ちや望んでいる生き方を目の前に置いたときに、どちらの方が、自分にとって大切に感じるかを客観的に見てみるといいね。
質問にすると、「現状において、あなたが選んでいることは何ですか?」ということを自分に問いかけるとよさそうだね。
今、自分が選んでいる選択肢を改めて知った上で、「自分が本当に望んでいることは何ですか?」と質問できると、いいよね。
自分で決めたことは、自分で自分に納得している状態。
納得していれば、心が開いていくし、そこで生き抜く知恵や助けを素直に求めていけるし、自分の幸せなあり方への努力も思いきりできる。
2. ベスト・パートナー・セラピー

「自分が現状に望んでいることと、本当に望んでいることを知ってみよう」
離婚する際に、多くの人が抱える心配ごとが経済的な不安でしょう。
実際に日本では、シングルマザーの貧困率が高く、幼い子どもがいると正規雇用されにくいという、厳しい現実もあります。
そこで最初に自分に問いかけて欲しいのが「自分が現状では、何を選んでいるか」ということです。それが「経済的に安定した生活」だとしても、それを良いとか悪いとか判断しないでよいのです。まず自分が何を選んでいるか、現状を把握して、その上で、「本当に自分が望んでいるのは何か」を問いかけてみましょう。
もし今後の人生でも本当に欲しいものが「安定」であれば、それを第一優先すればいいのであって、パートナーに対する見方も変わってくるかもしれません。
一方で、やはりパートナーとこれ以上は一緒にいられない、自分の人生をこう生きたいという答えが出てくる可能性もあるでしょう。
そこからは現実に即して解決していくために、きちんと養育費の取り決めをしておくとか、これからの時代に必要な力を身に着けておくとか、自分の貯蓄を作っておくといった具体的な方法となっていきます。
どの道を選ぶにせよ、あなたの人生を選ぶことができるのは、あなた自身。
まず「自分が現状で選んでいる」こと、そして「本当に望んでいる」ことを明確にしてみましょう。
・現状において、あなたが選んでいることは何ですか?
・あなたが本当に望んでいることは何ですか?

*書籍の一部を無料でご覧いただけます。
KANAKO says
・パートナーシップをやり切る事。
・自立、成長、飛躍