イメージしてみてください。

海外旅行に出かけたあなた。
友人たちにおみやげを買おうと、ショッピングセンターに行きました。
安くて珍しいモノばかりあったので、すぐに荷物がいっぱいに。
ホテルから歩いてきたので 持って帰るしかありません。
あなたは両手いっぱいに荷物を抱え、ホテルへ向かいました。
その途中で、
現地にしかなさそうな魅力的なお店を発見。
今日は旅行最終日。
お店はもうちょっとで閉店の時間。
どうしても、そのお店でおみやげを買いたい!
でも、今のあなたは腕いっぱいに荷物を抱えています。
さて、どうしますか?
答えは2つ。
1. 新しいおみやげを買うのをあきらめる。
2. 持っているおみやげを捨てて、新しいおみやげを買う。
のどちらかです。
さて、
今回は「やめる力」について深めていきましょう。
1. 手放さずにさらに手に入れると犠牲になるもの
ところが、これが人生になると
選べないはずの3つ目の選択肢を考えはじめます。
「どれも手放さずにさらに手に入れる」
というものです。
この選択をしてしまうと何かが犠牲になってしまいます。
時間か、
カラダか、
家族か、
ココロか。
何かを手に入れるためには、まずは手放さなければいけません。
そう、
やめることが必要なのです。
やめることは、勇気がいります。
はじめることよりも、やめることのほうが、何倍もエネルギーを使います。
だから、多くの人がやめられずに
不満を持ちつつも現状を維持しているのです。

2. 何かをプラスすれば成功するという考え方
ぼくも、もっともっと成功したい、
そんなふうに思っていたころがありました。
そのときは、
たくさんの知識や技術を身につければうまくいくはず。
どんなことにも挑戦して経験を積んだほうがうまくいくはず。
情報や人脈は多いほうが有利。
人が休んでいるときにもたくさん働いたほうが有利。
そう信じていたのです。
そしてそれを実践していきました。
たくさん本を読み、
新聞を毎日何紙も読み、
講演会があれば聞きに行き、
会合があればできる限り参加する。
もちろん仕事は朝から夜中まで休みなく毎日行なう。
生きているというより戦っているという感じです。
ライバル会社が敵だと思っていましたが
途中から何が敵かわからず、すべてが敵のように思えてきてしまいます。
勝つか負けるか、生きるか死ぬかしか選択肢はない。
すべてに答えがあるものだと信じ、
方程式があればビジネスは成功できるものだと思い込み
がむしゃらに仕事をしていました。
どうがんばっても時間が足りない。
忙しさが増していく。
でも、がんばり続ける。
そして、燃え尽きました。
今までは、何かをプラスすれば成功するという考え方が多かったと思います。
知識を身につければ。
資格を取れば。
お金があれば。
これは足し算の成功法です。
でも、いろいろなモノをプラスして身につけていくことは
鎧(よろい)を身につけていくようなもの。
ココロの鎧や
知識の鎧。
着れば着るほど自分が見えなくなってしまいます。
動きも鈍くなってしまいます。
これからはその逆の発想が必要かもしれません。
何かをやめて、
何かを捨てて、
何を手放すか。
引き算の成功法です。
足していく発想ではなく、引いていく発想です。
引いていけばいくほど本質しか残りません。
鎧を脱ぎ捨てていったとき、飾った自分ではなく
本当の自分がそこに見えてきます。
3. 今の人生に満足していますか?

本当の自分をさらけ出すのは
最初は恥ずかしいし、自信がありません。
人は自分を大きく見せたいものですから。
でも、大きく見せてもそれは虚像。
結局判断されるのは
本当の自分、等身大の自分なのです。
ぼくは今、よく「自然体ですね!」
「無理してないのにうまくいっているんですね!」と言われます。
それは、やめる力を身につけたからです。
自分が無理だと感じることは手放し、自分らしいと感じること、
自然にできることを選択できるようになりました。
あなたは、今の人生に満足していますか?
「はい!」と答えた方は
「やめる力」は役に立たないかもしれません。
「いいえ!」と答えた方は、
何かやめるべきことがあるはずなのです。
あなたの「やめる力」を養い、やめるきっかけをつくってください。
そして、
やめてから、新しいことをはじめてください。
人生は、やめることをはじめるだけで
うまくいくのですから。

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