恋人やパートナー、家族など、身近な存在になればなるほど、相手に期待をしてしまいますよね。
そして、期待がはずれたとき、怒りや悲しみを感じます。
時には、この関係を解消したいとまで、失望することがあるかもしれません。
1. 期待をせずに待つ
そんなときは、期待をせずに待つということをしてみるとよいのです。
いつまでにこれをしてほしい、
いつまでにこういう思いになってほしいという時間的な制約があると、
その期限が来たときにできていない場合、期待がはずれます。
でも、「いつかやってくれる」という視点を持つと、
なかなか期待ははずれにくいものです。
「期待」とは自己中心的な希望で、
「待つ」ことは相手中心の関わりです。
もしあなたが、「期待をせずに信じて待つ」ことができれば、相手との関係性が変わります。
2. 愛を持って見守る
いつまでもいつまでも待つのです。
愛を持って見守るのです。
決してアドバイスはせずに、自分で気がつき、成長するのを待つのが、大事なのです。
ある師が弟子に言った言葉です。
「やっと気がついたか」
これは、10年も前から、こうしたほうがいい、と思っていたことがあったけれど、
自分で気がつくまで、ずっと待っていたときに出た言葉です。
それだけ愛を持って、気長に見守ることが大切なのです。
質問と答えのやり取りをするときは、質問する側は、実はほとんどが待つ時間なのです。
60分間質問をする時間があるとしたら、55分くらいは話を聞いているか、
相手の答えを待っている時間なのです。
質問したら、あとは待つだけ。
「早く答えてほしい」「ちゃんとした答えを言ってほしい」という期待があると、
はずれたときにイライラしてしまいますので、期待をせずに待ちましょう。
このとき、自分を満たすことができていれば、「期待を手放し、相手を信じて待つ」ことができるようになりますよ。
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