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自立

「やる気になる言葉」は人によって異なる

2020年9月6日

どんな言葉をかけられたら、やる気が出るか?
「自分だったらこれ」と思っても、それが誰にでも当てはまるわけではありません。

タイプによっては、やる気が出るどころか、その言葉でやる気を失うこともあります。そこで、相手のやる気スイッチを確実に押すためには、どのような言葉かけがベストか、以下に紹介していきます。

1. しつもんで「やる気スイッチ」を見つけよう

・タイプは大きくわけて4パターン
「やる気になる言葉」の違いから、人をタイプわけしていくと、大きく4つのタイプにわかれます。

  • 人との関わりを多く求める<コミュニケーション型>
  • 上司からのアプローチを求めず、すべて任せてほしい<自立型>
  • 未来を考えることが得意な<未来志向型>
  • 過去を分析して改善することが得意な<リスクヘッジ型>

・「他人との関わり」でタイプわけすると

人との関わりを少なくし、ひとりで進めたい
↓
<自立型>

他人と多く関わりたい
↓
<コミュニケーション型>

・「見つめる方向(時間軸・過去/現在/未来)」でタイプわけすると

過去から学ぶことが得意な
↓
<リスクヘッジ型>

来たるべき将来に視線が向いている
↓
<未来志向型>

2. どのタイプかは、この質問でわかる

4つのタイプは、次の質問に対する答えで見分けられます。

魔法の質問
どんな風に仕事ができたら、やる気が出る?

<コミュニケーション型>
A. 「どんどん応援されて励まされたら、やる気が出ます」

<自立型>
A. 「任せてもらえたら、自分で考えられるので、やる気が出ます」

<未来志向型>
A. 「過去の例には興味がないです。新しいアイデアが重視されるなら、やる気が出ます」

<リスクヘッジ型>
A. 「予想される問題点を先に知りたいです。そうすればあらかじめ対策を考えられるので、やる気が出ます」

3. タイプ別 やる気スイッチを入れる質問&NGフレーズ

<コミュニケーション型>
キーワード「気にかける」
人にかまってもらいたいタイプなので、「いつも気にかけてもらっている」と本人が感じると、がぜんやる気が出ます。何もせずに放置しておくと、どんどんモチベーションが下がるので、積極的に声をかけていきましょう。

・スイッチONの質問
「今、どんな感じで進んでる?」
「何か手伝えることはある?」
「困っていることはある?」

・NGフレーズ
「用があったら呼んで」→ 突き放されたように感じます
「もう、ひとりでできるよね?」→ 相談しにくくなり、不安になります

<自立型>
キーワード「干渉しすぎない」
すべてを任せてほしいタイプなので、仕事の流れの中で、上司との深い関わりを好みません。過干渉にならず、必要最低限の言葉かけで、現状を把握していけばいいタイプです。

・スイッチONの質問
「進歩状況はどう?」
「何パーセントぐらい達成してる?」
「必要なときは声かけてくれる?」

・NGフレーズ
「本当に大丈夫?」→「信用されていない」と不満を感じます
「何か悩んでいない?」→「うるさいな」と敬遠されます

<未来志向型>
キーワード「未来にフォーカス」
未来のことを考えるのが得意な人には、新しいアイデアや、これまでにない発想を口にするチャンスを与えましょう。それが実現可能かを問うよりも、斬新なアイデアが生まれることを評価してあげましょう。

・スイッチONの質問
「どうすれば、もっとうまくいくかな?」
「新しいアイデアを聞かせてもらえる?」
「何があったら、盛り上がると思う?」

・NGフレーズ
「去年と同じでいいよ」→ 工夫の余地がないと燃えません
「そつなくまとめてくれる?」→ 面白みがないと冷めます

<リスクヘッジ型>
キーワード「過去にアプローチ」
過去の事実や実績を分析し、さらによくすることを考えるのが得意です。また、失敗例は事前に知りたいタイプ。問題の原因を事前につぶしておく慎重さがある、しっかり者です。

・スイッチONの質問
「うまくいかないとしたら、何が原因?」
「どんなリスクがあると思う?」
「改善するとしたら何ができると思う?」

・NGフレーズ
「斬新なアイデアを出して」→「苦手だなあ」と感じます
「これまでにない企画を考えて」→ 期待がプレッシャーになります

魔法の質問
どんな風に仕事ができたら、やる気が出る?

Filed Under: 仕事 Tagged With: 仕事, コミュニケーション, 自立, 未来志向, リスクヘッジ, 言葉かけ, やる気スイッチ, タイプわけ

今すぐ使える!部下のタイプによって響く「4つのしつもん」

2020年7月9日

部下にはさまざまなタイプがいるので、同じしつもんでも、相手によって響く場合と、あまり響かない場合があります。

ここでは、部下のタイプを大枠で把握しておくことをお勧めします。

仕事において、人は大きく2つのタイプに分かれると思います。
1つは「コミュニケーション型」、もう1つは「自立型」です。

1. コミュニケーション型は「気にかけること」

まずコミュニケーション型は、人とのかかわり合いを好むタイプです。このタイプの人は、感情を聞いてもらうとモチベーションが上がります。

たとえば、

魔法の質問
・今、どんな感じで進んでる?
・困っていることはある?
・何か手伝えることはある?

など、できるだけ「気にかけている」ということを伝えるしつもんをすると効果的です。

コミュニケーション型は、総じて人にかまってもらいたいタイプです。

ですから、何もせずに放っておくと、モチベーションは下がり、周りや仕事に対しての不満が溜まっていきます。ぜひ、多くのしつもんを通じてかかわることをお勧めします。

2. 自立型は「干渉しすぎないこと」

これと対象的なのが、自立型です。

自立型は仕事をすべて任せてほしいタイプなので、仕事のプロセスにおける上司との深いかかわり合いをあまり好みません。

放っておいてもらいたいこのタイプには、タイミングを計りながら、次のしつもんをしてみましょう。

魔法の質問
・進捗状況はどう?
・どれくらい達成してる?

しつもんは必要最低限に留めますが、ずっと放っておくのはリスクがあります。必要なときは遠慮することなく、現状把握や事実確認をしましょう。ただ、過干渉にならないように気をつけてください。

またこのタイプには、しつもんだけでなく「必要なときは言ってね」などの声がけも有効です。

一方で、「大変?」「悩んでない?」「本当に大丈夫?」などを頻繁に繰り返すと、仕事への意欲を下げてしまうことがあるので、できる範囲内で見守る姿勢を見せましょう。

3. 未来志向型は「未来にフォーカス」

さらに、部下の得意分野に焦点を当て、もう2つのタイプを押さえておくと、しつもんをより効果的に使うことができます。

これは、部下に役割を与える際に役立ちます。

人には、未来のことを考えるのが得意な人と、過去の事実や実績に目を向けることが得意な人がいます。前者を「未来志向型」、後者を「リスクヘッジ型」としましょう。

たとえば、あるプロジェクトを進めるとき、未来志向型にはこんなしつもんをすると効果的です。

魔法の質問
・どんなことがあったら、この企画が盛り上がるかな?
・たくさんの人の役に立つにはどうしたらいいかな?
・どのようにすればもっとうまくいくかな?

未来志向型の場合、アイデアがどんどん出てきます。

4. リスクヘッジ型は「過去にアプローチ」

一方で、リスクヘッジ型は、過去の事実や実績を分析するのが得意なタイプです。

そういったタイプには、次のようなしつもんが有効です。

魔法の質問
・うまくいかないとしたら、何が原因だと思う?
・改善するとしたら何ができると思う?
・どんなリスクがあるだろう?

このように聞いてあげると、冷静に判断して、そのポイントを考えてくれます。

部下のタイプを細かく把握する必要はありませんが、どのようなタイプなのか、大まかに押さえておくことは重要です。

しつもんはどんな人の可能性も引き出しますが、もともと持っている得意な分野に合わせたしつもんをしてあげると、より効果を発揮します。

コミュニケーション型も自立型も、未来志向型もリスクヘッジ型も、企業にとってはどれも必要です。上司が部下のタイプを知り、その良さを引き出してあげることが大切です。

最初は、部下がどちらのタイプかわからないこともあるでしょう。

もし、しつもんをしてみて反応が悪いと思ったら、他のタイプのしつもんにトライしてみてください。その中で、相手に合うしつもんを見つけていければ、部下はどんどん成長していきます。

Filed Under: 仕事, ライフスタイル Tagged With: リスクヘッジ, 仕事, コミュニケーション, 才能, 部下, タイプ, 自立, 未来志向

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プロフィール


マツダミヒロ

質問家。「魔法の質問」主宰。
時間と場所にとらわれないビジネススタイルで世界を旅するライフトラベラーでもある。 各国で「自分らしく生きる」講演・セミナー活動を行う。 著書は国内外で35冊を超え、年間300日は海外に滞在。

独自のメソッドの「魔法の質問」は世界各国に広がりインストラクターは5,000人を、 メルマガの読者は5万人を超える。 NHKでも取り上げられた「魔法の質問学校プロジェクト」では、ボランティアで世界各国の学校へ訪問。

『質問は人生を変える』(きずな出版)『賢人たちからの運命を変える質問』(かんき出版)ほか著書多数。
→著書をチェックする(Amazon)

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