人は、足りないものを満たすために動きます。
この行動原理は、無意識下で行われることがほとんどです。
だからこそ、その無意識を意識化することが大切になります。
奪うためでも自分を満たすためでもなく、
本当は何のために今この活動をしているのか?
それを常に考えていきましょう。

1. 最後にするべき大切なしつもん
うまくいっているとき、波に乗っているときは何をやってもうまくいくので、
「あれもやりたい、これもやりたい」と思ってしまいます。
すると、1番大切な本当の自分を見失いがちです。
今、ぼくはいろんなことが順調に進んでいるのですが、
以前にも同じような時期がありました。
そのときのことをお伝えします。
その頃は、思ったことが次々と実現し、
それこそ怖いものなしでビジネスを進めていました。
ぼくは、小さい頃からちょっと恥ずかしがり屋で、
でもたくさんの人から注目を浴びたいと思っていました。
起業して多くの方から注目されているそのときの状況は、
自分でも心地よかったのだと思います。
そして自分を見失っていったのです。
2. どこを目指しているのか

人のためのビジネスであるはずなのに、
気がつけば、自分のためのビジネスになっていたのです。
まるで、自分の足りないものを埋めるために行動しているようでした。
人には劣等感が存在します。
そして、その劣等感が、今の欲望の源になっていることも多いのです。
でもその劣等感を埋めるために行動していると、とても危険です。
例えば、「いい車に乗りたい」と思っている人は、もしかしたら優越感に浸りたいのかもしれません。
小さい頃に親から褒められることが少なかった人のなかには、
人から褒められるために仕事をしているという人もいるかもしれません。
そういう欲望からくる思いをゼロにするのは難しいかもしれませんが、
「今自分に湧き上がっている感情は、どこから来ているのか?」
を知るだけでもいいのです。
そしてその感情に振り回されず、
「何のために活動しているのか?」
「どこを目指しているのか?」
を意識しましょう。
何のために今の活動をしていますか?