ぼくが今行っている「魔法の質問」の活動を始めたきっかけは、以前行っていたデザインの仕事に疑問を持ったことです。

1. 過去を振り返る
毎日、目が回るほどに忙しくて、「この仕事をこのまま続けていったら、本当に疲れちゃうな・・・。果たして、この仕事は好きでやっていることなのだろうか」という行き詰まった状態になったのです。
ふとそのときに、「じゃあ、自分の好きなものは何だろう?」と自分自身にしつもんをしました。
そのときにぼくがしたのは、「過去を振り返る」ということ。
自分の過去を振り返ってみて、楽しかったこと、これをずっとやっていくことができたらいいなと思うものは何かということを考えたのです。
そして、
「人のやる気を引き出すこと」が楽しかったということに気がつきました。
2. 好きなものはあるはず

ぼくが大学を卒業してまもなく、たくさんの後輩たちが進路相談にやってきたことがありました。
彼らの話を「へぇ、そうなんだ」と聞いてあげたり、「本当にそれをやりたいの?」としつもんしてみたりすると、なぜかみんな元気になり、やる気になって帰っていくという経験を何回もしました。
そのときのことを思い出し、「これが仕事になったら楽しいだろうな」とワクワクしたことを今でも覚えています。
当時は、人の話を聞いて、「しつもん」をしてお金がもらえるとはまったく考えていなかったので、すぐに仕事にはなりませんでした。でもその発見があったからこそ、今のぼくがあるのです。
あなたにも、当然好きなものがあるはずです。
その中でも、こんなことなら朝から晩まで続けてみてもいいな、これを始めたら、食事も忘れるぐらい続けてしまうかもしれない・・・というものは何かを考えてみてください。
それは仕事に関わることでなくてもいいのです。
たとえば「プラモデルをつくるのが好き」とか、「空を見るのが好き」とか、「何かものをつくって、人にあげるのがすき」とか、どんなことでもいいのです。
あなたの答えは何でしょうか?
・楽しいなと思うのはどんなときですか?
・幸せだなと思うのはどんなときですか?
・ワクワクするのはどんなときですか?
・時間があると、ついやってしまうことは何ですか?
・小さな頃、夢中になっていたものは何ですか?
・お金の心配がないとしたら、何をして暮らしますか?
・24時間続けても苦にならないことは何ですか?
・自分の「好き」を仕事に活かすには、どんな方法がありますか?
上記の魔法の質問に答えてみる