『お客様が本当に求めているものは何か?』という問いに、答え続けることを大切にしながら、『全部 自分を出す』ことも自然に行える。
その人柄に、人はネット上からも魅了され、会えば「自然体」で親しみやすいと濃いファンが増え続ける。
出し惜しみをせずに与えることはギフト。
商品を作るときのヒストリーや制作秘話、ご自身の経験談や人生の谷だったことまでサラリと話しながら、対話から相手の求めることを見出す視点は、ビジネスにおいてもパートナーシップにおいても欠かせないこと。そのすべてが自然な内藤 勲さんにインタビュー!
誰もがファンになる!その秘訣をご紹介します。
内藤 勲
webコンサルタント
https://naitoisao.com/
ひとりひとりが自分のファンを作ろう!をテーマに、主に個人でビジネスをしている方のファン作りをサポート。
元モーグルスキースクールのインストラクター。花火鑑賞士。
1. スキーの仕事がメイン、だけど そうじゃないものを探したプロセス
マツダミヒロ(以下、ミヒロ):今日は、話ができることが楽しみだったんです。
内藤 勲(以下、内藤):ぼくもです。ありがとうございます。
ミヒロ:なぜ選んだかと言うと、似てるから。(ふたりで大笑い)
なんか似てる感じがするんですけど・・・
内藤:ぼくもよく言われるんです。
ぼくは大変光栄なんですけど、ミヒロさん的にどうかなぁと思っていたんです。
ミヒロ:多分、まわりの人たちは見た目で
「似てるね」と言っていると推測するんですが、
その見た目と言うのは『働き方』だったり、
『生き方』だったり、『大事にしたいこと』だったり・・・
そういうことがすごく関係するんじゃないかなと思っていて、
そんなところを探りたいなと思います。
内藤:見た目もそうかもしれませんが、雰囲気とかもよく言われます。
あと、ぼくは ミヒロさんを結構以前から書籍などでも知っていたので、
モデルにしようかなという考えがあったんです。
ミヒロ:ええっ!!!そうなんですか!!!
内藤:はい。だから ぼくは「似ていった」のかもしれません。(笑)
ミヒロ:嬉しい〜
今は、どんなライフスタイルなんですか?
内藤:仕事は、ネットでやることがほとんどですね。
ミヒロ:じゃあ、どこにいても良い?
内藤:そうですね。
ミヒロ:ほぼ?
内藤:はい。セミナーは会場とか、もちろんありますけど。
基本の毎日のサポート、コンサル等は、ネット上でやっているので
対面もあまりないですね。
ミヒロ:と言うことは、どこにいてもいい状態なんだけど、実際はどうですか?
暮らしというか、あちこち行くものなのか、それとも どこにいてもいいけど、そこにずっといるのか?
内藤:今は鎌倉で、ほぼ動かずやってるんですけど、
セミナー等 呼ばれたときは行ってます。
ミヒロさんのように、あちこち行きたいという願望も・・・なくはないです。
ミヒロ:基本、鎌倉暮らしですか?
内藤:そうです。
ミヒロ:ぼくは一箇所に居れなくて、毎日は大袈裟ですけど定期的に・・・
定期的というのは、二週間くらいで滞在地を変えたいなという。
内藤:それは好きな場所でも?
ミヒロ:そうです。エネルギーを変えたいなと思っていて。
内藤さんとしては、そういうことは あまりないですか?
内藤:気に入ったら、同じ場所に結構居たいタイプかもしれないですね。
知りたいからいろいろと行ってみたいという気持ちはありますけど、
なんだかんだ家が落ち着くなぁみたいな。
ミヒロ:それはいちばんいいですね!
今のライフスタイルは、ずっとそうなのか?
それとも前は働き方が違ったけれど、そうなったのか、どうですか?
内藤:場所を選ばない働き方ができるようになったのも、
ぼくは以前、スキーのインストラクターをやっていたんですよ。
群馬県のみなかみにいて、フリースタイルのスキースクールで。
前の結婚の時、前の奥さんが目眩持ちだったんですね。
で、ゲレンデにいると動けないから、『自宅でできる仕事を』と探していて。
ミヒロ:え、じゃあ、スキーがその時はメインだったけど、
そうじゃないものを探したというプロセスなんですね。
内藤:はい。結婚してから体調を崩したんで、何かないかな?というのと、
あとはフリースタイルのスクールだったので、
60歳になってもコブとか飛んだりは無理だなと。
自分で何かをやりたいなというのはずっとあったので、
安易ですけどネットだったら家でもできるし、それで始めたというか、
探したのが最初ですね。
2. ビジネスの基本、且つ それはみんながあまりできていないところ とは?
ミヒロ:そこで最初に何をしたんですか?
内藤:最初は、田舎暮らしのブログでアフィリエイトをやろうと思ってたんですけど、全然うまくいかなくて(笑)
その時、アメブロ(AmebaBlog・略称.アメブロ)が
『アメブロバブル』と言われるくらい流行っていて、
それでリサーチをしたら、
カスタマイズやデザインにニーズがあるというのが分かって。
スキースクール時代に、HPを担当したり、
アメリカからスキーウェアを輸入してネットで販売することを担当していたので、
「これ、いけるかな」と思って、アメブロのカスタマイズ屋さんを、
最初はスキーのインストラクターと掛け持ちでやっていました。
基本、『自宅でできること』ということで探しました。
ミヒロ:別に、ブログ大好き!でとか、そういうことではないんですね?
内藤:そういうことではなかったですね。
ミヒロ:そこなんか大事な気がするな・・・
内藤:インストラクターの仕事とネットの仕事が逆転していって、
「これ一本でいけるな」という時に独立をして。
気づいたら、自宅でできるということは、場所を選ばないということで・・・
それで、どこに行ってもできるとなった感じですね。
ミヒロ:最初はカスタマイズなんですか?
内藤:カスタマイズ屋さんです。
ミヒロ:コンサルティングではなく、カスタマイズ?
内藤:はい。
ミヒロ:その時は、順調にお客さんは増えていったんですか?
内藤:そう・・・ですね。
一年目から人気のブログになっていたので・・・
それだけ人口が多かったということと、ニーズが多かったということがあります。
いろいろサポートしていくうちに、同じ質問がくるんです。
毎回同じような答えをしているので、それが面倒くさくなって・・・
あれ?ちょっと待てよ???と。
これ、答えを用意してPDFにしたら商品になるじゃん!と気づいて、
それで『初心者にもできるアメブロカスタマイズ』という教材を作って、
販売するようにしました。
ミヒロ:それはどんな反響でしたか?
内藤:ぼくの場合はそれが当たった、という感じですね。
ぼくが一からカスタマイズしなくても、お客さんの方でやってもらえるので、
それに対するサポートをやりました。
ミヒロ:なるほどね〜。
ぼくは、それはビジネスの基本だと思っていて、
且つ それはみんながあまりできていないところかなと。
お客様の困ったこととかを対話の中から見つけて、
みんなが求めているものを製品化したというプロセスですよね。
内藤:最初に自分がいいと思ってやった、
田舎暮らしブログのアフェリエイトは全然誰も求めてなくて(笑)
ミヒロ:結構そういうこと、ありますよね。
自分が良かれと思ってやるのって、ヒットしないという・・・
内藤:あります、あります。そこで気づかされたというか。
やはり喜ばれるものがいいな、と。
ミヒロ:それで、その教材も増えていって、
そこからは次、どんなステージやサイクルになるんですか?
内藤:教材を販売した時にお客さんからもらう質問や、
「内藤さんやってよ」と言われて請負も少しやっていた時にもらった多くの質問が、
「業者に頼んでキレイなブログにしてもらったんだけど、
問い合わせが全然ない」だったんですね。
ミヒロ:なるほど。
その方のサロンだったり、コーチングやカウンセリングの問い合わせがない。
内藤:はい。そのブログを見ると、確かにキレイなんですよ。
サロンオーナーさんは、作ってもらったのはキレイだから満足はしたんですけど、
求めていたものは『キレイなブログになることじゃなくて、問い合わせが来ること』なんです。
ミヒロ:そりゃそうですよね!
内藤:そこに陥る人は結構いて。
でも、全然カスタマイズしていなくても、お客さんが来て大人気のブログもあったんです。
カスタマイズ屋として、自分の仕事は、
お客さんが求めるようにキレイにカスタマイズしたらいいと思うことじゃなく、
本当に求めているものは違うんだな・・・と気づき、
キレイなカスタマイズじゃなくて、問い合わせが来るようなカスタマイズや、
シンプルでもいいから読みやすくするカスタマイズという風に、
教え方や伝え方も変わっていきました。
結局、そこに関するサポートがコンサルになっていった・・・
という流れですね。
ミヒロ:それも「コンサルティングするぞ!」と言うよりも、
お客さんの対応をしていったら、それが必要だったということなんですね。
内藤:キレイなものができた!と言っても、本当の幸せにならないなと感じました。
ミヒロ:ぼくも20代でデザイン事務所を起業して、
同じくキレイなものを最初は作っていたんです。デザイン事務所なので(笑)
でも、そうすると、ある時に同じようなことを感じて、
「これは長く続かないんじゃないか」と思って、
切り替える転機があったんですけど、
『お客様が本当に求めているものは何か?』という問いに、
答え続けることが大事ですね。
内藤:結局そこなんだなって思いますね。
ミヒロ:それで、コンサルもするようになって、それからは?
内藤:それからは・・・
ぼくはアメブロを削除されてしまったので。
ミヒロ:ほぅ!それは何で???
内藤:去年(アメブロ側が)商用利用はOKになったんですけど、
当時は商用利用はダメで、ぼくはアフィリエイトとか、
自分の教材を持っていたりもしていたので。
しかもアメブロを題材にしていたものだったので(笑)
あとは、通報されたのかなというのもあるんですが・・・
ミヒロ:あぁ、なるほど。アメブロがメインなのに削除されちゃった・・・
これ、ちょっと困りましたよね。
内藤:そうですね。
ミヒロ:その時は、どんな感情だったんですか?
内藤:周りに削除される人が増えてきていて、いよいよ来たか!
みたいな感じでしたね。
ミヒロ:じゃあ、少しは予測していたんですか?
予測していたけど、信じたくはないみたいな?
内藤:まぁ、自分は大丈夫だろうと思っていたんですけど、
ある日ログインしようと思ったらログインできなくて、
『既に退会されたアカウントです』と出て。
退会した覚えはないけどなぁ・・・
これはもしや?と思ったら次の日になくなっていたという。
ミヒロ:へぇー! そこから???
内藤:ぼくはその時にメルマガをやっていたんですよ。
メルマガに「削除されました。新しく立ち上げたので、また読んでください」
というメールを送り・・・
ミヒロ:え?またすぐ作ったんですか?
内藤:一週間後くらいに。
ミヒロ:アメブロで作ったんですか?
内藤:はい。
ミヒロ:ほぉ〜。
内藤:その時は、びっくりさせてやろうと思いました。
一週間の間に100記事くらいためて、メルマガで紹介した時に、
「もう100記事もある!」と読者を驚かせて増やしたいと思って。
それで一週間で800人くらいが読者になり、
半年で3,000人くらいになったんですけど、また半年後に削除されました。
ミヒロ:え???また削除されたんですか?
そこはまたアメブロさん的には、規約違反に該当するということで?
内藤:ということですね。
ミヒロ:2回目削除されて、どうでした?
内藤:もう、アメブロを退場かな。(ふたりで大笑い)
その時にWordPressと迷っていて、
WordPressでやっていくか、アメブロでいくかを悩んでいた時なので、
それで一気にWordPressにシフトした感じなんですけど。
あと、Facebook等のSNSが流行りだしてきていたので、
アメブロ1本じゃなくて、いろいろやっていこうとシフトしていきました。
ミヒロ:一見、アメブロの専門家というひとつの見え方があった時に、
独自のメインのブログに移行するという変化が起こったと思うんですが、
それは自分の中では、恐さや不安とか、ありましたか?
内藤:うーん、なんか薄々気づいていたというか、
自分自身が引き寄せていたかもしれないんですけど、
アメブロのカスタマイズで有名になって、ある程度人気になっていた時に、
『アメブロの内藤さん』とか
『アメブロカスタマイズの内藤さん』という風に
ずっと言われていたんです。
ミヒロ:別にサイバーエージェントの社員じゃないのに(笑)
内藤:そう。たまに間違われてたんですよ(笑)
これってなんか危険だな、みたいな感覚が少しあって。
『アメブロの内藤さん』を
払拭しなきゃなーという気持ちがずっとあったので。
ミヒロ:あぁー、引き寄せましたね、じゃあ。
内藤:それが削除というカタチになったんだと思います。
だから『ヤバい』というよりは、
これは次に行くサインかなと踏ん切りがついた感じでした。
ミヒロ:それで移行したあとは、またどういうお客様の増え方というか、
今までのようにトントン増えてきたのか、
全然うまくいかなかったのか、どうですか?
内藤:うまくいかない時もありましたね。
うまくいかないというか、ぼくの中で試行錯誤しながら、でしたね。
ミヒロ:それはどうして?
内藤:アメブロ自体も以前ほどのパワーがなくなってきたり、
ぼく自身も失ったりしていたので、
アメブロカスタマイズの処理はもちろんあったんですけれど、
ぼくはアメブロを使っていないけれど、商品としては持っていて、
それ以外のものを作らなきゃ!みたいな気持ちがあったんですよね。
その時に、群馬にいて全国にお客様がいたというのは、
ネット上でファンをつくれたからだと思えたので、
それで『ファンづくり』をひとつのテーマにして、
発信していくことに切り替えました。
ミヒロ:実際はうたってないけれども、
以前もファンづくりに関することはやっていたということですよね?
内藤:そう・・・ですね。
そこに気づいて、言葉にしたという感じです。
ミヒロ:そうしたら反応は違ったんですか?
みんなが欲しいと言ったかどうかは、どうですか??
内藤:ファンをつくりましょうと言っても、抽象的というか・・・
ミヒロ:そうですね。
内藤:ピンときにくいんですよね。なので伝わるのに時間がかかったし、
アメブロのカスタマイズの時のように、
いきなり「カスタマイズしたい!」という方はいても、
「ファンをつくりたい!」という方はなかなか来なかったんで、
同じようにはいかなかったですね。
だから試行錯誤を繰り返しながらですね。
ミヒロ:でも、それで徐々にお客様が増えてきて・・・という感じですか?
内藤:そうですね。あとはアメブロの時からのお客様が、
Facebookとかネット全体の使い方を知りたいということで、
またお客さんになってくれたりとか・・・
ミヒロ:ファンづくりのことに関して、
内藤さん的な切り口というか、アプローチを知りたいなと思います。
3. モノは溢れているので『誰から』買うか、その『誰か』になろう!
ミヒロ:ファンをつくっていくことに関して、
興味がない方は興味がないと思うんですが
ご自身でビジネスをされている方は、すごく興味があると思うんですよね。
そのファンづくりのコツというのは、どういうことを意識しているんですか?
内藤:いくつかあると思うんですけど、
ぼくがよく言うのは「自分を出そう」ということで、
モノだけじゃなくて自分を出しましょうということです。
モノの、商品の、ファンじゃなくて、『自分のファン』。
モノは今、溢れているので『誰から』買うか、を見られている。
その『誰か』になろう!
そのためには、自分を出さないといけないから、
無理なキャラ設定をした自分ではなくて、本当の自分というか、
まんまの自分を出してファンになってもらおう!ということをよく言います。
ミヒロ:それは、ご自身もずっと心がけていることでもあるんですか?
内藤:そうですね。
ブログって「役に立つことを書きましょう」、
「自分のことは書かなくていいから」とよく言われていて。
そうすると教科書的になりやすく、
教科書的な情報は真似もされるし、溢れかえっているので、
オリジナリティや自分の色を出した上で
情報を出さないと価値にならないということがあるんですね。
ぼくがよく例え話で言うのは、
「辞書は役立つけれど、愛読書にする人はいないよね」なんですね。
けれど、「池上彰さんが解説する辞書だったら、欲しくなるよね?」
池上彰さんだから!ね。
池上彰さんのようになろう!と例えています。
ミヒロ:それは誰でもなれるものですか?
内藤:なれると思いますし、
ますますそこが大事になる時代じゃないかなと思っています。
ミヒロ:『自分を出す』という言葉の中に、
もしかしたらこの記事を読んでくださる方の中には
「じゃあ、自撮りすればいいんだ!」みたいに思っちゃう人がいると思うんですよね。
自分自身を物理的に出すという自分の出し方と、
そうじゃない自分の出し方というものがあると思うんですけど、
両方大事なんですよね?
内藤:そうですね。
間違えられやすいのは、自撮り=自分を出すのではなくて、
そのうちのひとつではあると思うんですけど、
『自分の背景を出す』ことがぼくは大事だとよく言うんですね。
ぼくがよく例えるのは、『まる』と『しかく』の話なんですが、
『まる』というのは商品そのもの、情報、コンテンツ、
これ自体には、価値がなかったり、或いは価値がすぐになくなったりする、
『しかく』というのは、商品の背景にあるもの。
場所や人、ブランドのイメージ、ストーリー等
その『しかく』が見えた中の『まる』に価値が出るよ、という話をします。
同じものでも、誰が言うかによって価値が変わる。
同じものでも、買う場所によって価値が変わる。
ミヒロ:そうですね。
内藤:その『しかく』が、自分を出すこと。
自分の経験やエピソードも『しかく』になるから、
自撮りだけが『しかく』じゃないと考えていくといいですよね。
ミヒロ:自分をそのまま出せばいいということではあるんだけれども、
今の話を聞いて思ったことは、
自分がどんな経験をしたり、体験をしたりするかが、
すごく重要な気がするんですが、どうですかね?
内藤:まさにそうだと思います。
「良い商品できました!」だけではなくて、
この商品を作るときのヒストリーだったり、制作秘話だったり、
そういうことも商品価値を高める要因になると思うんですね。
間違えられやすいのは、
『しかく』だけ出そうとして自撮りばかりする方がいて、
周りが全然見えてこない・・・
ミヒロ:商品が見えない?
内藤:はい。商品が見えないとか、商品を磨いていないとか・・・
ミヒロ:なるほど、なるほど。
内藤:あくまでも買うのは『まる』なので、
『まる』の価値を高めることが『しかく』であって、
両方大事だよ、と話しています。
ミヒロ:商品を磨くことと、自分を磨くこと、
両方をしなきゃいけないということですね。
内藤:という風にぼくは考えていて、伝えていますね。
ミヒロ:ファンは、どのくらいのファンがいるといいのだろう?
という、みんなの疑問があると思うんですけども、
ある人は「多ければ多いほど良いのかどうか?」とか考えると思うんです。
その辺はどう考えてますか?
内藤:『多い』よりも『濃い』、『深い』方がいいんじゃないか、
その方が大事だと思います。
ミヒロ:うんうん、なるほど、なるほど。
『濃い』ファンをいかに?
内藤:そうですね。
「わたしなんて、ファンになってくれる人なんていませんよ」
みたいに言う方もいるんですけど、
万人はファンにはできないけれど、誰もがひとりはファンになってくれるから、
少なくてもいいから『濃い』ファンをつくりましょう、と言っています。
ミヒロ:『濃い』ファンの定義はどういう定義ですか?
内藤:『濃い』ファンの定義は、簡単に言うと、買ってくれるもそうだし、
応援してくれる、ずっと読者でいてくれる人もそうですね。
ただ単に共感じゃなくて、
その先にある実際に買うということも応援になると思うので、
そこまでいくことが『濃い』ファンかなと思います。
ミヒロ:お客様を増やそうとしか思っていない人が、
『濃い』ファンを増やすために、こんなことをやるといいよ、
ということは何がありますか?
内藤:それはメディア的な話ですか?
ミヒロ:どんなことでもいいです。
内藤:『自分をぶっちゃける』ことがいちばんいいと思います。
ミヒロ:ほぅー、なるほど!
内藤:全部自分を出すということだと思うんですけど、
自分の腹黒いところとか、ドジ話とか、人生の谷だったことの話をするとか、
そうすることで 人となりがより見えてくるし、親近感もわくし、
そういうことをするとグッと近くなりやすいですね。
ミヒロ:それって結構みんな、その一線を超えるのは難しいですか?
内藤:あぁ、そうですね。抵抗ある方はいますね。
「あ、別に嫌だったら出さなくていいんですよ」と伝えますけどね。
「出せるんだったら出した方がいいよ。
谷だったことも乗り越えてきたんだったら、まさに谷にいる人にとっては、
希望の光になるから」
と伝えたら、
「わかりました」と言って、
実際に出して、「良かった」という反応をもらうと
「出してよかったです!」と言ってくださる方もいます。
でも、抵抗はあると思います。
ミヒロ:そこは、どう見られたいか、ということがあるんでしょうか?
内藤:それはあると思います。
見られたいイメージがあると思うので、それを崩すことが嫌というか・・・
ミヒロ:内藤さん自身としては、
今は こう見られたいというのはあるんですか?
内藤:こう見られたい?
ミヒロ:それはもうなくなった感じですか?
内藤:こう見られたいということは、多少はあると思うんですけど
でも、あまりこだわってないですかね・・・
どう見られるかは、相手次第だと思うので。
ミヒロ:昔はどうでした?
内藤:よく見られたいと思ってましたね。
ミヒロ:よく見られたいと言うのは、具体的にはどんな風に?
内藤:今思うと、多分、すごくいい人とか カッコよくとか・・・
それこそ、自分を出せてなかったと思いますね。
今も100%出せているとは思わないんですけど、
いろんな自分、良くない部分も出しているつもりです。
受け取る人は様々だと思いますけど、それでもいいと言って下さる方が
ファンになってくれたらいいなと思っていますね。
ミヒロ:「どう見られたいですか?」という質問と
「それはなぜですか?」という質問に答えてみると自分の闇が見えそうですね。
内藤:確かに。
ミヒロ:それで乗り越えられそうな気がします。
▼インタビューは後半はこちら(明日更新予定です)
対等に尊重し合うということがすべてのベース
ひとりひとりが自分のファンを作ろう!
をテーマに、主に個人でビジネスをしている方のファン作りをサポート。
webコンサルタントの内藤 勲さんは2018年登壇されました。
しつもんカンファレンス
2019年11月9日(土)10日(日)
上記の魔法の質問に答えてみる