あなたは、自分の商品やサービスを、どんな人に提供したいですか?
ここでは、あたなにとっての「お客様は誰か」ということを明確にしていきます。この相手のイメージがつかめないと、なかなか先に進みません。

1. お客様を明確に
ぼくも、以前は誰にサービスを提供するのかをまったく考えていませんでした。
「あなたは、どんな人に商品を売りたいんですか?」と聞かれたときに、「できるだけたくさんの人です。できれば日本全国1億2000万の人です」と答えていたくらいです。
確かに、1人でも多くの人に提供したいですよね。でも、それは現実的になかなか難しいし、万人に受け入れられる商品やサービスをつくり出すには時間やコストがかかり、簡単にできることではありません。
最初から大きいものを目指すのではなく、ここでも第一歩が大切。まずは、この人に商品やサービスを提供できたらいいなという人を1人決めてイメージを書き出してみましょう。
8つのしつもんを用意していますので、あなたの理想のお客様をイメージして書き出してみてくださいね。
書き出すときのポイントをいくちか挙げてみます。
架空でいいので、その人の名前を書いてみる。女性か男性かわかりますね、
次に生年月日を書いてみましょう。生年月日を書くと、あいまいな年代でなく、何歳かということがはっきりわかります。
続いて、その人が住んでいる場所、趣味、1日の過ごし方、スケジュール、どんなものから情報を得ているのか、休みの日に何をしていて、誰と遊ぶのか、どんなところに出向くのかも書いてみてください。
そして、その人がお金を払ってでも解決したいこと、困っていることを考えてみましょう。
自分のビジネスの相手が個人ではなく、会社や法人の場合でも同じように書き出してください。会社名から始めて、会社の規模や社歴を考えてみる。会社であれば、多分担当者がいると思います。その人の名前や趣味、話の内容、どこから情報を得ているのかを書き出してみましょう。
2. 「理想のお客様」をイメージする

お客様はどんな人ですか?
どんなビジネスでも、絶対に欠かせないものがあります。
商品よりも大切なもの、それは、お客様です。
必要としてくれるお客様と提供できるあなたがいて、はじめてビジネスとして成り立つのです。
ビジネスは、お客様と一緒につくっていくものです。
新しい商品やサービスをつくるときには、あの人は喜んでくれるかなと思いながら、セールスレターを書くときには、あの人にお手紙を書くように、お店の内装などを考えるときも、あの人はいいなと思ってくれるかなと想像してみてください。
このように、自分のビジネスについて考えるときには、このしつもんで明確になった「理想のお客様」をイメージしてつくり上げていきましょう。
お客様は、どんな1日を過ごしていますか?
お客様は、休みの日には何をしていますか?
お客様の趣味や家族構成、休みの過ごし方がわかると、お客様の気持ちになることができます。
どんなものが好きなのか、どんなものを大切にしているのか、どんな気持ちになっているのか、お客様のことを知れば知るほど、お客様を喜ばせることができます。
お客様が、よく行く場所はどこですか?
お客様は、どんなものから情報を得ていますか?
魚を見たいと思ったら、海に行きますよね。
森林浴をしたいなと思ったら、山に行きます。
それと同じように、あなたのお客様がいるところにあなたの情報がなければ、そもそも出会うことができません。
お客様がよく行く場所に、あなたも出向く。
お客様が情報を得ているものに、あなたの情報を載せる。
そんなことを考えてみましょう。

お客様がお金を払ってでも解決したいことは何ですか?
人のすべての行動の理由は、大きく分けて2つあります。
1つは、痛みや苦しみなど、マイナスだと思うものから逃れたいという理由、もう1つは、快楽や楽しみなどのプラスだと思うものをもっと手にしたいという理由です。
あなたのお客様は、どんな悩みや願望を抱いているでしょうか?
それを知り、満たしてあげることがビジネスです。
お客様が気になるキーワードは何ですか?
お客様は、どんなキーワードに反応するのでしょうか?
こんな言葉や、こんな言い回しに興味を持っているのではないかなと思うものをできるだけたくさん書いていきましょう。
見つかったキーワードをもとにブログを書いてもいいですし、セールスレターや商品名、キャッチコピーなどにも散りばめるといいですね。
お客様は買うときに、何をもとに決断していますか?
お客様は、何かを買うときに、何をもとに決断しているでしょうか?
それを知ることができれば、判断のもとになる材料を伝えてあげるといいですね。
安さが大切であれば、安いことを伝えるといいですし、品質が大切であれば、こだわりを伝えてあげるといいでしょう。評判が大切であれば、お客様の声を伝えてあげるといいですね。
上記の魔法の質問に答えてみる