妻からの対話のレッスンで学んでいくうちに、どんなカップルでも、そしてどんな問題でも共通する3つの大切なことがあるとわかりました。
それは、
- 自分を生きること
- どんな姿になりたいかを決めること
- ひとつであると知ること
ということです。
1. 自分を生きることとは?
自分を生きるとは、他人を優先せず、自分を一番大事にするということです。相手に遠慮してしまったり、気を使ったりして、自分の想いはさておき、相手を優先してしまうという場面があるかもしれません。
例えば自分はゆっくり休みたいけど、夫から無理やり誘われてイベントに出かけた。ちょっろ気がのらないけど断りきれず、近所の会合に毎回出ているなど、細かいけれども相手を優先してしまっていることは、日常にたくさん潜んでいることでしょう。
そんな時は、自分がとっている選択がどちらかなのかを考えてみましょう。
やりたい(WANT)ことなのか?
やらなければいけない(MAST)ことなのか?
やりたいという事は心から生まれてくるものであり、やらなければいけないことは、頭で考えて選択する傾向にあります。
いつも頭を使っているのであれば、心で感じた行動を決断してみましょう。
ちいさな一つひとつの選択を、後悔しない選択を選んでいくことが、自分の人生を生きることになります。
・やりたい(WANT)ことなのか?
・やらなければいけない(MAST)ことなのか?
2. どんな姿になりたいかを決めることは?
人はどうしても、今の延長線上で未来の姿を考えてしまいます。
しかも、悪い方向へ考えてしまうクセが多くの人にあるようです。
現状は一度忘れて、どうなったら最高なのかを描いてみましょう。
自分がどんな気持ちやどんな状態になったら最高なのか?
また夫婦のことであれば、2人がどんな状態になったら最高なのか?
もしかしたら「相手は絶対にそうはならない」と感じているかもしれません。
そうなるかならないかは、今の時点ではどちらでもよいのです。
ただ、最高の状態をイメージしてみてください。
・自分がどんな気持ちやどんな状態になったら最高なのか?
・また夫婦のことであれば、2人がどんな状態になったら最高なのか?
3. ひとつであると知ることは?
ワンネス・リレーションシップという言葉があります。
これは、パートナー同士はつながっていて、ひとつである、と考えてみることです。
どうしても人は、
「自分は正しくて相手が間違っている、だから相手が変わってほしい」
と思ってしまいがちです。
でも、ワンネス・リレーションシップ的に考えると相手を否定することは、自分を否定することになります。相手を変えようとするということは、自分を変えることです。
パートナーと自分は別のものと考えると、問題や、うまくいかないことが起きてしまいがちになります。でも相手を自分と捉えることによって今まで問題だったことが、どんどん解決していくのです。
自分と相手を1人の人間としてすべてを捉えてみましょう。
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akaz says
自分のやっていることは、やりたいことなのか?
そう考えると、違うことがよくありますね。
少しでも早く心から楽しめる、やりたいことをやれるようになりたいです。
KANAKO says
mustが、ほとんど。
・自分がどんな気持ちやどんな状態になったら最高なのか?
自分の思い描いた通りに人生が作られていくこと。
いつも平穏で、しなやかであり、何があっても絶対大丈夫と思える揺るぎない自信。
・また夫婦のことであれば、2人がどんな状態になったら最高なのか?
対話でき、違いを受け入れ、共に成長していける。自立した関係。