会話をする相手との共通点がたくさんあれば会話は広がります。共通点があることは、共感や信頼につながりやすいからです。

1. 抽象度を上げれば共通点が見つかりやすい
とはいえ、共通点がなかなか見つからないケースも出てくると思います。そんなときは、しつもんの抽象度を上げてみましょう。そうすることで、共通点が見つかりやすくなります。
ここで、共通点を見つけるためのごく一般的なやり取りを見てみましょう。事例では、スポーツに関する共通点を見つけようとしています。
参加者A「野球はお好きですか?」
参加者B「いまいちですね」
参加者A「じゃあ、ゴルフは好きですか?」
参加者B「いや、それもいまいち」
参加者A「えーと、そうですねえ、じゃあバレーは好きですか?」
参加者B「それもあんまり・・・」
参加者A「わかった! サッカーならどうでしょう?」
参加者B「すみません、それも興味がないんです」
なかなか共通点が見つからないようです。こんなときは、しつもんを変えてみましょう。ひとつ抽象度を上げるのです。
「スポーツは好きですか?」
すると、イエスと言ってくれる確率は高くなります。それでも見つからないときは、もう一段階上げてみましょう。
「体を動かすことは好きですか?」
こうすれば、さらに確率は高くなります。
イエスと言ってもらえてもなかなか会話がつづかない、というときでも、このしつもんは使えます。
共通点が見つからない場合は、抽象度を上げてしつもんしてみましょう。
切り口が広がれば別の共通点も見つかりやすくなります。
2. 会話の切り口と相手の変化を知るしつもん

これまでは、初対面の人との会話についてお話してきました。
始めて会う人と会話をするときには、いろいろな切り口があるということをおわかりいただけたと思います。
ただ、長年おつき合いされた方ならともかく、2回目、3回目に会う人との会話は、まだまだ気を遣うものだと思います。
そんなときは、会話の最初の切り口があったほうが、ふたりの話がスムーズに進むのではないでしょうか。
事例では、AさんはBさんとの初対面のときに、Bさんが毎月2回ゴルフに行っていることを聞いています。
Aさん「たしか、月2回ゴルフに行かれているんでしたよね?」
Bさん「いや、それが行ってないんだよ」
Aさん「どうされたんですか?」
Bさん「忙しくてさ」
Aさん「新しいプロジェクトでも始まったんですか?」
Bさん「そうなんだよ。実は・・・」
わかっていることをあえて聞くのは、相手が話したそうなトピックを聞いてあげることで、会話を発展させるのが目的です。
相手に気持ちよく話してもらうために、あるいは少し硬くなりがちな会話の序盤を柔らかくするために、このしつもんを使いましょう。
このしつもんは、久しぶりに会う人との会話の切り口になるだけでなく、長らく会っていない人の変化を知るうえでも、有効なしつもんになるのではないでしょうか。
たしか、〇〇がお好きでしたよね?

akaz says
お客さんと対話するとき、事前にサイト上にある内容を聞くときに、この方法は使いますね。
そうするとサイト上にない情報も話してもらえたりと、便利な質問ですね。