あるお母さんから、
「これを言えば、子どもがやる気を出す、という、とっておきのひと言を教えてほしいんです」
と聞かれたことがあります。
そんな魔法みたいな言葉が、本当にあるのでしょうか?
1. 子どもがやる気を出す魔法の質問とは?

考えてみました。そして思ったのです。
「私みたいになりたい?」
こんな質問を、親が子どもに投げかけられたらステキだな、と。
あなたは、この質問を口にできるでしょうか?
「いやー、とても言えないわ」「・・・がんばります」
そんなふうに思ってしまう人が、圧倒的に多いのではないかと思います。
もっとも、それが良識ある大人の普通の反応かもしれませんよね。
でももし、この問いを子どもに投げかけて、
子どもが「あ、そうだな、ママみたいになりたいな」と思ってくれたとしたら、
それほどすばらしいことはない、とも思うのです。
この言葉が言えるようになるためには、どんな表情をしたらいいだろう?
子どもとどんなふうに接して、どんなふうに言葉をかけたらいいだろう?
そして、どんなふうに生きたらいいのだろう?
自分がどうなれたらいいだろう?と意識して毎日の生活を送ることができたら、
親であるあなた自身が、きっと変わっていくはずです。
2. 親は子どものモデルである

子どもは、親の言うことよりも、やっていることをまねします。
なぜなら、映像情報のほうが、言語情報よりも圧倒的に影響が大きいからです。
親がいくら「いい言葉を使いなさい」と注意しても、
親の言葉づかいが悪ければ、子どもには移ってしまうのです。
そもそも、まねするということは、
「まねぶ」、つまり「学ぶ」ことの原点です。
子どもは親の姿を見て育ちます。だからこそ、親は自分がお手本になっていく、
という意識を持ち続けることが大事です。
親は、自分とは別人格の子どもを、思うとおりにコントロールすることはできませんが、子どものモデルにはなれます。
よいモデルであるために、あなたができることはなんでしょうか?
この質問を、ぜひ、あなた自身の人生、
生き方を考え直すきっかけにしてほしいと思います。
ただし、
「パパは作家の仕事をしていて幸せだから、おまえも作家になりたいだろ?」
というように、形を押し付けるための質問になってはいけません。
「パパは、ほかのところでは自信がないけど、この部分でがんばってきたし、
きみにとって参考になると思うよ」
というように、考え方、あり方を伝えられたらいいなと思うのです。
「もしかしたら、一生口にできない質問かもしれない・・・」
と思う人もいるでしょう。それでもいいのです。
質問することそのものよりも、
考えてみることのほうが大事ではないでしょうか。
・私みたいになりたい?

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