ぼくは、まわりの目が気になり、本当の自分を見られるのが怖くて
いろんなことをやりすぎていました。どれも手放さずに。
たくさん手に入るけど、たくさん成長しているけど、
しあわせからは、ちょっと遠い。
でも少しだけ勇気を出してやめることをはじめてから、
たくさんのしあわせが降ってきたのです。
夢に近づくには、豊かになるには、やめる力を身につけること。
今回は、人と上手にコミュニケーションを取るための「やめる力」についてです。
1. 「じっとガマンする」をやめる
夫は、妻が本を読み終わるのをずっと待っていた。
妻は、夫がテレビを見終わるのをずっと待っていた。
本当は、どちらも早く寝たいと思っているのに。
このようなことはどこでも起きている。
それは本当の気持ちを言い合うことができないから。
でも、言わずにガマンしていてもなんの解決にもならない。
じっとガマンするのをやめてみよう。
「本当の気持ちを言う」をはじめる。
早く帰ってきてほしい。
なぜなら、たくさん話をして気持ちを理解したいから。
お酒を飲みすぎないでほしい。
なぜなら、あなたのカラダのことが心配だから。
こうしてほしいという言葉の奥には、本当の気持ちが隠されている。
だったら行動のリクエストといっしょに
本当の気持ちも添えてあげよう。
何かをリクエストするとき、
「なぜなら〜だから」と理由もいっしょに伝えるようにしよう。
2. 「ひとりだけ応援する」をやめる
あなたの応援したい人を、とことん応援するのはとてもいいこと。
でも、そのときに陥りがちなのは
その人しか見えなくなってしまうこと。
あなたが応援したい人のまわりにも、素敵な人たちがたくさんいる。
いろんな人たちに、目を向けることをわすれないようにしよう。
今まで以上に応援したい人が増えるはず。
ひとりだけを応援するのを、やめてみよう。
「まわりの人も応援する」をはじめる。
応援する人はたくさんいてもいい。
あなたが今、応援している人のまわりに目を向けて、
応援したいと思う存在を見つけてみよう。
価値観が似てる人、あなたと同じ方向を目指す人がいるはず。
でも、ちょっと違う視点も持っている。
その新たな視点はあなたの幅を広げてくれる。
今のあなたに必要な人が、そこにいるかもしれない。
あなたが応援したい
10人のリストをつくってみよう。
3. 「期待通り」をやめる
相手が求めていることを、そのまま行なう。
普段はそれでいいかもしれない。
でも、いつもいつも「期待通り」の対応をしていると
それは「想像通り」の対応に変わってしまう。
相手は本当に喜んでくれるだろうか?
「この対応でもいい」と「この対応のほうがもっといい」には
大きな違いがある。
相手の期待通りにするのを、やめてみよう。
「サプライズ」をはじめる。
相手が期待していること以上のことを、やってみよう。
期待を上回ったとき、喜びが生まれる。
記憶に残る。感動が生まれる。
大きく期待を上回らなくていい。ちょっと上回るだけでいい。
そのちょっとが、大きな感動につながっていく。
友人の誕生日に
サプライズでプレゼントを渡そう。
あなたは何をやめて、どんなはじめの一歩を踏みだしますか?

*書籍の一部を無料でご覧いただけます。
新居 厚人 says
やめる勇気と力、、、
やり始めて大切だと言うことが身にしみて分かりました。
やり始めるのにも勇気は必要ですが
やめる勇気は、半端ないですね(^^;;
やめてスッキリして
シンプル・イズ・ベストの居心地がいいです。
ありがとうございます。