今回は、「失敗は自分への最高の贈り物である」というお話です。
1. 失敗は最高の贈り物
失敗は、自分への最高の贈り物です。
そう気づいたのは、だいぶ後ですが。
あのときに違う選択をしていたら、こんなことにはならなかったはず……と、つい思ってしまいますよね。
後悔ということは、いまの選択を失敗だと思っている状態のことですが、実は、その「失敗」からしか成長はできません。
2. 「ここからの学びは何だろう?」
私の場合でいえば、大学を出てすぐ会社を興し、まだほとんどの会社がやっていない時期にインターネットの仕事を始めました。
当時は最先端の仕事で、刺激も多く楽しい時間でした。
しかし、いいことばかりではなく、結果的に事業に失敗し数千万円の借金ができたり、仲間が去っていったり、会社そのものがなくなる、という局面を迎えました。
「やらなければよかった、なんでこんなことを始めてしまったんだろう?」
一瞬そう後悔しました。
でも、このように自分に質問をしなおしました。
「ここからの学びは何だろう?」
「そこで得たものは何だろう?」
後悔をしている思考では、その価値は見つかりません。
質問によって気持ちが切り替わるのです。
3. 後悔するのではなく、「価値」に着目する
その後心理学やコーチングの仕事を始めたのですが、ライバルが多いビジネスでした。
以前の起業失敗から得たものは、インターネットを使いこなすこと。
それを自分の強みと認識し、おかけでその分野でインターネットを誰よりも活用し、いまがあります。
過去の自分に対して、後悔するのではなく、「そこで得た価値」に着目する。
それが、その人の中の「宝」を見出すことになります。
「私なんて何もしてきていない」
そういう人は多いかもしれません。
でも、後悔や失敗は誰にでもあり、その後悔を価値に変えることができます。
どんな人にも素晴らしい宝があるのです。
失敗の中からその「宝」を見つけ、何をプラスしたらさらによくなるのかを追及すると、これからの人生が切り開けるのです。
その出来事からの学びは何ですか?

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