「自分の人生はバランスがとれている」と思っている人も、
案外、力ずくで無理やりバランスをとっていることもあります。
自分の経験からわかったのは、
走っていると、自分の状態がわかりにくいということです。
立ち止まらないと、自分が今、どんな状態なのか、
本当はどんなバランスがいいのかを冷静に判断できないのです。
今回は「立ち止まったとき、自分の本当のバランスが見えてくる」ことについて
深めていきたいと思います。
1. 意識しない限り、シフトは出来ない
立ち止まったときに、初めて、自分がどんな状態なのかがわかります。
すると、自分が「何がしたいのか」「何が好きなのか」が見えてきます。
そうすると、何が起こると思いますか?
すぐにそれがやりたくなるのです。
実際、ぼくもそうでしたから。
そして、やりたいことをやるために、
「嫌いなもの、苦手なもの、無理やりやっていたことをやめよう」
と素直に思いました。
もちろん、急に好きなことばかりをするのは難しいことです。
でも、意識していれば、徐々にその方向にシフトしていくことは可能です。
また、意識しない限り、シフトは出来ないと思います。
ぼくは立ち止まって自分の状態を振り返るという経験をして、
初めて、
「趣味はもちろん、仕事においても、人間関係においても、
自分が心からしたいと思ったことをしたい」と思いました。
そう意識した途端、
ものごとに対するスタンスが、それまでとは全く違うものになりました。
そうしたら、すごく楽になったのです。
2. 無理をしている時点で、バランスを崩している
それまでのぼくは
自分が好きなこと、嫌いなことなどを考えずに、ずっと走り続けていたのだと思います。
バランスをとるというより、
力ずくでバランスをとりながら、全力で走っていたのかもしれません。
無理してバランスをとっていても、それは長続きしません。
無理をしている時点で、どこかでバランスを崩しているからです。
だから、ぼくも自分の作った会社をクビになったのでしょう。
今のぼくは多少無理をすることはあっても、
ほとんどの行動はやりたいことを選択できるようになりました。
自分の状態を感じてみると、
気持ちは穏やかで、体もリラックスしていて、とても心地良い感じがします。
それが、バランスがとれている状態だと感じています。
いかがでしたでしょうか。
立ち止まれないときは
体が強制的に動きをとめることもあるかもしれません。
その時間も人生には必要な時間ですね。
上記の魔法の質問に答えてみる