今回は、
確認してから進む習慣がつく質問、自己チューを予防する質問、
2つの質問を掘り下げます。
1. 確認と修正をするための短い問いかけ

「本当に?」は、相手の言ったことを確認するための質問です。
「サッカー選手になりたい」
「本当になりたいの?」
「うん、なりたい」
こんなふうに確認することで、
子どもは「やっぱり自分はこれでいいんだ」と確認することができます。
「じゃあ、今日からリフティング100回やるよ!」
「本当に?」
調子に乗って、つい無茶なことを言ってしまった子どもに、
再確認することで、
「やっぱり100回はムリだから、50回やる」と、考え直させて、
現実ラインに収めることもできます。
また、大人として子どもの言ったことを修正したいときにも使えます。
「きみの夢はなに?」
「世界征服」
「え?本当に?」
「・・・やっぱり人からすごいって言われるのがいいなぁ」
「本当に?」という一言で、視点が変わることがあるのです。
自分の考えを見直したり、
ちょっと立ち止まって考え直すきっかけを与えるのに、この質問は有効です。
本当に?
2. 自分→相手に視点を変えてみる

幼稚園でおもちゃを取った、取られた。
学校で友だちと言い争いになった。
などなど、子どもどうしのささいな「いさかい」は、日常茶飯事ですね。
そんなときに、子どもに問いかけてあげたいのが、
「相手はどんな気持ちだと思う?」
という質問です。
人間関係がギクシャクしたとき、
自分中心に考え、自分の視点だけにとらわれていると、
「アイツが悪い」と一方的に決めつけがちです。
でも、ケンカにはそれぞれの言い分があって、
どちらが正しいか、間違っているかなんてわかりません。
「ケンカ両成敗」といわれるように、結局、お互いさまなのです。
そんなとき、この質問で、相手にも気持ちがあるということに気づき、
自分から相手の立場に視点を変えることえ、
自己中心性を手放すことができるようになります。
兄と幼い弟がケンカをして弟が泣いてしまったとき、
「お兄ちゃん、〇〇くん泣いてるよ。さっき、どんな気持ちだったと思う?」
「んー、イヤだったと思う」
こんな答えでもいいのです、
相手の感情に思いをはせることで、
「やっぱり、違う行動を取ればよかったのかな」
などと考えることができます。
「なんでたたいたの?」
「ケンカしたときには、どうすればいいの?」
と、原因を問い詰めたり、ムリヤリあやまらせようとしたりするよりも、
ずっと子どもの心に響くのではないでしょうか。
相手はどんな気持ちだと思う?