ぼく自身は、何かを教えたり伝えたりするときに、みなさんからお金をいただき、講座に参加してもらっています。お金を対価として、情報や知識の提供を行うのが、通常のビジネスパターンです。
でも、お金をもらわなくても、ついつい何かを教えたくなってしまうこともあります。これはどういう場合かというと、ぼくがお伝えしたことを「実践して報告してくれる」ときです。

1. 実践して報告する
たとえば、「このあいだ、ミヒロさんにニュースレターが大事っていわれたから、ニュースレターを書いて送ってみました。そうしたら、実際に商品を買ってくれたんですよ」と報告してもらえたら、ぼくの中に「うれしい」という感情が生まれます。
うれしくて、「この人のためにもっと何かしてあげたいな」という気持ちになります。
そして、「こういう場合はこうやったらいいよ、こういうふうに変えたらもっといいよ」と、特に教えなくていいことまで、ついつい自分から喜んで教えてしまいます。
みなさんも、もしかしたら今までにそんな体験があったかもしれません。
「いわれたとおりに実行したら、うまくいきました」とか、「あなたのおかげで売上が伸びました」などといわれたら、すごくうれしいですよね。報告してくれたその人のために、もっと何かをしてあげたいと思いませんか。
ぜひ、あなた自身も何かを教えてもらったら、実践して報告してみてください。
普段からお世話になっている人でもいいし、自分のビジネスの先輩に対して報告してもいいですね。
また、これは直接会った人でなくてもかまいません。あなたが読んでためになった本の著者でもいいと思います。
本を読んで「実践したらこんな成果がでました」と著者に手紙を書いてみたり、感想をメールで送ってみたりすると、その著者がすごく喜んでくれて、返事が来るかもしれません。
ひょっとすると「では、会いましょう」といってくれるかもしれませんし、それがご縁になって何かを一緒につくり上げることになるかもしれません。ぜひ報告してみましょう。
学びの最初の段階は、まず「知る」ことです。しかし、この「知る」ことは、ビジネスにおいてはあまり価値がなく、その次にある「やってみる」ことに非常に価値があります。
それを発展させたのが、「成果を報告する」ということです。
ぜひ学んだことをたくさん実践し、そこに感謝も込めて、教えてくれた人に伝えてみてください。きっとその人も喜ぶし、自分自身もうれしくなるでしょう。
ただ教えてもらい、実践するだけでなく、その先の「報告」がとても大事だということです。
2. 今までに教えてもらったこと

これまでに学んだことは何ですか?
これまでに、あなたが学んできたことは何ですか?
お金を出して学んだこと、仕事を通して、プライベートの中で学んだこと、この人にこんなことを教えてもらったなということを思い出してみましょう。
何を実践しましたか?
その中であなたが実践してきたことは何でしょうか?
知っていることではなく、やってきたことです。
どんな成果が生まれましたか?
実践の結果、どんな成果を生み出すことができましたか?
大きな立派な成果でなくてもかまいません。小さな成果も思い出して書き出してみましょう。
誰に成果を報告したいですか?
その成果を誰に報告したいですか?
この人に聞いてほしい、この人に感謝を伝えたいという人を思い出してみましょう。

どんな報告をしますか?
その人に、どんな報告をしますか?
一番喜んでくれるのは、どんな報告の仕方でしょうか。
少し工夫をしてみるといいかもしれませんね。
どんな感謝を伝えたいですか?
報告するだけでなく、感謝も一緒に伝えましょう。
どんな感謝を、どんな形で伝えたいかを考えてみてください。
次は、どんな成果を生み出したいですか?
この次は、どんな成果を生み出していきたいですか?
今月、来月、今年、来年、どんな成果が生まれると嬉しいかをイメージしてみましょう。
何を実践しますか?
その成果を生み出していくために、何を実践していきますか?
願うだけでなく、小さくてもいいので、歩んでいくことが大切です。
上記の魔法の質問に答えてみる