部下が少しずつ成長してきたなら、より自発的な部分を伸ばしてあげましょう。
会社の一員として働いているなら、上司としては、やはりステップアップしてほしいですよね。小さな一歩でも、それを積み重ねていくことがとても大事です。
そんなときにも、しつもんは大きな効果を生み出します。ぜひ、部下がさらに成長していくようなしつもんをマスターしましょう。

1. ステップアップしてほしいとき
上司としては、部下にどんどんステップアップしてもらいたいものです。
しかし、部下自身が現状維持を望んでいる場合もあります。
業務において、より成果を上げたいときは、基本は個人の希望を尊重すべきだと思います。無理やりステップアップさせても、本人の意向に沿わないときはうまくいかないことが多いからです。
しかし、会社という組織にいる以上、ステップアップを求められることが多く、希望どおりの対応ができない場合もあります。
でも、ここで、「部下の教育係を頼んだよ」「今度のプロジェクト、メインで動かしてみて」と上司から一方的に話をしたところで、相手が現状維持を望んでいる部下だったら「忙しくなるから嫌です」などの答えが返ってきてしまうのがオチです。
本来、人には成長する喜びを感じる心理があります。ですから、ステップアップしたくないというのであれば、そこに躊躇している理由があるはずです。
まずは、それを聞き出すのが上司の仕事です。
「何かステップアップに対する不安点や疑問点はある?」
と、躊躇している部分にフォーカスしたしつもんで、部下の本音を聞き出しましょう。
もしかしたら、本当はステップアップしたいのに、何か問題があって悩んでいるというケースもあるかもしれません。ここで本人を躊躇させている「何か」がわかれば、その対応策を考えることができます。
たとえば、「教育係になったら、帰りが遅くなるのが困る」という理由だったら、周りの部下を交えて仕事を調整するとか、役割分担するなどの対策ができると思います。
大切なのは、ステップアップするための阻害要因を明確にすることです。そして、解決できる内容なら、一緒に解決していきましょう。ここをはっきりさせることで、お互いにステップアップへのいいスタートが切れると思います。
何かステップアップに対する不安点や疑問点はある?
2. 自ら判断してもらいたいとき

部下にリーダーなどの大きな役割を任せようと思ったとき、ただ「リーダーをやれ」と指名すると、相手にやらされ感を与えることになります。
しかし、部下本人が「リーダーをやりたいです」と言ってくれたら、上司としても応援したくなりますし、本人のやる気や責任感を強く感じます。ですから、やるかやらないかの判断は部下に考えてもらうのが一番です。
こんなときにぼくがしているのは、
「〇〇というプロジェクトに興味はある?」
というしつもんです。
このとき、リーダーを任せたいという本当の思いは、まだ伏せておきます。それは「プロジェクトリーダーに興味はある?」と聞くと、「リーダーという役割に興味があるか、ないか」という質問になってしまうからです。
まずは役割ではなく、仕事そのものに興味があるかを聞いてみてください。
そして、「興味がある」と返ってきたら、こうしつもんします。
「リーダーを任せたいんだけど、どうだろう?」
とあくまでも判断を本人に委ねる姿勢で聞くようにします。このとき、「NO」と言ってもいい雰囲気を大切にしてください。押しつけてやらせても、本当の力は発揮できません。
また、場の雰囲気も大切にしましょう。大抜擢で大きな仕事を任せるときなどには、あえて静かな個室に呼んで、「特別に頼んでいる」という状況を作り出すようにします。
こちらの真剣な思いを伝えるためにも、雰囲気は重要です。
そして、本人が「やります」との返事をしたら、部下は自分の足で一歩を踏み出したことになります。その決断は、「リーダーになれ」と上司が命令する何倍もの価値があります。
〇〇というプロジェクトに興味はある?

akaz says
何かステップアップに対する不安点や疑問点はある?
私は過去、社会人経験をして今は1人で仕事をしています。
社会人時代を思い浮かべると、消極的で向上心がありませんでした。
今もあるかといったら、あまりないかもしれませんね。
今までのことを振り返ると、行き詰まったときの体制ですね。
そこをどうやって乗り越えるのか、サポート体制が気になり、そこで不安や疑問点を感じていました。