自分が質問者になったとき、相手の答えを受け取る態度や心構えについて学べるゲームです。

1. 承認し合うことで、場の雰囲気がよくなる
ポイントは、発言を聞いた後に、みんなで「いいね」と言いながら拍手をすること。質問に対する自分の答えに、みんなが賛同してくれる喜びを実感できます。
にぎやかなゲームなので、場の雰囲気を明るくする効果もあります。
★「いいね+拍手ゲーム」のやり方
① ゲームを始めることを告げ、テーマを発表します。
テーマの質問は、ポジティブなものであればOK。質問に対して答えを3つ用意してもらいます。
・テーマ例
A「最近あった、いいことは何ですか? 3つ思い浮かべてください」
B「あなたが大切にしているものは何ですか? 3つ答えてください」
C「最近感動したことは何ですか? 3つあげてください」
② ルールはとてもシンプルです。
話す人は、質問の答えを簡潔に発表します。長々と説明するような話し方はNG。
発表者が答え終わったら、みんなで一斉に「いいね〜」と言いながら拍手をします。
・回答例
A「映画の試写会に当たりました」
B「応援し合える仲間です」
C「妹に子どもが生まれたことです」
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「いいね〜!」(拍手)
③ ひとりがひとつの答えを発表したら、隣の人にバトンタッチします。
一巡したら、2つ目の答えを発表。
同じようにして、全員が3つの答えを発表したら終了です。
・こんな場面で
会議が始まる前 → ムードをよくします
レクリエーション・メニューとして → 場を和ませます
パーティーで → 初対面の人同士でも盛り上がれます
・ポイント
筆記用具を使える環境であれば、答えを書き出してもらい、それをひとつずつ読み上げてもらうと、短時間で効率よくゲームが進行できます。
・最近あった、いいことは何ですか? 3つ思い浮かべてください
・あなたが大切にしているものは何ですか? 3つ答えてください
・最近感動したことは何ですか? 3つあげてください
2. 共通点が見つかれば、心の距離が近くなる

会話の中で相手との共痛点が見つかると、急に親しみがわきます。これは「類似性の法則」といい、共痛点がある人は、心理的な距離が近くなるからです。
そこで、「共痛点さがし」のゲームを行って、質問の経験値を上げていきましょう。職場やサークルなど、付き合いが長い間柄でも、お互いの共通点を知らないことは多いものです。
ゲームの後は、質問をし合った相手との雰囲気がとてもよくなります。
★「2分間・共痛点さがしゲーム」のやり方
① 紙と筆記用具を用意します。2人1組になります。
② 質問する人と答える人を決めます。2分間、質問をして、その中で見つかった共痛点について、答える人が書き留めていきます。
ルールはシンプル。
メガネをしている、服の色が同じなど目に見える共通点ではなく、質問して見つかるものに限ります。
③ 終了したら、記録した共通点を発表し合い、共通する点が一番多かったチームを表彰します。
その後、ペアを変えてゲームを繰り返します。
・ポイント
他のチームの共通点(例えば、おすしが好き、温泉が好き、朝食は食べる派など)を聞くと「なんだ、そんなものでいいのか」と気が楽になります。繰り返すことで、共通点をさがす会話のハードルも低くなっていきます。
・共通点は何ですか?
akaz says
・最近あった、いいことは何ですか? 3つ思い浮かべてください
雨の日に傘をさして散歩したこと
朝が涼しく気持ちよく過ごせていること
マウスの調子がよくなってきたこと
・あなたが大切にしているものは何ですか? 3つ答えてください
朝の時間
自分の時間
健康
・最近感動したことは何ですか? 3つあげてください
虹を見たこと
日照不足でありながらも田んぼの稲に小さな実がついていたこと
日傘をさしたら涼しさを実感できたこと