交流会やクライアントとの打ち上げ、友人同士の飲み会など、どんなに楽しい会でも、必ず終わりの時間はやってきます。
その場だけのご縁に終わらせず、その別れ際でうまくしつもんすることが、今後の関係を決定づけることになります。

1. また会いたいと思うだけでは伝わらない
また会いたいと思える相手に対しては、会いたいことを伝えるだけでなく、具体的にいつ会えるかということを尋ねるしつもんをしましょう。
「またお会いしたいのですが、いつぐらいに会えますか?」
その場でスケジュールを調整できなかったとしても、「社交辞令ではなく本心から会いたいのです」ということを伝えることができます。しつもんだけで終わらせず、別れたあと、改めて、メールなどで積極的に感謝を伝えることも大事です。
お礼のメールでは、コピー&ペーストできるような文面ではなく、その相手だけに向けて書くということが大事です。会話のなかで出たキーワードを織り込み、それを次に会うことと関連づけるのです。
たとえば、会話のなかで相手がワイン好きという共通点が見つかったとします。
「今日はありがとうございました。今日のお話のなかで、〇〇さんもワイン好きだということを知りました。実は、美味しいワインを揃えているお店を知っているんですよ。できれば、そのお店にご一緒したいのですがいかがでしょうか。お忙しいことと思いますが、ご都合をお聞かせいただければ幸いです。ちなみに、夜であれば私はいつでも大丈夫です」
あくまでも一例ですが、こんな文面であればいいのではないでしょうか。
気をつけていただきたいのは、ムリは禁物という点です。ただ会ってくださいとお願いするだけでは、会う理由が見つからず、相手も行動に移しにくいものです。
強がって相手に合わせていても、長い目で見れば良い関係にはつながりません。やはり重要なのは、会話のなかで共通点を見つけ、相手にも楽しんでもらいたいという気持ちでいることです。
2. お礼のメールは早く、短く

お礼のメールは、可能なかぎり早く送ったほうがいいでしょう。
帰りの電車内でもかまいません。遅くとも翌朝、相手が最初に目にするタイミングで送っておきましょう。
メールは短くてかまいません。
手紙というより、はがきというイメージでしょうか。
最初から長文のメールが来ると、相手は驚くと思います。私はあなたの話を聞いていましたよという事実を知ってもらえればよいので、そこで私はあなたのためにがんばっていますよというアピールになっては逆効果です。
逆に、それほどまた会いたいとは思っていない人への対応も自然にこなしたいものです。
無難に終わらせようと思った人には、お礼のメールは送るけども、次の行動まではコミットしないという対応でいいと思います。
「また連絡しますね」「またメールしますね」
その程度でとどめておき、以後はそれほど気にかけなくていいと思います。
エチケットとして挨拶は重要ですから、別れたあとにメールはしておいたほうがいいでしょう。その際も、会話のなかに出てきたトピックを出してもいいかもしれませんが、次の具体的な約束は書かなくていいと思います。
「今日はありがとうございました。最後の〇〇のお話、とても楽しかったですね。今後ともよろしくお願いいたします」
こんな感じでしょうか。
次はいつお会いできますか?
akaz says
SNS上で会った人は、それ以降ほとんど関係を持つことはありません。
多くの場合、営業目的が多い、またそういう人とわかっているため、無難に終わらせる場合があります。
反対に、いい感じの人とは、コメントをして会話に対して返答をするようにしています。