子どもがなにかに取り組もうとしているとき、さらにやる気がアップして、充電できる質問があります。

1. プロセスをふんで自信をチャージ
勉強でも、習い事でも、お手伝いでも、おもちゃの片づけでも、子どもがやろうとしていることならなんでもいいのです。
これをやる前とやったあとでは、どう違うのだろう?
やったあと、自分にはなにが手に入るのだろう?
どんな学びや成長があるのだろう?
そんなことを考えると、それこそ無数のパワーがわいてきます。
計算パワー、漢字パワー、勉強パワー、元気パワー、やる気パワー、友だちパワー、やさしさパワー・・・
パワーをチャージできるんだ、と思うと、なんだかワクワクしてきませんか?
きっと、今からやることも、積極的に吸収できるのではないかと思います。
苦手なマラソン大会に出る前や、ケンカした友だちと仲直りしたいなと思うようなときでも、
「これが終わったら、どんなパワーがつくんだろう?」
と考えることで、イヤだな、と思う気持ちがやわらいだり、気持ちが少し前向きになったりするのではないでしょうか。
これが終わったら、なにパワーがついてくる?
2. エネルギーのレベルを上げるには?

「ちょっとムリかもしれないなあ」「もしかしたら、失敗するかも」・・・・。
チャレンジしなければいけないことだけれど、うまくできないかもしれない。やる前に少し足がすくむような不安な思いになることは、誰もでもありますよね。
「音楽の発表会で、シンバルを最後にバシーンって鳴らすの、タイミングはずさずにできるかなあ」
未来に対する漠然とした心配ごとがあると、それだけで小さな胸がいっぱいになってしまいます。そんなとき、
「何回も練習したんだから、大丈夫よ」
と、こんな根拠のない慰めを親は言いがちですが、不安を抱えている子どもには、ちっとも解決になりません。
できないほうばかりをイメージしてしまうと、「なにもできない」「どうしよう」と思いつめ、エネルギーレベルがどんどん下がってしまいます。
そんなとき、
「うまくいくために、なにができる?」
と聞いてみましょう。子どもは頭の中でいろいろ考えて、
「じゃあ、もう一回最初から曲を聴いて、最後のところを練習する」というように、なにかしら、自分ができることを探し出してみるはずです。
不安なことに対して、具体的になにをしたらいいのかがわかると、自己肯定感がぐっと上がります。
3. 自力で前に進むのを助けよう

子どもが悩んでいることは、大人から見ると、「そんなことで・・・」と思えるような、ささいなことに感じられるかもしれません。
だからといって、
「じゃあ、こうしたらいいじゃない」
と答えを押し付けてしまうのは考えものです。
いつも、そのパターンを繰り返していると、子どもは、「自分で考えなくても、ママ(パパ)が教えてくれる」と思ってしまいます。
それが将来の「指示待ち族」ならぬ、「教えて教えて症候群」の予備軍となっていきます。
「これ、どうしたらいいですか、教えてください」
「このやり方で大丈夫ですか」
「次はどうしたらいいでしょう。指示をください」
というように、いつもいつも人からの指示を受けないと、不安で行動できない。自分で考えることができなくなってしまうのです。
社会に出てからこれでは、自分も周りも困りますよね。
行き先は見えているのに、道が見えない。
そんなとき、手を取って目的地まで連れて行くのがベストの方法とは限りません。
懐中電灯を持ってきて行き先を照らせば、子どもは自力で前に進めます。
この質問が、その役割を果たしてくれるはずです。
うまくいくために、なにができる?
akaz says
私自身に置き換えるとこうなります。
・これが終わったら、なにパワーがついてくる?
仕事の場合には自信パワーがついてきます。
・うまくいくために、なにができる?
毎日、コツコツと少しずつの積み重ねです。
レーナ says
私なりに調べた情報だけを与える。
あとは、自分で選択していけばいいと思っている。最近連携プレーが多い気がします。
次女は連携プレーがすきで、長女は好きでないのが、その人らしさにつながります。
モモ says
雑談力パワー、コミ力パワーがついてくる。
毎日、質問に答える。
日々の人間関係の中で、分かったことを実践してみる。
KANAKO says
自立パワー、与えるパワー、届けるパワー、
人生を制するパワー
自分を褒めて、認める。