ある学校で、
「将来どんな職業につきたいか?」という話をしていたときのことです。
1. 看護婦にもパティシエにもなりたい・・・

「わたしは看護婦さんになりたいの。でもパティシエにもなりたいの」
と言う女の子がいました。
「そうか。それを組み合わせたらなにができるだろうね?」
と問いかけたところ、
「看護パティシエ・・・」
という答えが返ってきたのです。
体にいいお菓子をつくって、病院で配る仕事があったらいいなというのです。
おもしろいことを考えつくなぁ、とびっくりしました。
どちらかを選ぶのではなく、組み合わせることで、
思ってもみなかったユニークな職業が生まれたのです。
大人の世界では、イエスかノーか、AかBかCか、と
物事をデジタルに考えていることが多いように思います。
子どもが、
「将来は、野球選手とお医者さんになりたい」と言ったら、
「ふたつはムリだよ」「どっちか選ばなきゃ」と、
つい言ってしまうのではないでしょうか。
でも、夢は「こっちをやるから、あっちをあきらめる」
というようなものではないはずですし、
リアリティというのは、もっと複雑です。
ふたつの職業を組み合わせて、野球選手を診断するスポーツドクターになる、
という選択肢もありますし、
アメリカでは野球選手を引退後、大学に戻って勉強し、
医者や弁護士になる人もいます。
時間軸を変えて夢を実現させることも可能なのです。
「組み合わせる」ことで、
発想をより豊かに広げることができるようになります。
2. 組み合わせから新しい価値や可能性が生まれる

ぼくの娘は、洋服のコーディネートに大きな喜びを感じています。
ふだんから、このスカートにこの靴を合わせようか・・・
などとあれこれ考えています。
どう組み合わせるかを工夫するのは、楽しいことなのですね。
「組み合わせると、なにができる?」
という質問は、想像力を発揮できる、楽しい質問です。
そこから、新しい価値、新しい美しさ、そして可能性が引き出されます。
「今日、なにが食べたい?」
「カレーとたこ焼き」
「組み合わせたらどうだろう?」
「カレーたこ焼き!」
「組み合わせると?」は、どんなシーンでも使える質問です。
場合によっては、おかしな組み合わせが出来上がるかもしれませんが、
新しいアイディアが浮かんだり、思わず発見があったりするかもしれません。
「両方はできないから、どっちか選んで」
と言うのは簡単ですが、たまにはこんな質問で、
楽しいコミュニケーションを取ってみてはいかがでしょう。
組み合わせると、なにができる?

上記の魔法の質問に答えてみる