「将来、何になりたい?」
と、子どもに将来の夢をたずねたことはありますか?
小さいときに聞かれて困った、
作文に書くときになりたいものがなくて手が止まった
なんて経験をした人もいるかもしれません。
けれど、ついつい大人になると
何気なく子どもに将来の夢を聞いてしまうことがあります。
どんなふうに質問すると子どもにプレッシャーを与えることなく、
自由に想像させることができるのか。
今日はそんなときに使える質問です。
1.なりたい人物像をイメージさせる
「イチローみたいに大リーグで活躍する野球選手になりたい」
「◯◯先生みたいに優しい先生になる!」
など具体的なイメージを持っている場合は、
「イチローになるためにはどうしたらいいかな?」
「◯◯先生みたいに優しい先生になるには、何をしたらいいと思う?」
など、夢を実現するための具体的な方法を
質問しましょう。
このようになりたい自分のイメージがまだない場合は、
「どんな人になりたいの?」
と、なりたい人物像を質問してみましょう。
「優しい人」「立派な人」など、
漠然とした答えでかまいません。
どんな人になりたいの?
2.どんな願いでもOK、価値観の押し付けはNG
小学生なら、
「どんなことをしたいの?」
と質問してみるのもひとつ。
「その夢がかなったら、どんな気分かな?」
「どうしたらできるようになる?」
と聞いてみてもいいでしょう。
これらの質問によって、
子ども自身に自分の願いに気づかせていきます。
そこには正解はなく、どんな答えでもOK。
逆に
「あなたは◯◯になるのよ」
「夢がないとかっこ悪いよ」
など、親が意図を持ったり、価値観を押し付けるのはNGです。
どんなことをしたいの?
その夢がかなったら、どんな気分かな?
3.夢は作るものではなく生まれるもの
もっといえば、夢はもたなくていいのです。
夢がないとダメといった風潮がありますが、
夢は生まれてくるものであり、作るものではありません。
たとえ子どもが「夢がない」と答えても、
「そうなのね。どんな夢が生まれてくるのか楽しみだね」
と認めましょう。
子どももお母さんに聞かれたことを覚えていれば、
いつか「なりたい自分」と出会う日がくるでしょう。
上記の魔法の質問に答えてみる