公共の施設、遠い親戚の家、大人中心の会合など、
小さな子どもが初めての場所に行くときは、
少なからず緊張したり不安を感じたりするものです。
そんな子どもの気持ちを受けとめず、
「大丈夫、平気よ」
と上すべりの言葉がけをしても、
子どもの心には届きません。
まず、お母さんが
”緊張することは自然なことで、悪いことではない”
という認識を持ちましょう。
1.緊張をしっかりと味わい、自己洞察力を身につける
このケースでは、
子どもの緊張をほぐすことを目的にはしません。
学ばせたいのは、緊張感をしっかりと味わい、
「緊張させているのは何なのか」
「自分はどういうときに緊張するのか」
など、自分の気持ちやまわりの状況を分析することです。
自己洞察を続けることで、
将来、自分が感じている緊張や不安に過度に反応することなく、
物事に冷静に対応することができるようになることを目指します。
2.感情を見つめ、考えることがゴール
お母さんは
「今はどんな気持ち?」
と質問して、子どもに自分の感情をしっかり言葉にさせましょう。
子どもが
「ドキドキする」と答えたら、
「どうしてドキドキするのかな?」
と質問を重ねて掘り下げていきます。
「知らない人ばっかりだから」と答えたら、
「どうして知らない人がいると不安になるの?」
と続けましょう。
親子のやりとりを通して、
子どもが抱えている感情を見つめ、
考えることがゴールと考えてください。
今は緊張や不安を解消するための対策は不要です。
まずは、子どもが自分の感情を受け入れ、
”こういうときは緊張してもいいし、不安を感じてもいい”
ということがわかれば十分です。
魔法の質問
今はどんな気持ち?
どうしてドキドキするのかな?
今はどんな気持ち?
どうしてドキドキするのかな?
上記の魔法の質問に答えてみる