ぼくが全てを失ったとき、最初にしたのが、今までの行動の振り返りです。
そこで、ぼくが自分自身にした質問は非常にシンプルでした。
「なぜ、こんな状況になったのだろう?」
実は、ぼくが講演会などで、質問の効果を最初に説明するときは、
「『なぜ』はできるだけ使わないように」とお伝えしています。
それは、「なぜ」を使った質問は尋問になりやすいからです。
でも、「なぜ」にはもう一つ、とても有効な使い方があります。
それが「ものごとの本質を知ることができる」
「要因をはっきりさせる」という効果です。
ぼくが自分自身にした「なぜ」という質問は、
自分を責めるためではなく、再発を防止するためのもの。
つまり、自分の失敗の本質に迫る質問が、この「なぜ」です。
今回は
ものごとの本質を引き出すしつもん・改善策を引き出すしつもんについて
深めていきたいと思います。

1. 「なぜ?」の効果
○質問者が相手(自分)を責める質問 → 訊問
○ものごとの本質を引き出す質問 →しつもん
ものごとの本質を引き出す『なぜ』というしつもんに答えてわかったのは、
当時のぼくが「自分のことしか考えていなかった」ということです。
どんな人でも、自分のことしか考えていない人の側にはいたくないはずです。
そんなぼくに、周りの人も「協力したくない」と思ったと思います。
上手くいかなかったのもわかる気がしました。
このしつもんは、ぼくに問題の本質を見せてくれました。
そして、「同じことを繰りかえすことはもうやめよう」と誓うことができました。
2. 「2つ」のしつもん
色々要因が把握できたところで、次にしたしつもんはこれです。
「やりたくないことは何だろう?」
「自分が本当にやりたいこと、ワクワクできることは何だろう?」
「自分にとって、心から楽しめるものは何だろう?」
最初の「やりたくないことは何だろう?」というしつもんに答えたとき、
それまでの自分がいかにやりたくないことをたくさんしてきたのかがよくわかりました。
中には、あまり得意ではないのに、
お金をもらえるから無理してやっていたこともありました。
これでは長続きするはずがないと改めて思いました。
やりたくないこととは、自分にとって恐れの選択をしているということです。
これを無意識に続けていたと思うと、
「本当によく自分は頑張っていたなあ。
でも、本当にきつかったな。もう二度度同じ状態にはなりたくないな」と思いました。
「自分が本当にやりたいこと、ワクワクできることは何だろう?」
「自分にとって、心から楽しめるものは何だろう?」
この2つのしつもんには、最初は何も浮かんでこなかったので、
それまでの人生でしてこなかった「休み」を取ることにしました。
そして、時間とともに、自分の中から答えを引き出すことができました。
その結果、今のぼくがいます。
自分自身にしつもんをしなければ、今のぼくはいなかったと思います。
もしかしたら、リベンジしようと、
もう一度、同じような仕事を選び、同じように苦しんでいたかもしれません。
すべての答えは自分の中にあります。
自分自身に問いかけないで、進み続けていくことは、
自分の時間を無駄に使うことにもなりかねません。

いかがでしたでしょうか?
ぜひ、効果的なしつもんを使って、
自分の中にある本質を見つけたり、
一歩前に踏み出す改善策を引き出していただけたらと思います。

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