子どもには優しい気持ちで関わっていきたいですね。
そのためにどうしたらいいのか、
質問によって見つけていきましょう。
1. 子どもがかんしゃくを起こしてしまったら?
①「他の見方をしたらどうなるのだろう?」
②「子どもに何を伝えたいのだろう?」
③「子どものいいところはどこだろう?」
子どもがうまく着替えができなくてかんしゃくを起こして、
パニックになってしまうことがありますね。
優しくなだめているのになかなか泣き止まないと、
お母さんも堪忍袋の緒が切れて、
「いい加減にしなさい!」
と叱ってしまうこともあります。
たしかにこれは、子どものかんしゃくに
てこずらされているという状況ですが、
子どもは頑張っているのに、
手指の機能が未発達なために悔しい思いをしている
といったことが言えます。
そのことに気づいたら、表面的には
「かんしゃくを起こしている」
という困った状況でも、子どものやる気や悔しい気持ちを
受け止めてあげる対応に変わるのではないでしょうか?
それを考えるための質問が①です。
他の見方をしたらどうだろう?
2. なりたいのは冷静で優しいわたし
②は、子どもに何をわかってほしいのかを考える質問です。
無理にかんしゃくをおさめようとして
「泣き止みなさい!」などと怒っても、
子どもは自分の気持ちをおさめることができないでしょう。
この場合、子どもに何をわかってほしいのか、
冷静に考えてみましょう。
それに気づけば
「泣かないで、何を手伝ってほしいのかお母さんに教えてね」
と伝えるなど、優しく対応できるのではないでしょうか?
子どもに何を伝えたいのだろう?
3. かんしゃくの裏にある気持ち
③は、子どもがかんしゃくを起こした背景に
どんな子どものいいところがあるのかを考える質問です。
ここでは自分のことは自分でやろうという意欲があってのこと。
「自分でやろうとしたんだね、えらいね」
とそのやる気をまずは褒めてあげたいですね。
イライラしていたら、とても褒めたりできませんよね。
子どものいいところはどこだろう?