
9月は、明らかに「過活動」。やることも、会う人も、動く場所も、とにかく多かった。
ようやく軽井沢の森に来たとき、やっと、心とからだが追いついてきた気がした。
この軽井沢での時間と、沖縄での断捨離や暮らしを振り返りながら、わたしたちが見つけた「人生に必要な5つのエッセンス」を、【問い】と一緒にまとめてみました。
出典:ポッドキャスト「ライフトラベラーカフェ」
cafe.210 人生の断捨離の仕方
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1. 流れに乗ると、必要なものは向こうからやってくる

9月は予定が詰まっていて、頭も、心も、常にフル回転。
そんな状態から、軽井沢の森に入った瞬間、空気のやわらかさと一緒に、表情まで変わっていった。
レストランで次のお店を相談していたら、「フレンチは好きですか?」とシェフが突然現れて、ぴったりのお店を教えてくれる。
駐車場で「どうしよう、出られない」と慌てた直後に、隣の車の人がタイミングよく帰ってきて、スッと道が開いていく。
自分でなんとかしようと、頭でぐるぐるしているときには起きない流れが、ふっと力が抜けた瞬間にだけ、するすると動き出すことがある。
「流れに乗る」と決めた人のところへ、必要なタイミングで、必要な人や出来事がやってくる。
・最近、「あ、流れに乗っているな」と感じた小さな出来事はありましたか?
・いま、頭でコントロールしようとして、余計に苦しくなっていることは何ですか?
2. 「どこにいるか」で、人生のリズムは変わる
軽井沢にいるときの時間の流れと、都会で過ごすときの時間の流れは、まったく違う。
同じ「1時間」でも、森の中では呼吸が深くなり、街の中では情報のスピードが早くなる。
沖縄でもそうだった。1週間、かなり動いていたはずなのに、自然の中にいるおかげで、最後までバランスを保って活動できた。
「場って、本当に大事だな」と、旅をするたびに思う。
でも、誰もがすぐに移住できるわけじゃない。だからこそ、いまいる場所の中で、自分を「どこに置くか」を選ぶことが、大きな鍵になる。
- 見る動画を変える
- 部屋の色合いやインテリアを少し変えてみる
- 寝室だけでも、自分がほっとする「場」にしてみる
その小さな選択が、「自分の中心に戻れるかどうか」を左右していく。
場のエネルギーは、わたしたちの心とからだに、静かだけれど確実に影響している。

あなたの「いまいる場」は、心とからだにどんな影響を与えていますか?
3. 断捨離は、人生の流れを変えるスイッチ

断捨離は「片づけ」ではなく、人生を動かす前の、大きなエネルギーシフトだと思っている。
なぜなら、古いエネルギーを完了させて、新しいものが入るスペースをつくる作業だから。
今の自分に合わなくなったものに触れるのは、意外なほど疲れる。今の自分に合わない場所や人に会うと、どっと疲れるのと、まったく同じ。
だからこそ、「何のために断捨離するのか」を決めてから始めることが大事になる。
沖縄でも、あることを「動かしたい」と意図して、合間に断捨離をした。「ここが動いたらいいな」と思っていたテーマがあって、そのためのスペースを空けるつもりで手を動かしたら、最終日に、その話が一気にうまく流れ始めた。
全部を一気に完璧にやらなくていい。「ここを動かしたい」と決めて、その周辺だけでもいい。ほんの一角を片づけるだけで、心にすっと余白が生まれることがある。
断捨離は、「何を捨てるか」ではなく、「どんな未来の流れを招き入れたいか」を決めるところから始まる。
いま「ここが動いたらいいな」と感じている、人生のテーマは何ですか?
4. 「人生のスーツケース」に入れたいものだけで生きてみる

断捨離をするとき、わたしがいつも基準にしているのはただひとつ。
「今の自分と、ちょっと先の自分をイメージしたとき、その自分は、それをスーツケースに入れて旅に出るだろうか?」
これからの旅は、わたしのこれからの人生をつくっていく時間。そこに持っていくものは、未来のわたしを支えてくれるものだけでいい。
古いから捨てる、ではない。10年前のものでも、いまの自分と少し先の自分を気持ちよくしてくれるなら、スーツケースの中に居場所がある。
新しくても、無理やり押し込まない。「もったいないから」とか「いつか使うかも」でスーツケースに無理やり押し込むのは、どこかで旅の自由を奪ってしまう。
人生のスーツケースは、意外と小さい。だからこそ、「本当に持っていきたいもの」だけを選ぶ勇気が、これからの軽さと豊かさを決めていく。
「もったいない」ではなく、「その未来の自分、本当にそれを持っている?」で選んでみる。
「本当はもう手放していい」と薄々感じているのに、持ち続けているものは何でしょう?
5. お風呂と舞茸鍋。からだがゆるむと、人生もゆるむ
軽井沢での暮らしで、あらためて「日本ってすごいな」と思ったことがある。
それは、お風呂にちゃんと浸かれること。湯船にゆっくり入る時間がある生活。「お風呂がない暮らし」から来ているからこそ、その違いがよくわかる。
湯気の立つお風呂に浸かって、からだの芯から温まると、心の緊張までほどけていく。
夜は、舞茸鍋。旬の食材を、シンプルに、おいしくいただく。大きなことをしなくても、心とからだをゆるめて整えるものが、この国にはいくつも用意されている。
流れに乗ることも、場を選ぶことも、断捨離も、未来のスーツケースも—— 結局は、「からだと心がちゃんとここにいる」状態を取り戻すための、いくつもの入り口なのかもしれない。
心を整える近道は、案外シンプル。湯に浸かり、食を味わい、「いまここ」のからだに戻ってくること。

最近、「からだがちゃんとあたたまったな」と感じたのは、いつでしたか?
人生のエッセンスは、いつも「いま」の中にある
軽井沢の森で、沖縄の海で、そして、いつものリビングで。
わたしたちが出会ってきた「人生のエッセンス」は、特別な誰かだけが持っているものではなくて、誰の中にも、静かに息づいているものだと思う。
- 流れに乗ること
- 自分をどこに置くか選ぶこと
- 意図をもって手放し、スペースを空けること
- 未来の自分のスーツケースで選ぶこと
- からだをあたため、日常の小さな豊かさを味わうこと
どれも「いまここ」で、少しだけ意識を向ければできることばかり。大きな変化を起こそうと力むより、今日の一日を、すこしだけ軽く・あたたかくする選択を重ねていく。
その積み重ねが、気づいたときには「流れに乗っている人生」になっているのかもしれません。

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