相手が言っていること、
その先にはもっと言いたいことがあります。

1. その先を聴く
「会社を辞めたい」と友人が相談してきたとしましょう。
彼は実は会社を辞めたいのではないのです。会社を辞めて嫌な人間関係を断ち切りたいのかもしれないし、自分が夢だったことを仕事にしたいのかもしれません。
話を聴く時、このことを意識しましょう。
この言葉の奥にはどんな気持ちがあるのか?
その先には、どんな想いが隠れているのか?
それが見えてくると、話の中でのすれ違いが少なくなり相手の本当の気持ちが見えてきます。
言葉だけでなく、言葉の先に耳を傾けましょう。
言葉の先にどんな想いがあると思いますか?
2. その先を伝える

相手の言葉の先に、気持ちがあるように、自分にも同じことが言えます。
伝える時には、その先にある気持ちや意見も伝えるようにしましょう。
「部屋が散らかっているので、片付けてほしい」と注意したとします。
でも、部屋を片付けてほしいのではなく、きっと「きれいな部屋で気持ちよく過ごしたい」のかもしれません。
であれば、「気持ちよく過ごしたいから、部屋をきれいに片付けてほしいの」と伝えたほうがお互いにわかり合えます。
伝えている言葉の先の、本当に伝えたいことも一緒に添えてみましょう。
本当に言いたいことは何ですか?
3. 続く質問をする

会話をしていく要素で大切なものに「質問をする」ことがあります。
質問をすることで、自分が話をしなくても相手が会話を創り上げてくれます。
でも、その質問にも「会話が続く質問」と「会話が続かない質問」があります。
会話が続く質問は、相手の答えがYESの質問。会話が続かない質問は、相手の答えがNOの質問です。
「野球に興味ある?」「いいえ」
「では、サッカーは興味ある?」「いいえ・・・」
これでは会話が続かないですよね?
その時は、答えがYESになるように質問をしてみましょう。
YESと言ってくれそうな質問を準備して、それから会話を創っていきましょう。
YESと答えてくれるのは、どんな質問ですか?