コミュニティは双方向のやり取りがあって成り立ちます。
ここでは「お互いが伝え合える場」としてのコミュニティを考えていきます。そういった場をまだ持っていない方は、これからつくっていきましょう。

1. 「アンケート」でインタラクティブな関係性をつくる
お互いが言い合える、関わり合える、対話ができる場は、どうつくればいいのか。
具体的にはネット上の掲示板でもいいですが、ログインするのも、その場をつくるのも手間です。
現実的には、Facebookグループが適しています。
もしくは、LINEがよいでしょう。LINEは一斉送信ができ、かつ相手からも変身ができて、そこで1対1で対話ができる仕組みです。
無料で使える通常版でもグループがつくれます。でもこのグループだと、メンバー全員に対してメッセージが流れてしまうので、自分のコメントを見られたくない人には、あまり好まれません。
その点、LINEならば、あなたは一斉に大勢に配信でき、相手からの返信では1対1で対話ができるので、よい関わり方ができます。ただし逆に、LINEでの一斉送信の場合、参加者同士の横のつながりはできません。
なのでここでは、とくに使いやすいFacebookグループで考えます。
2. 実際にFacebookグループをつくったら、どんなことをするのか

「コミュニティのテーマに沿った情報を発信」していきます。
テーマに沿った情報、かつ「相手が欲しがっている情報」だと、お得感が生まれます。そして、ときに相手が返信しやすい情報を発信します。
コミュニティの主宰をしている方からよくある相談に、「Facebookグループをつくって発信したのですが、誰もコメントをくれません。どうしたらいいでしょう?」というものがあります。
じつはグループ内の投稿にコメントをつけるのは、心理的にハードルが高いのです。
そこで、Facebookグループでおすすめなのは「アンケート機能」なのです。
投稿する際に「アンケート」というところをタップするだけでできますので、ぜひ試してみてください。
アンケートならば、ワンクリックだけで双方向のやり取りになります。
たとえばどんなアンケートかというと、コミュニティの活動に関係のあることです。
(例1)お茶会をやるとしたらどこがいいですか?次の4つから選んでください。
・たまにはラグジュアリーなホテル
・気楽なナチュラル系のカフェ
・お酒も飲める、バーやラウンジ
・ピクニック気分で公園
「お茶会をやるならどこがいいですか?」と質問して、答えを自分でコメントしてもらうよりも、はるかに楽に返答できます。
クリックだけなら押しやすいわけです。
1個だけ選ぶ、あるいは何個か選べるという設定もできます。
ほかにも、
(例2)ダイエットで、こんなことで挫折してしまうという理由には何がありますか?
・運動がハードだから
・仲間がいないから
・食事制限が守れないから
・記録を取るのが面倒だから
・その他
このようにすれば、お客様の動向を知ることができて、どんなサービスを考えればいいかのヒントになります。
回答者が、自分で新たに選択肢を追加する機能もあるので活用しましょう。
まずは気軽にやり取りができる、グループ内のアンケートを活用してみましょう。
いかにレスポンスしやすい状況をつくるかが大事