「グズグズしていて、幼稚園に遅れそう〜」
「着替えがうまくいかないからって、かんしゃくを起こさないで!」
「せっかく作ったごはんをひっくり返された〜」
「夫は何も手伝ってくれないし」…。
お母さんは、毎日家族にイライラさせられてばかり。
よく考えてみると、子どもはまだ段取りがわかってないわけだから、
テキパキと動けるわけもない。
夫だって、頼めばやってくれるかもしれないのに、
“察してほしい”とつい思ってしまう。
だから自分が勝手にイライラしているのかも。
でも、毎日同じようなことが続くと、イライラがたまって、
子どもについきつく当たってしまうこともありますよね。
1. お母さんは悪くない
イライラするのは、けっしてお母さんが悪い
わけではありません。
誰だって切羽詰まったらイライラするもの。
それをコントロールしきれてないだけなのです。
でも、こんなイライラを抱えたままだと、
子どもや夫に怒りの感情をぶつけたり、
「早く!」「ダメ!」を連発してしまったり。
頭ではいけないとわかっているだけに、
やってしまったそばから自己嫌悪に苦しむ毎日。
それがストレスになってしまって
また同じことを繰り返してしまうという
悪循環に陥りがちです。
これからチャレンジしていただきたい魔法の質問も、
子どもの話に注意深く耳を傾けたり、
子どもがじっくり考えて答えを出すのを
待ったりする姿勢が必要です。
そのためにはお母さんの気持ちにゆとりがないと、
なかなかうまくいかないのです。
2. まずは悪い感情を吐き出そう
そこで、まずは、お母さんの中にたまったイライラを
全部吐き出すことから始めましょう。
イライラは自分の中では消化できないので、
自分の中から出し切って
すっきりしてから前に進むのが正解です。
イライラを吐き出させるなら、
方法は何でもかまいません。
ジョギングやエクササイズなどで体を動かす、
好きな言葉を聴く、料理をする、
熱いお風呂に入るなどでスッキリするという人は、
すぐに行動に移しましょう。
また、言葉のアウトプットを意識するといいでしょう。
イライラを言葉にすることで、
自分の感情を整理でき、
イライラの本当の原因がわかるという効果もあります。
方法としては、声に出して怒ってもいいし、
愚痴を言ってもOK。
ただし、どこで誰にいうかは注意しましょう。
いくら仕方がないことだといっても、
相手が信頼できる人でなければ、
思わぬ誤解を生むことがあります。
また子どもや夫のことを悪くいうと、
子どもや夫に間違ったレッテルを貼られてしまうこともあるので
気をつけてください。
大声で怒りをぶつけられる場所があれば、
それもスカッとするでしょうが、
そんな場所は少ないですよね。
小さい声でブツブツ言うくらいなら、
トイレでもいいでしょう。
お母さんさえ大丈夫なら、
大音量の環境で叫ぶのがいいかもしれません。
3. ネガティブな感情を紙に書きつけよう
もうひとつ、イライラ解消法でおすすめしたいのが、
イライラすることやネガティブなこと、
今抱えている嫌なことを紙になぐり書きすることです。
「いちいち言われなくても自分でやって〜」
「私だって疲れているのよ〜」
「何でもかんでも私に押し付けないでよ〜」
「いい加減にして〜」
「自分のことくらい自分でしてよ〜」
「グズグズしないでよ〜」
など、普段口にしないような、
人目をはばかるような言葉だってOK。
紙に書くのですから、誰にも見られませんし、
誰も傷つけません。
格好つけている場合ではありません。
心の奥底にある負の感情を
出し切った方がいいのです。
すべりのよいボールペンやサインペンなどで、
感情をぶつけながら、なぐり書きしましょう。
そして書いた紙は、ビリビリに引き裂いて
ポイっとごみ箱に捨てちゃいます。
これで自分を苦しめていたネガティブな感情や
イライラともさようならです。
子育てでイライラするのは、
子どもへの深い愛があるからです。
イライラするからといって、
自分をダメな母親だなんて思う必要はありません。
やさしい気持ちで子どもに接したいと思うなら、
上手にイライラを解消して、
また笑顔のお母さんに戻ればいいのです。
どんな自分になりたい?