今回のテーマは「コントロールしない」です。
コントロールするとは、相手を自分の思う通りに
変えようとすることです。
「わたしはコントロールなんてしてない」と
思う方も多いかもしれませんが、
人は無意識の内に相手に対して何らかのコントロールをしがちです。
大事なことは相手を変えようとしないことです。
相手をコントロールしようとしないことです。
なぜならば、相手を変えようとしても
けっして変わることはないからです。
相手を変えることはできないという意識で関われば、
自分自身のストレスも減っていきます。
1. 外部からの圧力で内部は変えられない
「あの人のここが悪い」
「だからそこを変えてもらわないと」
「あいつの意識を変えないと」
これは、まだ相手を変えようという意識がある状態です。
これで相手が変わるのは、圧力で相手を押さえつけているときです。
しかし、外部からの圧力では内部は決して変わりません。
関係性は関わりあいでできています。
こちらが怒りや不安で対応すれば、相手も怒りや不安で対応します。
こちらが感謝をもって関われば、相手も感謝をもって関わってくれます。
関係性を勝負だと思っている人もいます。
そんなとき考えたいことは、相手と関係性をよくしたいですか?
それとも相手に勝ちたいのですか?
ということです。
コーチやサポーターやパートナーとは競争やスポーツではないので、
勝ち負けは重要ではありません。
本当の目的は何なのかを見失わないことが大切です。
2.相手を変える前に自分を変える
また、相手を変えるという行動は自分を守る行為でもあります。
人は変化を嫌うので、自分が変化しなくてもいいように
相手を攻撃してしまいます。
その攻撃の方法の一つが、相手を変えようとしてしまうことなのです。
相手を変えようとすると変わらないけれど、
自分が変われば相手も変わるのです。
相手を変える前に、小さくでもいいので、
自分が変わることにチャレンジしてみましょう。
自分のどこを変えますか?