ここでは、他人からの視点で「自分の強み」を発見していきましょう。
1. 人から見るとすごいこと
自分ではたいしたことはないと思っていても、人から見るとすごいことはよくあります。
誰にでも、他人のために何かを手伝ったとき、何かをしてあげたときに、「すごいね。ありがとう」とか「助かったよ、またお願いね」とほめられた経験があるはずです。
それがどんなことだったかを、思い出してほしいのです。
2. 他の人からほめられたこと
たとえば、「散らかっている状態がいやで、いつも部屋をきれいにしている」という人がいます。
その人にとっては、部屋が整理整頓されているのが普通なのですが、他の人から「清潔好き」「片づけ上手」「きちんとしている」とほめられて、そこで初めて自分の強みに気づいたりするのです。
「それならば片づけを教える仕事をしてみよう」と思い立ち、それが職業になった人もいます。
会社の同僚でも、仲良しの友達からでも、もちろん家族からでもいいので、「あなたすごいね。これに向いているよ」と言われたものを探してみてください。
3. ほめられることがないんです・・・
どんな人にもほめられることはあります。
なぜなら、短所だと思っていることは、裏を返せば長所だからです。
おおざっぱも、裏を返せばおおらかになりますよね。
ほめられることがないと感じているのは、受け取れていないだけかもしれません。
周りの声に、もっと耳を傾けてみましょう。
・小さい頃、親からほめられたことは何ですか?
・小さい頃、先生からほめられたことは何ですか?
・友達からほめられることは何ですか?
・同僚や上司からほめられることは何ですか?
・お客様からほめられることは何ですか?
・ほめられて意外だなと思ったことは何ですか?
・どこをほめられると嬉しいですか?
・どんな言葉でほめられたいですか?