親であれば、わが子の才能を伸ばしてあげたい
と思うのは自然なことです。
けれど、どうすれば才能を伸ばしてあげることができるのか、
悩んでいる親御さんが多いのも事実です。
子どもはみんな一人一人違った才能を持っています。
だからこそ、万人の子に当てはまる才能の伸ばし方
というものは存在しません。
子育てや教育に関する情報は溢れていますが、
もし有効な方法に出合えていないという方は、
「質問」を試してみてください。
普段、何気なくしている質問を意識的にしてみるだけで大丈夫です。
お子さんとの関わりの中で
よくある場面で使える質問をご紹介していくので、
ぜひ活用してみてください。
今回は、「自転車に乗れるようになったとき」
に使える質問です。
自転車に限らず、子どもが何かを達成したときに問いかけるとよい質問
になっているのでぜひ活用してみてください。
1.気持ちを認識することから”考える”ことは始まる
「やっとできたね」
など、子どもの達成感を否定する言葉がけはやめましょう。
一生懸命に練習して自転車に乗れるようになったわけですから、
まずはたくさんほめて、喜びを分かち合いたいですね。

「勝手にどっか行かないでね」
と、親の心配を押し付けるのもNGです。
そして「今はどんな気持ち?」
と子どもに今の感情を言葉にさせましょう。
「うれしい」
「やった〜っと思った」
など、なんでもいいのです。
しっかりと今の気持ちを認識することから、”考える”ことは始まります。
今はどんな気持ち?
2.成功のポイントを自分で見つける

その上で、
「どうして乗れるようになったんだと思う?」
と質問し、これまでに自分がしてきたことを振り返らせて、
できるようになった理由を考えさせましょう。
この質問のねらいは、成功のポイントを整理して、
次に課題ができたときや困難に出合ったときに、
応用させることにあります。
「毎日1時間練習したから」
「転んでも、あきらめなかったから」
など、子どもが考えた理由を言葉にさせていきましょう。
自分が得たことを実践しながら成功体験を重ねれば、
チャレンジを楽しいと思えるようになります。
「次は何にチャレンジしたい?」
と聞くと
「もっと速く走れるようになりたい」
など、新しい目標がどんどん出てくるようになります。

もちろん「自転車に乗ってどこに行きたい?」
など、これからの楽しみをイメージさせる質問も忘れずにしたいですね。
頑張ったことで楽しいことが増える喜びを味わえば、
やる気アップにもつながるでしょう。
・どうして乗れるようになったんだと思う?
・次は何にチャレンジしたい?