「君ってさぁ、いつもアドバイスしてばかりだよね。」
「あらそう。 じゃあ、どうして欲しいの?
こうして欲しいな!って言い方にするとどうなる?」
「もっと、俺の話を聴いてくれると嬉しいなぁ。」
「そう思ってたのね。そう言ってくれるとよく分かるわ。」

1. Iメッセージ「自分の言葉で伝えること」
自分の気持ちを自分の言葉で、
そして自分を主体に伝えることは難しい。
どうしても、相手を主体として伝えてしまいがち。
「あなたってこうだよね」
「あなたは、〇〇なのよ!」
できれば、自分はこう思う!と伝えて欲しい。
自分の思いを自分の言葉で。
そのほうがあなたの想いが確実に伝わる。
相手に動いてほしい時、
何かを伝えたい時、
自分の言葉で伝えてみよう。
・自分の言葉で言っていなかった言葉は何ですか?
・誰にIメッセージを伝えたいですか?
・どんな言葉を、伝えますか?
・どんな感情を伝えますか?
2. リクエストする「相手に要求を伝えること」

相手に期待だけを持って
ただ待っていただけでは
相手は何をしていいのか分からない。
こんなときは明確にリクエストすることが必要だ。
指示や命令でなく要求。
要求には期待と信頼を添えることを忘れずに。
具体的な要求は
具体的な行動を引き起こす。
相手にとっても分かりやすい、
明確な要求を伝えてみよう。
・リクエストする時に、どんなことに注意をしますか?
・指示とリクエストの違いは何ですか?
・リクエストすることで、相手にどんな意識を与えることができますか?
・リクエストは何をもたらしますか?
3. 奥の答え「掘り下げて相手の本質を知ること」

あなたが聞いたことに対して、
相手が答える。
その答えは本音の答えではないかもしれない。
本質的な答えを何重にも包み、
その表面的な部分を言っているのかもしれない。
「あなたのしたい仕事は何?」
「営業です」
もしかしたら、
営業をしたいのではなく、
人と触れ合う仕事をしたいのかもしれない。
であれば、営業ではなくてもいいかもしれない。
本当の答えにたどり着くための道は1つではない。
本当の答えは奥の奥にある。
・その先の答えを知るために、どんな聞き方をしますか?
・本音で話すのは、どんな状況の時ですか?
・あなたの夢の先には何がありますか?
・それで得られるものは何ですか?
4. 怒りを手放す「すべて受け入れ、信頼すること」

なぜあいつはできないんだ!
そんな怒りが湧き出てくるのは
その後ろに期待があるからだ。
その期待を相手にも伝え
自分でも再確認する。
そして、
相手を信じることによって
結果が変わってくる。
その結果が出るまでに
「待つ」ことが重要だ。
もしかしたら
「待つことなんてできない、忙しいのに」
と思っているかもしれない。
しかし、
相手を信じること、そしてぐっと待つことは
相手を成長させるポイントでもある。
信じて待つこと、やってみよう。
・最近、どんなことで怒りましたか?
・なぜ怒ってしまいましたか?
・怒りを手放すには、どんなことに意識をしますか?
・相手を信じるために、まずは何ができますか?