お母さんたちに“どんな自分”“どんな母親”“どんな妻”
でありたいのか、改めて考えていただきたいと思います。
子育て真っ最中のお母さんは、
どうしても「母親」としての立場で物事を
考えることが多くなります。
でも「母親」としての自分だけになってしまうと、
世界が狭くなって、かえって子育てにゆとりを
もてなくなってしまいます。
1. すべては自分を満たすところから
そこで、もっと自分を満たすため、
子育てにゆとりを持つため、
そして夫といい関係を築くために、
次の質問をしましょう。
答えはすべて正解ですから、
自分の出した答えに自信をもってください。
答えはつど紙に書いていき、
これぞというものがあれば、印をつけておくか、
他の紙に書いて大切に保管しておき、
必要になったときにいつでも見られるように
しておくといいでしょう。
もちろん、答えはいつ修正してもOKです。
どんな自分になりたいんだろう?
自分を満たすことが最も重要なことなので、
まずはこの質問から始めましょう。
といっても、あまり考えたことがない質問だと思いますので、
すぐに答えを見つけるのは難しいでしょう。
この質問の答えは、
何日かかけてじっくり考えて出しましょう。
人に相談せずに、自分だけで考えることがポイントです。
答えが思いつかない場合は、
自分がキラキラしている時を思い出してみましょう。
また、憧れの人がいれば、
その人の魅力がどこにあるか考えてみるのもひとつです。
答えは「常に目標をもった自分」
「物事を前向きに考える自分」「小さなことでくよくよ悩まない自分」
「心にゆとりがある自分」「人に優しくできる自分」
「リーダーシップのとれる自分」「多趣味な自分」など、
いろいろあると思います。
2. 具体的にイメージしてみよう
次の質問です。
どんな母親になりたいんだろう?
「優しい母親」「元気な母親」「ユーモラスな母親」など、
おおざっぱな答えでもいいですが、
「いつも味方になって、子どもを守れる母親」
「何かあったときに子どもが相談しやすい母親」
「子どもを安心させてあげられる母親」など、
もう少し具体的に考えてみると
自分が目指したい具体的な母親像が見えてくるでしょう。
答えが見つけにくい場合は、
自分の周りやドラマなどに登場するお母さんで、
「あんなお母さんになりたいな〜」
と思う人からヒントを得たり、逆に
「あんなふうにはなりたくないな」
と思う人がいたら、反面教師として参考にしてもいいでしょう。
3. 相手の理想を聞いてみよう
3つ目の質問です。
どんな妻でありたいんだろう?
「夫を支える妻」「いつも夫と対等でいられる妻」
「夫の相談相手になれる妻」など
自分だけで答えを出してもかまいません。
ただ、相手がいることですから、
夫が同じ“妻像”を望んでいないと現実離れしてしまう
可能性もあります。
そこで、具体的に考えたいというなら、
夫とちょっと話し合ってみてもいいでしょう。
夫が今どんな状態で、妻にこうしてもらえると助かる、
などがあれば出してもらいましょう。
それで結果として「夫を支える妻」ということになれば、
それはそれでOKです。
他にも夫が
「午前中に会議があることが多いので、朝からしっかり食べたい」
と言えば、
「ボリューミーな朝食メニューを作れる妻」
などでもおもしろいでしょう。
妻がそんなふうに考えてくれているとわかったら、夫も
「僕もどんな夫になりたいか、考えてみる」
「何かして欲しいことある?」
など、夫婦で協力し合う体制ができる可能性もあります。
自分がどうありたいのかを整理しておくことは、
とても意味があることです。
しっかり自分の軸を決めておくと、
問題が起こったときにもぶれずにいられます。
その結果、自分に自信が持てるようになり、
子育てにもゆとりが生まれるでしょう。