
いま、ぼく達夫婦はパリで、いくつもの改善プロジェクトを同時に動かしている。
朝起きた瞬間から頭をフル回転させる毎日。
そんななかで、ひとつの発見があった。
それは「食べること」と「生きること」の、意外なつながりだった。
出典:ポッドキャスト「ライフトラベラーカフェ」
cafe.243 食べても太らないためには
▶ エピソード全文・音声はこちら → Listenで聴く
1. 朝ごはんを抜いたら、止まった
日本とパリには時差がある。
だからこちらの朝は、起きた瞬間からやらなければいけないことが待っている。
息つく間もなく仕事が始まる。
先日、ぼくは朝ごはんを食べ忘れた。
そうしたら、途中でエネルギーが切れて、本当に止まってしまった。
血糖値が下がって、頭が回らなくなる。我慢して続けようとしたら、お腹まで痛くなってきた。
頭を使う仕事は、思っている以上に体力を使う。
それを、身をもって知った朝だった。
あなたは朝の自分に、どんな燃料を入れている?
2. 頭を使う日の、朝ごはん
朝ごはんは食べたほうがいいの?と妻に聞いたら、「ぜひ」と即答された。
妻いわく、朝にとるといいものが、だんだんわかってきたのだという。
まず、軽めのタンパク質。
卵でもいいし、ギリシャヨーグルトでも、プロテインドリンクでもいい。タンパク質をとっておくと、午前中のスタミナが持続しやすい。
そこに、糖分と炭水化物を入れていく。
糖分といっても砂糖そのものではなく、果物の糖分や蜂蜜、少し甘めのヨーグルトくらいでいい。何時間も頭を使って喋り続ける日は、糖分と炭水化物を入れないと脳が追いつかなくなって、それがそのまま全身の疲労になってしまうから。
実際、いまのぼくらは朝ごはんだけでは足りない。
午前中にもう1、2度何かを食べて、お昼で1回力尽きて、午後はカフェでアイデアを話しながらケーキを食べて、夕方帰ってきて夕食前にまた何か食べる。
それくらい、頭はエネルギーを消費している。
あなたが今日、いちばん頭を使うのはどんな時間?
3. 食べても太らない人の秘密

そんなに食べているのに、妻はいつもみんなに聞かれる。
「なんでそんなに食べても太らないんですか?」と。
そのヒントは、妻が一度お会いしたことのある、ある先生の話にあった。
その先生が言うには、砂糖のとりすぎで太ることはないし、病気になることもない。
それは生き方によるのだと。
自分の精神とエネルギーと命を一生懸命使っていれば、糖は脳でものすごく代謝されるから、むしろ必要になる。
よく「糖分をカットしましょう」と言われるけれど、それは自分の許容範囲を超えてとっている場合の話。
その先生自身、原稿を書くときは紅茶に角砂糖を3個も4個も入れるそうだ。それでも70代のいまも元気で、血糖値も高くない。
妻も、あるとき健康診断で血液検査をした。
あれだけ食べているのだから、絶対に糖のことを何か言われると思っていたら、「まったく問題ありません。素晴らしい健康的な食事ですね」と言われてしまった。
ぼくらは顔を見合わせて笑った。本当に食べているものは、言えなかった。
あなたは「何を食べるか」に、どれくらい縛られている?
4. 何を食べるかじゃなくて、どう生きるか
もしかしたら、大事なのは「何を食べるか」じゃなくて「どう生きるか」なのかもしれない。
自分の命とエネルギーを出し惜しみせずに使って生きていれば、入れたものはちゃんと燃えていく。逆にいえば、燃やすものがないまま入れ続けるから、余ってしまうのだ。
最近のぼくらは、フランス人の友人ともよく議論をする。
お茶をしていてもアイスを食べていても、ずっと生き方の話。
「それについてはどう思う?」「どう感じる?」と、どんどん問いを投げてくれる。
頭も心もフルに使う、この時間が楽しい。
そして来週から、ぼくらは車でパリを出て旅に出る。
どこに行くかは、何も決めていない。フランスのどこかの町か村から、また続きをお届けしようと思う。
よく食べて、よく考えて、よく生きる。
それがいちばんの健康法かもしれない。
あなたは今日、自分のエネルギーを何に燃やす?