この章では、前章でつくった項目を元に、コースの各レッスンを作成します。
前章とこの章がオンラインスクールの肝です。
時間はかかりますが、諦めずに取り組んでください。実際に書くことが重要です。
1. 各章のタイトルをつくる
まず、各章のタイトルをつくります。
たとえば、第1章のマインドセットであれば、「大事にしたい3つのこと」とし、「大事なことその1」のタイトルを決めます。
タイトルを決めると、何を話すかについてもほぼ決まりますので、ここでは講座の内容を具体的に考えていきます。「理想のライフスタイルを考える」「理想のワークスタイルを考える」がマインドセットにあたります。
第2章の全体像では、「そもそもは◯◯とは何なのか」といった全体像を伝えるタイトルをつけます。
第3章の前準備では、「どんなことを本番前に考えておけばいいのか」を提案するタイトルを3つを目安につくります。
第4章では、7つのステップであれば、それぞれのステップを達成するためのノウハウを3つのステップにして名前をつけます。
第5章のまとめ2本は、「ふりかえり」と「未来を見せる」です。
未来を見せる動画では、次のオンラインスクールや商品の提案をするのがお勧めです。
ただし、「次は直接受けたほうがいいので、山形まで受けに来てください」のように、バックエンドありきのオンラインスクールは嫌がられてしまいます。また、次のステップを学べるものは、オフラインよりもオンラインがよいでしょう。
延長線上にいきなりオフラインが入るのはお勧めしません。
「次はこのオンラインのコースを受けるといいですよ」という提案に加えて、「そのコースのスペシャルバージョンとして、リアル講座もあります」のように、選択肢を提示する形なら大丈夫です。
こうした取り組みは、まとまった時間をとらないと難しいものです。
できれば週に1回、月に1回、クリエイティブデーをつくり、作業だけする時間を取りましょう。
各レッスン名を考えてみて、どんな気づきがありましたか?
2. 各レッスンを作成する(例)
●はじめに
オリエンテーションと講師紹介
・オリエンテーション
・講師紹介1人目
・講師紹介2人目
・講師紹介3人目
●第1章(マインドセット)
マインド編
・理想のライフスタイルを考える
・ウィッシュリスト
・理想のワークスタイルを考える
●第2章(全体像 or そもそも何なのかを学ぶ)
オンラインスクールとは?
・発信していきたいことは何だろう?
・何のためにオンラインスクールをするのだろう?
・オンラインスクールの概要を学ぶ
●第3章(前提知識、前準備)
強み発見、自分の宝を見つける
・時間とお金をかけたもの(専門性を見つける)
・他人から見た価値を発見する
・キャリアから導く
・趣味の活動からみちびく
・生まれもっと素質から導く
・好きで得意で誰かが喜ぶものを考える
・年表を書く
・強みのタネと、それを喜ぶ人を結びつける
●第4章(具体的なノウハウ前半)
商品コンセプト
・お客様は誰?
・商品コンセプトメイキング(タイトルづくり)
・お客様の困ったをリサーチ
・ニーズとゴリヤクが一致するかチェック
・結果を検証し、商品コンセプトを再考
・商品を確定する
・ゴリヤクを明確にする
・ゴリヤクの魅力度をチェックして改善
商品構成
・オンラインスクールの項目を作成する
・項目を元に各レッスンを作成する
・台本を執筆する
・7日間熟成させる
・撮影の仕方を学ぶ
・仮動画撮影
・自分がお客様になる
・加筆修正
・推敲と校正
・原稿完成!最終チェック
●第5章(具体的なノウハウ後半)
プロモーション準備
・コース設定
・講師設定
・コピーライティングを学ぶ
・販売ページをひな形を元に書く
・無料ステップメールの役割を知る
・プレゼントを用意
・無料ステップメールを書く
商品づくり
・画面キャプチャの方法を学ぶ
・プログラムを動画にする(撮影)
・動画をアップロードする
・PayPal
アカウント作成と、販売ページの設定
・オンラインスクールサイトの最終チェック
・オンラインスクールを公開する
プロモーション
・既存メディアにお知らせする
・広告を出す
改善
・どこがボトルネックになっているか検証する
・改善してチャレンジする
・お客様のフォローをする
・お客様の声をもらう
・お客様の声を販売ページに追記する
●おわりに
(感謝と未来をみせる)
まとめ
・感謝と振り返り
・次のステージへ
【各レッスンの名前を書いてみましょう】目安は全30レッスン
●はじめに [目安レッスン数:1]
●第1章(マインドセット)[目安レッスン数:3]
●第2章(全体像 or そもそも何なのかを学ぶ)[目安レッスン数:1〜2]
●第3章(前提知識、前準備)[目安レッスン数:1〜3]
●第4章(具体的なノウハウ前半)[目安レッスン数:12]
●第5章(具体的なノウハウ後半)[目安レッスン数:12]
●おわりに(感謝と未来をみせる)[目安レッスン数:2]
しつもんオンラインスクールマスター講座
- お金よりも大事なものを味方に
- 時間と場所にとらわれないビジネスモデルとは?
- 新しいビジネスモデルを考える
- オンラインスクールができない10の理由〜前編〜
- オンラインスクールができない10の理由〜後編〜
- 今の状態をすべて捨てて「理想」を考える
- 理想のワークスタイルを考えるときのポイント
- 発信していきたいことは何ですか?
- 自分が経験してきたことの中で「乗り越えてきたもの」
- オリジナル商品作りのポイントは「生の声の状態」
- 商品をつくる前にお客様をつくる
- お金を払ってでも聞きたいこと
- 「これを買うとどうなるんだろう?」がゴリヤクです
- 商品作りより、コンセプト作りの方が価値がある
- 価格には正解がない
- 商品構成の中でも特に重要なところ
- クリエイティブデーをつくる(この記事)
- 評価とは優劣ではなく、本人に実感してもらうこと
- 自分で話をすることで「考え」がまとまる
- 成果が出ないのは「聞き流してなんとなくで終わる」から
- 行動を提案したことは、自分でもやってみる
- 「よい動画」「よい音声」とは?
- 「いい映像」と「品質のよくない映像」の違い
- お客様の感想を集めるコツ
- お客様の質問やリクエストは改善のチャンス